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豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

ラッシュアワー3

2007年09月05日 15時45分38秒 | シネレポ2007
ジャッキー・チェン&クリス・タッカーの異色刑事コンビが、過激なアクションと
マシンガン・トークで大暴れする大ヒットシリーズ第3弾。
花の都パリを舞台に、中国マフィアと壮絶な死闘を繰り広げる。
2人の脇を固めるのは、スウェーデンの名優マックス・フォン・シドー、ロマン・ポランスキー監督など
多彩な顔ぶれがそろった。
今や国際的に活躍する真田広之が最強の悪役を演じ、
エッフェル塔でのジャッキーVS真田のアクション対決は必見。

在米香港領事館の大使が、中国マフィア“シャイシェン”の存在を突き止めたために狙撃される。
一命をとりとめた大使と娘を守るかたわら、シャイシェンを追跡することになったリー捜査官とカーター刑事。
事件を解く鍵がフランスにあることを突き止めた2人は、パリへ飛ぶが……。
(シネマトゥデイ)



なかなかでした。
ストーリーは首を傾げたくなるようなところも多々あったけども
見ごたえあったのは真田広之。
悪役だけど、存在感あってカッコよかった。
特にラストのエッフェル塔でのジャッキーとの対決シーンは凄かった。
ジャッキーも50過ぎてよく頑張ってると思います。
クリス・タッカーはあのマシンガントークが売りなんだろうが、相変わらずうるさいだけでした。
工藤夕貴も出てましたねぇ。
ジャッキーとのアクション頑張ってました。

前2作を見ておかないとわからない話もちょっとあったけど
全然頭使わずに見れて、楽しめました。

TAXi 4

2007年09月04日 10時37分07秒 | シネレポ2007
フランスきってのヒットメイカー、リュック・ベッソン製作のフレンチ・カーアクション第4弾。
今回はヨーロッパ全土から指名手配される凶悪犯“ベルギーの怪物”が逃亡し、
刑事のエミリアンとタクシー運転手のダニエルが一味を追ってモナコへ向かう。
監督は前作に続きジェラール・クラヴジックが担当。
406から407に進化し、レーシング仕様にカスタマイズされた純白のプジョーの
スタイリッシュな走りにも注目。

それぞれの息子が地元の少年サッカーチームで一緒に練習に励むなど、
穏やかな日々を送るスピード狂のタクシー運転手ダニエルとドジな刑事エミリアン。
そんな中、17か国から指名手配される凶悪犯“ベルギーの怪物”を護送する任務が、
マルセイユ警察に舞い込む。
しかし、エミリアンのドジで犯人に逃げられてしまい……。
(シネマトゥデイ)



主役は一体誰?? この人?

とにかく出てくる人物、敵も味方も全員バカ、バカ、バカ!バカばっかり。
とくにあのバカ署長のパワーアップぶりは、もう完全に主役を食ってしまってる。
ほとんど主役級の活躍ぶり。
あそこまでやられると、笑うしかないってくらいバカやってます。

おかげで主役のタクシードライバーのはずの、ダニエルがすっかり影が薄くなってしまった印象。
一番の見所のはずのカーアクションもほとんどなくなってしまったのが残念。
まるで「釣りバカ日誌」に釣りのシーンがほとんどないのと同じ感じ。
せっかく車も406から407にモデルチェンジして、変形シーンもCG使ったりして
超カッコよかったのに見せ場が少なかったのはもったいない。

とりあえず、めっちゃ笑えます。
面白かったけど次回作・・・あるならば、もうちょっとカーチェイスとかカーアクションを増やして欲しいです。





ブラインドサイト

2007年09月03日 19時22分12秒 | シネレポ2007
チベットに住む目の見えない子どもたちがエベレスト登頂を目指すドキュメンタリー。
盲目のドイツ人教育者サブリエ・テンバーケンが設立した盲学校の生徒たちが、
世界的な盲人登山家エリック・ヴァイエンマイヤーらと登山に挑む様子を、
障害者への偏見ゆえ社会から差別されてきた子どもたちの生い立ちを交えて描く。
自らの可能性を信じて困難に立ち向かう子どもたちの姿だけでなく、
彼らをサポートする大人たちの価値観の対立も映し出され、興味深い。

