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豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

トリスタンとイゾルデ

2006年10月31日 00時25分38秒 | シネレポ
ワーグナーの傑作オペラやシェイクスピアの戯曲の基にもなった悲恋の物語を映画化。
暗黒時代のイギリスを舞台に、禁断の恋に落ちた男女、トリスタンとイゾルデの悲劇が描かれる。

コーンウォールの領主マークに育てられた騎士トリスタンは戦闘の末重傷を負い、敵国アイルランドに流れ着く。
アイルランド王の娘イゾルデから献身的な介護を受けたトリスタンは、やがて彼女と恋に落ちるが、
イゾルデはマークと政略結婚することになってしまう……。(シネマトゥデイ)

ロミオとジュリエットの原点となった話ってことだったのですが、
そうなの?って感じ。

製作総指揮がリドリー・スコットにしては、なんとなくこじんまりと仕上がっちゃったって印象。
主役は「スパイダーマン」シリーズでお馴染みのジェームズ・フランコなんだけど
何となく魅力薄・・・まだ主役をはれるタマじゃない!?

ビデオで十分かと思います。

号泣でした。

2006年10月28日 00時07分02秒 | シネレポ
「手紙」試写会行ってきました。


川崎のリサイクル工場への送迎バス。最後部座席に野球帽を目深に被った青年の姿がある。
武島直貴(山田)、20歳。暗い目をしたこの青年には、人目を避ける理由があった。
兄・剛志(玉山)が、直貴を大学にやる学費欲しさに盗みに入った邸宅で、誤って人を殺してしまったのだ。

数度にわたる引越しと転職。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は
幼なじみの祐輔とお笑いでプロになることだったが、
毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。

やがてプロのお笑いとしてデビューを果たし、資産家の令嬢の彼女も出来て
順風満帆の人生を送れるとおもった矢先、
犯罪者の身内という誹謗中傷が世間に広まり、芸人も辞め恋人とも破局・・・
兄貴がいる限り、俺の人生はハズレ。そういうこと―。

自暴自棄になる直貴を、深い絶望の底から救ったのは由美子(沢尻)の存在だった。
しかし、その幸せが再び脅かされるようになった時、直貴は決意する。
…塀の中から届き続ける、この「手紙」という鎖を断ち切ってしまおうと。


これは非常によかった。
とても重いテーマーですが、見ごたえありました。
罪と罰、そして償いについて考えさせられます。

加害者の身内の苦悩を描いた作品。
こういう凶悪犯罪のニュースを聞くと、常に被害者の立場で考えてしまうと思うんですが
今まで考えたこともなかった意外な事実を突きつけられた映画でした。

正直、未成年者の犯罪とか、精神鑑定で異常だと判断されて無罪となった話とか聞くと
本人が裁かれないのなら産んで育てた親達を代わりに罰すればイイのにとか思ってました。
が、ごく一部でしょうが、こうした差別や誹謗中傷を受けて苦しんでいる人がいるんだろうなぁってことを
考えさせられました(一応この映画はフィクションですが)

と言っても、決してこの映画は加害者を擁護するような内容ではありません。
人を殺めることの、罪の重さを今までと違った見方で知らしめるような映画です。
加害者本人はある意味塀の中で守られた状況にいるのに対し、
加害者の身内の人間は群衆にさらされて、誹謗中傷や差別を受け苦しんでる。
自分の犯した過ちが被害者の遺族だけでなく、自分の大切な身内も傷つけ苦しめている現実。
自分の犯した罪の重さを感じずにはいられない。

印象的なのは直樹の勤める家電量販店の会長の言葉。
そして剛志の被害者への最後の手紙。
それを受け取った被害者の息子の言葉・・・

ラストは大号泣です。
原作ではミュージシャンという設定らしいのですが、お笑い芸人に変えたところが
実に効果的。あのラストシーンは泣かずにいられない。
玉山鉄二にはやられた。
今でも書きながら、玉山鉄二のあの顔を思い浮かべたら目頭が熱くなってしまう。

今年の助演男優賞は「L」の松山ケンジで決まりだと思ってたんですが(私の中で)
意外なダークホースが現れました!