古くからの迷信で盲人への偏見が根強いチベット社会で、盲目のドイツ人教育者サブリエ・テンバーケンが
盲人学校を設立した。
数年後、盲人として史上初のエベレスト登頂を成し遂げたアメリカ人登山家エリック・ヴァイエンマイヤーを学校へ招待し、
生徒たちとエベレストの北側、標高7000メートルのラクパリに挑む。
(シネマトゥデイ)



まず驚いたのは、チベットでは障害者であるはずの盲人が差別され虐待されているということ。
盲目には前世で悪行をやらかしたからなったのだという、強い偏見が根付いていて
小さな子供までが、罵声を浴びせられたりして酷い差別を受けている。
ちょっと信じられないような現実でした。

確か中国でも盲人だからってバカにされないように杖は使わないで歩くというのを
何かの映画で見た覚えがあります。
盲人にやさしいのは日本だけなのか?
日本だと絶対有得ないことじゃないでしょうか?
つくづく日本は住みやすい国だと思いました

そんな差別に立ち向かうべく、エベレスト登山に挑む子供たち。
生い立ちなんかも交えながら描かれていくのだが、
なかなか胸にグッとくるものがありました。

が、子供たちの姿よりもむしろ、同行するサポーターの大人たちの
葛藤とか対立の方が色濃く描かれている感じ。
もうちょっと子供たち中心に描いてもよかったかも。

まあまあでしたね。

プロヴァンスの贈りもの 

2007年08月30日 11時03分07秒 | シネレポ2007
ロンドンの敏腕ビジネスマンが、南フランスの地で人生を見つめ直す様を描いたヒューマンドラマ。
巨匠リドリー・スコットが、30年来の友人でもあるピーター・メイルのベストセラー小説を映画化。
『グラディエーター』でもスコットと組んだラッセル・クロウが主人公のビジネスマンを演じる。
また、主人公の少年時代を『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモアが好演。
南フランスのゆったりした空気をとらえた美しい映像も必見。

ロンドンの金融界でトレーダーとして多忙な日々を送るマックスのもとに、
10年も疎遠にしていたヘンリーおじさんが亡くなったとの知らせが届く。
遺産を相続することになったマックスは、ヘンリーが住んでいたプロヴァンスのぶどう園を訪れるが……。
(シネマトゥデイ)



リドリー・スコット監督といえば「エイリアン」「グラディエーター」「ハンニバル」など
アクション系ハードボイルド系を多く手がけた印象が強い監督。
そんな監督がラブストーリーを作るなんて珍しいと思い、見てみることにしました。
主演は「グラディエーター」以来のタッグを組むこととなるラッセル・クロウ。

どんな異色のラブストーリーかと思いきや、これがなかなか。
ストーリー自体はそれほどひねりもなく、目新しさがあるものではないんだけど
舞台のプロヴァンスってのがイイ。
風景はもちろん、そこに住む人間、時間の流れまで全てに憧れてしまう。
普段飲まないワインもあの風景の中でなら飲みたい気分に。

ラッセル・クロウが敏腕トレーダーでありながら、ちょっとだらしない男を
コミカルに演じていたのはかなり好印象。

大人の夏休みって感じで、心地よい気分で見れました



天然コケッコー 

2007年08月28日 11時10分27秒 | シネレポ2007
くらもちふさこ原作の同名人気少女漫画を、『リンダ リンダ リンダ』の俊英山下敦弘が映画化。
脚本は『ジョゼと虎と魚たち』の渡辺あやが担当し、甘酸っぱい初恋や、
友人や家族との何気ない日常を、のびやかに描き出す。
みずみずしい魅力を発揮するヒロインに、映画初主演の夏帆がふんする。
島根・浜田の四季の移り変わりや人々の心温まる交流に癒される。