会場はすすり泣く声があちこちから。
後ろの女の子は嗚咽を上げて泣いてました。
そしてエンドロールが流れ出すと、
”やばい、やばい顔めっちゃやばい明るくなったらやばい
化粧が!化粧が!やばいやばい!マジ出られん
って・・・(笑)せっかく感動してたのに笑ってしまったやんか(爆)

お薦めです

ファイナル・デッドコースター

2006年10月24日 22時51分48秒 | シネレポ
「ブラック・ダリア」「16ブロック」をはしごする予定だったのに
仕事が終わらなくて、予定変更。
レイトショーで「ファイナル・デッドコースター」を見てみることにしました。


予知夢を見た若者たちが次々に事故死する『ファイナル・デスティネーション』『デッドコースター』に続くパニック・ホラーの最終章。

ハイスクールの卒業イベントとしてやって来たアミューズメント・パーク。
仲間たちと一緒にジェットコースターに乗り込んだウェンディは、その瞬間、
壮絶な事故の予知夢を見てパニックに陥る。
結局ウェンディと仲間たちは係員によって降ろされてしまうが、
その直後、ジェットコースターは本当に事故を起こしてしまう。
多くの犠牲者が出る中、九死に一生を得たウェンディたちだったが、
免れたはずの“死の運命”は、形を変えて再び彼女たちを狙い始めるのだった…。

これはただただグロ映像満載ホラー。
ストーリーはシリーズ通してワンパターンの展開。
しかも、必死に謎解きも全く意味がない。
死の運命を変える術なし。待ち受けるのは死のみ。

見どころはなんと言っても、残酷に死に様
死の運命に向かっていく流れが面白い。
突然、グサッとかいう風に死んでしまうんじゃなくて
棚から落ちた棒がホークリフトのスイッチを入れて、それが動き出して・・・みたいに
じわじわと死が訪れてくる様子が面白く、ついついワクワクしてしまう。
グロいけど、リアリティよりもコメディタッチに思えて結構楽しく見れる。

お薦めではないけど、意外と好きなシリーズです。

ジャック・ブラック最高でした。

2006年10月20日 00時16分58秒 | シネレポ
「ナチョ・リプレ」試写会行ってきました

教会の修道院で育てられたナチョはプロレス大好きの問題児が
そのまま大人になってしまったようなチョイダメ人間。
修道院の料理番を担当しているが失敗の連発で修道士たちから馬鹿にされている。
だが修道院の孤児たたちからは慕われ、ナチョも子供が大好きだった。
ある日、街に買い出しに出かけたナチョは、あこがれのスター、ルチャ・リブレの豪華な暮らしぶりを目撃。
また賞金のかかったアマレス大会のポスターを見かける。
普段粗末な食事をしている孤児たちに美味しい物を食べさせたい!それにはルチャ・リブレでお金を稼ぐんだ!
そう思ったナチョだが、修道院の僧侶やシスター・エルカルシオンが猛反対。
そこでナチョは修道院には内緒にして出場することを決める…。


あの”タイガーマスク”のモデルになったと言われている、
実在するメキシコの伝説的ルチャ・ドール(プロレスラー)フライ・トルメンタ
の実話を基に描かれた本作。
でもタイガーマスクのように強くもなければかっこよくもない!
そんなナチョが・・・大好き!

これは面白かったぁぁぁあ
もうジャック・ブラック最高です!!

はっきり言って話はたいしたひねりもなく、ありきたりなお話。
それがこんなに魅力的な映画に思えるのは、ジャック・ブラックの怪演ぶり。
今まで以上の怪演ぶりでした。
今まで同様、表情や動きに加え、さらにピチピチタイツ姿と体型を駆使して
笑わせてくれます。ほとんど反則技です。まるで上島竜平みたいな体型!
タッグを組む”ヤセ”もすっごい濃いいキャラ。
この映画はこの二人のキャラクターで成り立ってると言っても過言でありません。
とにかく終始ニヤケ顔で見てました。
感動の涙は微妙。もっと泣けたら完璧だったのですが・・・

個人的には大爆笑で、大好きな映画。
ただ万人にお薦め出来る映画ではありません。
見どころはジャック・ブラックですので、ジャック・ブラックに興味ない方が見ても
ただの変なおっさんがタイツ姿でバカやってるとしか思わないはず。
ジャックファンなら是非どうぞ、そうじゃない人はまずジャック・ブラックを好きに
なってから見てもらいたい。

そこでお薦めのジャック・ブラック主演作の紹介

スクール・オブ・ロック
私の殿堂入り作品の一つ。意外な才能の歌も披露
愛しのローズマリー

この2本を見ればジャックのファンになること必至!?

つまらん!!

2006年10月16日 16時05分46秒 | シネレポ
驚異的な運動能力と恐れを知らない冒険心でパリの街中で高層ビルを昇り降りする実在のストリート・パフォーマンス集団“ヤマカシ”。

パリから、タイのバンコクへ舞台を移し、世界に誇るユニットになったYAMAKASIが、
子供たちに技術を教えるためのジムを開く。
ところが、バンコクでYAMAKASIを待ち受けていたものは、チャイニーズ・マフィアと日本のヤクザの裏社会での大抗争。
タイを舞台に裏社会の抗争に巻き込まれ、たった7人で悪に立ち向かう

これはちょっとダメダメでした
ビルからビルに飛び回るヤマカシの華麗なアクションは前作同様見ごたえあるものの
ストーリーがてんでダメ。
くだらない。バカバカしい。呆れるほど無茶苦茶。
ダラダラとただ長ったらしいアクションはせっかくの見どころが台無しに。
ただただ退屈で見るに耐えられない内容でした。

駄作。見る必要無し
3本ハシゴのしめは最悪の終りとなってしまいました。

アタゴオルは猫の森

2006年10月16日 14時44分54秒 | シネレポ
日曜日、久しぶりの3本はしご。

まず1本目は「アタゴオルは猫の森」を見てみました。

これって30年も前に連載を開始した漫画なんですねぇ。
まーーーーったく知りませんでした。
で、全然予備知識もなく、なんとなく予告を見て面白そうだったので
見てみることにしたのですが、
まあまあ楽しめました。

まるで日本版ピクサー映画のような、フルCGアニメーション。
ピクサーにはさすがに見劣りするもののなかなかの出来。
結構毛並みのフワフワ感出てました。

人間と喋る猫が共存する、ファンタジーな世界。世界観はなかなかイイ感じ
トラブルメーカーのヒデヨシのキャラはちょっと一癖あって、あまり好感が持てないところも・・・
ヒデコが可愛過ぎ。

人間がまるでヤフーのアバターにそっくり。
間違いなく同じ人の画風だと思います。

声優さんは誰一人として、顔が浮かぶようなことはなかったです。
あとで調べてみると、夏木マリさんとか出てる!湯婆ばの人?あとグランマ。
全然気づきませんでした。ヒデヨシが山ちゃんだったのも全然わかんなかった。

まあ、賑やかでそれなりに楽しめる映画でした。



2本目は「アダム」を見る予定だったんですが、待ち時間が長かったので
ちょうど待ち時間も短く、今週一杯で終わってしまうってこともあったので
2回目の「もしも昨日が選べたら」を見てきました。

やはりイイですね。
人間って失って初めて大切なものに気付く、愚かな生き物なんですよね。
そんな見失いがちな大切なものに気付かせてくれるような映画。
改めてホロリとさせられてしまいました






WTC

2006年10月13日 10時27分34秒 | シネレポ
「ワールド・トレードセンター」見てしまいました。

9.11同時多発テロの標的となったワールド・トレード・センターを舞台に、
大惨事から奇跡的に生還した男の姿を描く実話を基にした感動ドラマ。

社会派映画監督オリバー・ストーン監督ということで、かなりリアルで生々しい描写をされるのではと
心配だったんですが、それほどではなかったと思います。

とは言え、やはりビルが崩落するシーンは全身震えるくらい恐怖を感じるものでした。

「ユナイテッド93」は絶望への一路を辿るドキュメントタッチの映画だったのに対し
こっちは絶望的な状況の中での一筋の希望の光を描いた映画。

政治的な観点からは一切描かれておらず、生還した2人の警官とその家族にのみ着目して描かれてました。
もちろん涙なくしては見れません。

映画では二人の警官は無事生還するものの、実際のテロの犠牲者は2700人以上
うち救出に向かった消防士343人、警官23人。
エンドロールで、犠牲になった警官の名前が全員出てきます。