小中学校合わせても、たった6人の生徒しかいない田舎の分校に、
東京から転校生の大沢(岡田将生)がやってきた。
そよ(夏帆)は、都会の雰囲気漂う大沢に心ときめくが、彼の冷たく乱暴な言動に戸惑いを覚える。
しかし、海水浴でのあるできごとをきっかけに、そよの大沢に対する印象が変化し始める……。
(シネマトゥデイ)

何か良かったです(何かって?)
小中合わせてたった6人しか生徒がいない田舎の分校に、都会から転校生がやってくる。
ただそれだけのこと。
特に大きな事件が起きるわけでもなく、平々凡々な日常が描かれているだけ。

都会からの転校生が田舎に馴染めずに色々と問題を起こすのかと思いきや
しっかり溶け込んじゃって、ちゃんと下級生の面倒みたりして、とてもイイ奴。
そんな彼とそよの初恋のエピソードもとっても素朴で可愛らしくてイイ。

そよの父親と大沢の母親との不倫問題が何か波乱を巻き起こすかと思いきや
特に大事件には発展せず。
まああの雰囲気の中ではそれで良かったのかも。
実はそよと大沢は兄弟だったなんてドロドロした話は似合わんもんね

淡々としてるのに全く退屈せずに見れてしまう不思議な魅力ある映画。
何と言ってもキャラがみんな魅力的。

田舎のスローライフに憧れてしまった。

キャプテン

2007年08月23日 16時09分22秒 | シネレポ2007
1972年に「月刊少年ジャンプ」で連載されるや一大ブームを巻き起こした、
ちばあきおの同名傑作コミックを実写映画化。
中学野球部の少年たちの成長を、原作の大ファンである『GUN CRAZY』シリーズの室賀厚監督が
テンポよく描く。
野球ができることを条件に選ばれた少年たちが、“墨谷二中ナイン”にふんするほか、
筧利夫、小林麻央ら多彩な面々が脇を固める。
逆境でもあきらめずに努力する少年たちの姿が、さわやかな感動を呼び起こす。

墨谷二中に転校してきた谷口タカオ(布施紀行)は野球部に入部して早々、
名門の青葉学院にいたことからキャプテンに任命されてしまう。
しかし、青葉の野球部には3か月しか在籍していなかった上、球拾い専門の補欠部員だった。
初めての練習試合でミスを連発し、ナインに呆れられた谷口は、一念発起して秘密の猛特訓を開始する。
(シネマトゥデイ)


祝!佐賀北高校優勝
ホークスも見習ってもっと頑張れ

それはおいといて・・・

これは面白かったぁぁ
まさに熱血スポ根ドラマの王道中の王道。
仲間、友情、努力、いいものが一杯詰まってて
私のもろツボでした。

夜中に父親と秘密の猛特訓をするとことか大好きですねぇ。
そしてチームメイトたちと友情を育みながら、一致団結して目標に向かって
努力して突き進む姿は見ててウルウルもんでした。


役者は野球が出来ることを条件に選ばれたということで、若干芝居はセリフ棒読みな感じでは
ありましたが、それもまあ気にならないレベルだったかと。
気にならないくらい、はまってた?

脇を固める大人たちも邪魔じゃなくて、イイ感じにストーリーに溶け込んでいたかと思います。
2週間で家を建てるってのは、あまりにも無茶だったとは思うが・・

最近野球好きになったこともあって、爽やかな感動は大きかったです。
お奨めです。

Life 天国で君に逢えたら 

2007年08月22日 10時46分02秒 | シネレポ2007
38歳でガンのため他界したプロウィンドサーファー、故・飯島夏樹のエッセイ
「天国で君に逢えたら」「ガンに生かされて」を基に映画化した感動作。
日本のプロ・ウィンドサーファーの先駆けとして活躍する主人公が、
ガンを患いながらも妻や子どもたちの助けで最期まで力一杯生き抜く姿を追う。
ハワイでの大迫力のサーフィンシーンも必見。