目をそらしたり、無関心を装ってはいけない出来事ではあるけど・・・
やはり、こうした映像としてみるのはまだ辛いです。

地下鉄(メトロ)に乗って~舞台挨拶編~

2006年10月12日 01時29分32秒 | シネレポ
「地下鉄(メトロ)に乗って」行ってきました。

久し振りの舞台挨拶付の試写会
ゲストは岡本綾さん。
正直、今までほとんど気にもとめてなかった女優さん。
調べてみると結構出演してるドラマや映画観てたんですが
全く印象に残ってないくらい興味のなかった女優さんだったんですが

舞台挨拶をみてガラッと印象が変わりました。
すっごい明るく元気にハキハキと喋る方ですっごい好印象。
俳優さんって意外とこういう挨拶で喋るの苦手というか、
緊張してでしょうけど、あまり喋らないことが多い中
岡本さんはホントによく喋ってくれました。
(質問される内容もその答えもすでに打ち合わせ済みだったのかもしれませんが)
それでも、すっごく好感度アップでした。

それにしてもほんの数十分前に生で見た女優さんのラブシーンを大画面で見るってのは
なんともドキドキするものでした(笑)

話の内容は、常盤貴子と堤真一は高校が一緒だったらしく、ローカルな話で盛り上がってたとか
堤さんは関西出身だから普段はバリバリの関西弁で喋る人だとか
堤さんとは恋人役だけど、普段はまるでお父さんと娘って感じで
コンビ二とかに買い物に行ったら、必ずお菓子を買ってきて、「これ食え!」って言って
渡されてたとか。

岡本綾さん、大変好きになりました単純な奴・・・



出口でアンケートに答えてもらったヤギのストラップ
何ゆえヤギ?映画と全く関係ないし(笑)
しかも、「ハイジ」って書いてある。
映画「ハイジ」のおまけのあまり?
にしても、何ゆえこの映画で配る??


フラガール

2006年10月11日 11時12分43秒 | シネレポ
「フラガール」観ました!

昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に、
フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ

時代の波で閉鎖に追い込まれた、とある炭坑の村では、危機的な状況の中、
炭坑で働く人々はツルハシを捨て、北国の寒村を“常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。
村の少女たちは腰みのをつけ、肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを踊りはじめるのだが……。 (シネマトゥデイ)

これはなかなか良かったです
若干、ありがちなスポ根モノに似た話とも言えるんだけど
そこに当時の時代背景が上手く絡み合って見ごたえあるものになってたと思います。
脚本がよいのと、出演者が魅力的なことで、全然だれずに楽しめました。

松雪泰子はボチボチでしたが、やはり良かったのは蒼井優。
この子はホントにイイッ!田舎娘の役もはまってるけど、フラガールとなって
綺麗に化粧した時の美しいこと!見惚れてしまいました。
それとしずちゃんも意外とイイ役どころで、まさかしずちゃんに
ウルッとさせられるとは思いませんでした
見所はやはり女優さんたちでしょう。
ラストのフラダンスショーもとても素晴らしかった。
特に蒼井優のソロのシーンは(かなりひいき目)

富司純子は、なかなか迫真の演技を見せてたとは思うけど
なんとなく炭鉱で働く女のイメージからかけ離れてるように思えて違和感を感じた。
豊川悦二はなんだかなぁぁって感じ・・・

笑いも随所に散りばめられてて、大変楽しく、ウルウルしつつ楽しめました。


夜のピクニック

2006年10月09日 18時12分36秒 | シネレポ
全国の書店員が選ぶ第2回本屋大賞を受賞した、恩田陸の同名ベストセラー小説を映画化した青春ドラマ。

高校生活最後の伝統行事「歩行祭」を迎える甲田貴子(多部未華子)は、
一度も話したことのないクラスメイト西脇融(石田卓也)に話しかけようと考えていた。
2人は異母兄妹の間柄で、そのことは誰にもいえない秘密だった。
一方、融も貴子を意識しながらも近づくことができず、
事情を知らない友人たちが勘違いして、告白するようけしかける。


青春っていいなぁぁ、若いって素晴らしい!って、思わされる映画。
とても眩しく輝いて見えました。
と、同時に自分の学生時代のことを思い出したりして、楽しめました。

ただ、見てて思ったのは、予告でイイところ見せすぎなんじゃないかなぁってこと。
貴子と西脇が異母兄弟って事は言わない方が良かったのでは。
二人の関係は劇中ではずっと明かされないまま、後半まで進んでいくんだけど
予告で知っちゃってるから、そんなに引っ張っても何の意味もないって感じ。
知らずにみたら、ああ、そうだったのかぁって結構サプライズになってたと思うのに。
そこがちょっと残念。

多分若い子たちよりも大人の方が楽しめちゃうかもしれない映画です。


ザ・センチネル 陰謀の星条旗

2006年10月08日 19時48分00秒 | シネレポ
レーガン大統領を暗殺者の魔の手から救ったこともあるベテランのシークレット・エージェントが、
大統領暗殺計画の汚名を着せられるサスペンス・アクション。

ベテランのシークレット・サービスであるギャリソン(マイケル・ダグラス)は、ファーストレディのサラ(キム・ベイシンガー)と不倫中。
そんな中、彼の同僚が自宅前で射殺され、ギャリソンのかつての部下、デヴィッド・ブレキンリッジは事件の捜査を開始。
しかし事件が解決せぬ内に、ギャリソンに接触してきたタレ込み屋から、大統領暗殺計画の存在と、
それにシークレットサービスの高官が関わっているという情報がもたらされ…。
シークレット・サービスが大統領警護の任務に就いてから141年。
内部の何者かが大統領暗殺計画に関与しているという情報によって、
揺るぎない忠誠心を誇ってきた組織に激震が走る。

「24」シリーズのキーファー・サザーランドと、マイケル・ダグラス主演。

特に惹かれる要素はないのに、ただ何となく見てみました。
前半は思いのほか楽しめたのですが、後半がイマイチ。
意外と予想のつかない展開で結構、真剣に見入ってたんだけど
あまりにも突然何の伏線もなく、犯人容疑者が明らかになる展開にはちょっと・・・
ありがちと言えば、ありがちな話。
あとマイケル・ダグラスが何かいまひとつというか・・・
もうちょっと派手なアクションの出来る俳優さんだったら
逃亡アクション映画として見れたのに、何か中途半端。

まあファンの方だけどうぞって感じでしょうか。
ビデオで十分でしょう。

変態ブーツ

2006年10月06日 15時00分02秒 | シネレポ
「キンキーブーツ」行ってきました。

東京では大盛況と聞いてたんですが、こちらでの客入りはボチボチって感じでした。

「キンキー」ってのは「変態」って意味だそうです。
だから変態のブーツってタイトルなわけです。
これって実話を基にした映画だったんですね。

代々続く靴工場の後を継いだダメ息子チャーリー。
工場はたくさんの売れ残った靴の在庫を抱え、倒産寸前。
15人の従業員を泣く泣く解雇したものの、状況は変わるわけでもなく
路頭に迷うばかり。

ある時街でからまれているローラを男たちから助ける・・・はずが
逆にぶっ倒れて介抱してもらうはめに・・

お礼にブーツをプレゼントするものの、センスの悪さに激怒される

そこで!このダメ社長が起死回生に考えた新商品が・・・
SM女王様の履くブーツ。しかも男用(おかま用)サイズ!
ドラッグクィーンのローラをデザイナーに向かえ、従業員と一願になって新製品を開発!
キンキーブーツを引っさげて、いざ!ミラノのシューズショーへ!!

なかなか面白かったです
非常にキャラクターがユニークで良いです。
田舎町の工場に突如現れたドラッグクイーンに戸惑い偏見の目を持った男達が
次第に心開いていくところはなかなかグッとくるものがあった。
特に腕相撲のシーン!
男前だったのはローラの方!