夏樹と寛子は、サーフィンを通じて知り合い、お互いに一目で恋に落ちた。
意気投合した2人は付き合い始め、やがてハワイで挙式する。
プロ・ウィンドサーファーの夫とともに世界中を回っていた寛子も、妊娠後にサーフィンを引退。
子宝にも恵まれ、幸せな日々を送っていた彼らだが、ある日、夏樹が肝細胞ガンだと診断され……。
(シネマトゥデイ)



試写会で見てきました。
評判は上々のようで、試写会場私の周りでもかなり泣いてらっしゃる方がいっぱい。

だったんですが、私はあまり泣けなかったし感動的ではなかった・・・かな。
飯島さんのことは詳しくは知らないんですが、それほど賞賛するような人には見えなかったような・・・
確かに晩年は死を受け入れて穏やかでいつも笑顔を絶やさずに精一杯生きてこられたところは
感動的ではあるけど、それ以前の彼はそこまでイイ人には思えなくて・・・


とはいえ、子供たちとのやりとり(特に長女)には思わず涙腺ユルッってきましたが。

あと日焼けして真っ黒な伊東美咲が何となく新鮮で良かった(演技は別として)
大沢たかおは抜群にカッコよかったですよ。





フリーダム・ライターズ

2007年08月20日 14時45分30秒 | シネレポ2007
『ミリオンダラー・ベイビー』などで2度のアカデミー賞主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンクが、
初めてプロデュースを手掛けたヒューマンドラマ。
実在の英語教師とその生徒たちによるベストセラーを基に、
人種問題がはびこる過酷な環境に生きる若者たちと、
彼らを思う教師の感動の物語を描く。
監督は『パリ、ジュテーム』にも参加したリチャード・ラグラヴェネーズ。
実話ならではのさわやかな感動が味わえる。

1994年、ロドニー・キング事件を機に起きたロス暴動直後のロサンゼルス郊外にある、
ロングビーチのウィルソン高校に赴任してきた英語教師エリンは、問題が多く、
基本的な学習能力さえない生徒たちを担当することになる。
しかも、生徒たちの間では人種間の対立が激化し、むなしい争いが繰り広げられていた。
(シネマトゥデイ)


凄かったです。衝撃的でした。そして感動的でした
これ実話だそうです。

ロス暴動、ニュースとかでおおまかには知っていたけど、ほんの上っ面だけだったのか。
まだ未成年の高校生までが、日々生きるか死ぬかの危険な状況で生きていたなんて。
クラスのほとんどが知人や家族を失っている。
しかもほんの十数年前の出来事。

荒廃したクラスを立て直す為に、新任教師のヒラリーが始めたのは
1冊のノートを与え毎日日記を書かせること。
なんでもイイから毎日書くこと。読んで欲しい時はロッカーに入れて帰る。
その内容は壮絶で、惨々たる日々の生活の様子。

ヒラリーの戦いは生徒たちとだけでなく、周りの偏見を持った教師たちとも。
生徒の為に本を買ってやろうとしない学校にかわって
こっそりバイトして自腹で本を買い与えるヒラリー

やがてクラスは人種の垣根もなくなり一つになっていく。
このクラスが私の家だという生徒たち。
実際にあった出来事だと思うと、感動も2倍。
いやそれ以上でした。ラストは思わず涙腺ユルユル。

ひとつ残念だったのは、ヒラリーの旦那。
ヒラリーの生徒たちへの情熱を理解出来ずに離婚してしまう。
全く小さい男である。
あれだけの偉業を成し遂げた、その代償が離婚とはあまりに可哀想。

とにかくイイ映画でした。
実話ならではの感動作です。













トランスフォーマー

2007年08月20日 14時13分56秒 | シネレポ2007
製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグ、監督にはマイケル・ベイという、
ハリウッドを代表する大御所監督がタッグを組み、未知なる地球外生命体と人間との
攻防を描いたSFアクショ ン超大作。
あらゆるテクノロジー機器にトランスフォーム(変身)する能力を持つ“金属生命体”の
暴走により、地球に人類存亡の危機が訪れる。
世界最大のVFX工房ILMを中心に、『M:I:III』『スパイダーマン』シリー ズを手がけた
世界屈指のクリエイターらが集結し、前人未到の映像世界を作り上げた。