こういうところで女々しいのは男のほうで、女の方が柔軟性があってたくましい。
他にもサブキャラが魅力的なのが目立つ。

特にローラ役の俳優さんの芸達者ぶりはお見事でした。
ラストの舞台のシーンは圧巻でもっとたっぷり見たかったくらい。

これも笑えて、ホロリとして、感動できて、心温まるお話でした。


二つ釈然としないのは、レストランで女装して現れたローラを
なんであそこまで罵倒したのか?
まあ、あれのおかげでラストはドラマチックになったんだけど・・・
あれなんだったのかなぁって思っちゃった。
それと、なんでチャーリーはあのショートヘアーの従業員の女の子とうまくいっちゃってるわけ?
婚約者はどうなったん?

アダム・サンドラ、ハズレ無し!

2006年10月04日 17時41分06秒 | シネレポ
「もしも昨日が選べたら」に行ってきました。

人生を早送りできる不思議なリモコンを手に入れた男が、
時間の大切さや家族の愛について考えるファンタスティック・ドラマ。

仕事優先で家族を顧みない建築士のマイケル(アダム・サンドラー)は、スーパーの怪しげな店員モーティ(クリストファー・ウォーケン)から
人生を操作できるリモコンを与えられる。
早速使い始めたマイケルはペットの吠え声を消音したり、妻ドナ(ケイト・ベッキンセール)との口論を早送りしたりと、
面倒なことをすべて回避しようとする。

そして、出世が先延ばしになってしまったマイケルは、このリモコンで出世後まで早送りをしてしまう・・・



これは良かったぁぁぁ!
めちゃめちゃ面白かったぁぁ。今年のベスト10入り間違いないでしょう。
最高に笑えて、泣けて、感動出来て、完璧ですね。

バック・トゥ・ザ・フューチャーの博士のような店員、ドラえもんの道具のようなリモコン
小生意気な隣のくそガキとのやり取り、アヒル相手に腰を振る名演技の犬。
どれも大爆笑です。全て私の笑いのツボでした。
リモコンで早送りした時に、頭の中だけ追いついてないのは不自然な気もしたけど
アダムが自分の変り果てた風貌に驚くところは最高に面白い。
個人的には、もうちょっと下品でも良かったかも。
もし、時間が止めれたら・・・色々想像しちゃうの私だけ(笑)?

あと泣かせる演出は抜群でした。
お父さんの最期の言葉を何度も巻き戻して見るシーン。
泣けます!泣かない人いないでしょ、あれ。
それもアダム・サンドラーの表情、動きがイイから尚更のめりこめる。
あれはやはりコメディ俳優ならではのものでしょうね。

家族への愛についてのメッセージも、押し付けがましくなく
説教じみてなく素直に微笑ましく受け入れられます。
(脚本がイイんだなぁぁ、ホント巧い、イイ!)
とーーっても温かい気持ちになれる映画です。
もう一回くらい見ておこうと思います。
もちろんDVDは買いですな。

絶対お勧め!お見逃しなく!

ここ最近見たアダム・サンドラーの主演作どれもイイですね。
「50回目のファーストキス」は去年の私のNO1だったし、
「ロンゲストヤード」も間違いなく今年のベスト10入りするでしょうし、
これも今のところ暫定1位といっても過言ではない素晴らしい出来でした。
アダム・サンドラー、日本ではイマイチ人気も知名度も低いのが不思議でなりません。
これからも要注目ですね


ケイト・ベッキンセールも今回良かったです。
初めていいなぁぁって思いました。
「パールハーバー」なんかイマイチだったし、「アンダーワールド」でアクション路線に
行ったもののなんだかなぁって感じだったけど、今回はイイ!
すごく綺麗でした。こういうケイトだったらまた見たい。