2003年、火星にビークル2号探知機を打ち上げるが、火星に到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。
その後、アメリカ、パリ、東京、さらにはアメリカ大統領の乗るエアフォース・ワンの機内など、
世界中の至るところで同時期に奇妙な現象が起きる。
人間たちは、それが地球上のあらゆるテクノロジーをスキャンする知能を持つ
“金属生命体”のしわざだとは知らず……。 (シネマトゥデイ)



2回見てきました
すっごい面白かったです!
あの変形ロボットがまかさココまでカッコいいとは。

ロボット好きの私としては、目が釘付けでした。
と言っても、トランスフォーマーなんて全く興味ありませんでした。
聞いたことはあったけど、アニメは一度も見たことはなく、
模型雑誌でその存在は知ってたくらい。
でもロボット自体全くカッコいいとは思ったことがありませんでした。
子供たちの間でも果たして遊んでる子とかいないんじゃないかと思ってました。

それがこんなにかっこよくなるなんて!
スピルバーグの目にはこういう風に映ってたんでしょうか?
やっぱりこの人の頭の中凄いです。

とにかく凄い超絶映像の連続。
一体どうやって撮影したのか、どこがCGでどこが実写なのか全くわからないくらい。
アクションもマイケル・ベイらしい、ド派手な映像の連続。

人間はほとんどおまけ、ほとんど有名な俳優さんは出てきてない。
主役は完全にロボットの方。
人間に感情移入して、人類を傷つけまいと身を呈して戦う姿はどこか感動的。

最後まで飽きることなく楽しめました。

こんなに凄い映像で実写化してくれるなら、
他の日本のロボットアニメも実写化大歓迎です。
合体変形ロボといえば、ゲッターロボ(古っ!)なんかが
どんだけカッコよくアレンジされるか、見てみたい。
あとやはりガンダムとボトムズとかパトレイバーなんか。

そういやエヴァの実写化の話なんてのもあったような・・・
あれどうなったんでしょう?

Genius Party <ジーニアス・パーティ>

2007年08月18日 17時08分53秒 | シネレポ2007
『鉄コン筋クリート』など、先鋭的な傑作アニメを生み出してきたクリエイティブ集団
“STUDIO4℃”が手がけた短編オムニバス。
『アニマトリックス』の渡辺信一郎、『MIND GAME マインド・ゲーム』の湯浅政明ら
気鋭のアニメ・クリエイター7人が集結し、それぞれの個性やセンスがぶつかりあう。
史上最年少でカンヌ映画祭主演男優賞を受賞した柳楽優弥、
2007年のアカデミー賞で話題をさらった菊地凛子が、声優として初共演しているのも話題だ。


まさにジーニアス(天才)パーティーって感じ。
これでもかってくらい、創造力、映像のクオリティを競いあったような短編オムニバス。

アメリカのアニメのような万人受けを狙ったものは一つもなく、
やりたいことを好き放題やったって感じ。
感性を試されてるようなものもあり、理解に苦しむものも中にはありました。
ただ映像のクオリティの高さは凄いものがありました。

とはいっても、満足度はそれほどではなかった。
好みは大きく分かれるところ。
オムニバスだから気に入ったのが2つくらい見つかれば儲けもんか。

好きなクリエーターがいれば見てもいいかも。
でなければ、DVDででも見たほうがいいかも。
ていうか、無理して見る必要なないかも。
実験映画みたいな感じでした。



キサラギ(2回目)

2007年08月17日 12時55分58秒 | シネレポ2007
「キサラギ」そろそろ上映終了しそうだったので、2回目見てきました。

やっぱり面白かったです。
5人全員のキャラが、実に見事に生かされてるし
あらゆる伏線がラストにピタッと合わさって
納得の答えを出してくれて、非常にわかりやすくてイイ。