この子供達も可愛い。大人になった時の変わりぶりは笑えます。

9月の総括

2006年10月03日 01時29分41秒 | シネレポ
9月に観た映画

アルティメット
佐賀のがばいばあちゃん(2回目)
ラフ
親指さがし
出口のない海(試写会)
ゆれる
トランスアメリカ
マッチポイント
笑う大天使(ミカエル)
釣りバカ日誌17(2回目)
パイレーツ・オブ・カリビアン-デッドマンズ・チェスト- (3回目)
紙屋悦子の青春
ダメジン
X-MENファイナルディシジョン
幻遊伝
LOFT-ロフト-
ゲド戦記
バックダンサーズ!
シュガー&スパイス -風味絶佳-
ハードキャンディー
ローズ・イン・タイドランド
LOVE HOTELS-ラブホテルズ
ザ・フォッグ
機械仕掛けの小児病棟
ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT 
愛と死の間に
レディ・イン・ザ・ウォーター(試写会)
イルマーレ 

9月もちょっとイマイチ。まあまあってのはぼちぼちあったけど
良かったぁぁぁってのは「X-MEN」くらい。
次が「イルマーレ」か
試写会たったの2本しか当たらなかった。
これって史上最低記録かも・・・・
10月に期待!


10月公開作品


(上映中)
キンキーブーツ
フラガール
記憶の棘
アガサ・クリスティの奥様は名探偵
太陽
THE WINDS OF GOD -KAMIKAZE-
マスター・オブ・サンダー決戦!!封魔龍虎伝
夜のピクニック 
スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ 
涙そうそう 
永遠の法
オトシモノ
サイレントノイズ

(10/7より)
そうかもしれない
ハッスル&フロウ
ふたつの恋と砂時計
ファイナル・デッドコースター
ザ・センチネル 陰謀の星条旗
マックス!!!鳥人死闘篇
ワールド・トレードセンター

(10/14より)
カポーティー
親密すぎるうちあけ話
ミュージック・クバーナ
青春☆金属バット
16ブロック 
アタゴオルは猫の森
アダム
ブラック・ダリア

(10/21より)
パビルオン山椒魚
地下鉄(メトロ)に乗って
スネーク・フライト
天使の卵
トリスタンとイゾルデ 

(10/28より)
トンマッコルへようこそ
父親たちの星条旗
ただ、君を愛してる 
長州ファイブ 
虹の女神 Rainbow Song
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ 

大作、話題作というのはあまり見当たらない印象。
特に期待作は見当たらないかな。が、しかし!
こういう時こそ、思いがけない良作にめぐりあえる可能性大。
評判にとらわれず、何でも見てみると意外と良作が隠れてるかも。
何でも見てみるべし


時空を超えた遠距離恋愛~イルマーレ

2006年10月01日 16時23分52秒 | シネレポ
「イルマーレ」を見てきました。

同名の韓国映画をハリウッドでリメイクした純愛ラブストーリー。
2006年、シカゴの病院で働くことになった女性医師ケイト(サンドラ・ブロック)は、
湖岸に立つ一軒家からシカゴ市内に引っ越すことに。
郵便受けに次の住人へのメッセージを残した彼女は、
後日返事を受け取るものの、それは2004年を生きる建築家の青年アレックス(キアヌ・リーブス)からの手紙だった。

キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック、「スピード」以来12年ぶりの共演作。
この二人が一緒に出てるってだけで、見ごたえを感じます。

なかなか良かったです。
2004年と2006年の常に2年の時間差のある世界での遠距離恋愛。
アイディアはなかなかのもの。さすが元ネタは韓国ラブストーリー
ちょっと無理はあるけど、面白い。

特に、イルマーレで会おうとする時のシーン。
2004年のキアヌは2年後の明日に予約を入れる。
僕は2年後にイルマーレに会いに行くから、君は明日来てくれって
な~んか、すごくよかった。巧いなぁぁって思わずニンマリ。

クライマックスは読める展開で思ったとおりの展開だったけど、
これを果たしてどうまとめてどんな結末に持っていくのか、ドキドキしながら見てたんですが
結末はちょっとツメが甘い感じ。
ちょっとタイムトラベルものとしては、粗が目立つ。

あれじゃあ世界がガラッと変わっちゃうんじゃ??
ま、そんな意地悪は言いっこなしでしょうか。
タイムトラベルものとしてでなくラブストーリーとしてみればなかなかイイ映画。
意地悪な事考えなければ、とても爽やかな気分で見れる映画でした。