一応現時点での、邦画第1位にしときます。

魔笛

2007年08月15日 08時04分09秒 | シネレポ2007
モーツァルトの傑作オペラを、シェークスピア役者として知られるイギリスの演技派俳優
ケネス・ブラナーが映画化したオペラ劇。
舞台を古代エジプトから第一次世界大戦のヨーロッパに移し、運命の恋人たちの姿を描く。
主役の美男美女を演じるのは実力派テノールのジョセフ・カイザーと英国出身の新星エイミー・カーソン。
全22曲の「魔笛」の楽曲に乗せ、遊び心一杯の映像と新解釈で展開する
ミュージカル仕立ての物語が観客を虜にする。

第一次世界大戦中、兵士タミーノは、塹壕で毒ガスに倒れる。
彼を救ったのは夜の女王に仕える三人の看護士だった。
三人はタミーノに女王の娘の写真を見せ、王女の救出を依頼する。
(シネマトゥデイ)


初めてのオペラ体験!映画でだけど・・

ミュージカルは映画がはまるきっかけだったけど、
果たしてこれがオペラにはまるきっかけになるかと思って見れみたけど・・・

どうもはまれそうにありませんでした。

正直、非常に退屈でした。
寝ないようには頑張ったけど、どうもオペラは向いてないみたいです。


ほかのお客さんは、やはりオペラでこの作品を見た事ある人が多かったみたい。
舞台と一緒やねぇって話してる人や、舞台だったら途中で休憩がはいるのに
映画は無いから疲れたとか、言ってる人が。

まあ安い勉強代で済んでよかったかな。
オペラはこれでもう十分です。

オペラ好きな人は是非どうぞ!

赤い文化住宅の初子

2007年08月14日 16時49分46秒 | シネレポ2007
松田洋子の同名のコミックを映画化した、切ない青春純愛物語。
『タカダワタル的』のタナダユキ監督が、親なし、金なし、希望もなしの15歳の初子の、
ないものづくしの青春を愛情を込めて描写する。
主人公に抜擢された期待の大型新人東亜優は、等身大の少女を熱演。
彼女の兄を『パッチギ!』での名演も記憶に新しい塩谷瞬が演じている。
厳しい現実の前で夢を見ることすら忘れた少女が、再びその夢を取り戻す過程が感動的。

母に先立たれ、その後父も蒸発してしまった15歳の初子(東亜優)は、
高校を中退した兄と二人で暮らしていた。
彼女は同級生の三島君と一緒に東高を受験する約束をし、勉強まで教えてもらうのだが、
彼女の家には高校に進学するお金はない。
アルバイトの帰り道でも彼女は日々、そのことが気にかかり……。
(シネマトゥデイ)



これは何だったのか・・・
何を伝えたかったのか・・・
何を感じ取ればよかったのか・・
よくわからなかった・・

とにかくあらゆる不幸を一身に背負った少女初子。
父親や借金を残して蒸発、母親は借金返済の為に働き詰めで過労死。
残された兄との貧乏生活。
高校中退して働く兄。
初子もバイトをするが、中学生だからとバイト代をこぎられる始末。
そして辛気臭いとクビになる。
彼氏と一緒の高校に通う夢も適わず、卒業後は工場で働くことに・・・

ココまで不幸が重なると、もう涙も出ることはないのか。
ほとんど無表情の初子


彼氏の三島君はとってもイイ奴。
唯一彼女の救いは彼氏の存在。

しかし、その彼氏とも離れ離れになる運命の初子。
まだ若い二人は将来の約束をするが・・・

一体、これを見て何を感じればイイのか・・・

わからなかった。


消えた天使

2007年08月14日 13時59分21秒 | シネレポ2007
性犯罪登録者の監視を続けてきた公共安全局のベテラン調査官が、
新米の女性調査官とともに10代の少女の失踪事件を追うサイコ・サスペンス。
監督は本作でハリウッド進出を果たした、『インファナル・アフェア』のアンドリュー・ラウ。
『シカゴ』のリチャード・ギアが主人公の調査官を、
『ロミオ&ジュリエット』のクレア・デインズが新米調査官を演じる。
人気ミュージシャンのアヴリル・ラヴィーンが出演しているのも見逃せない。

性犯罪登録者の監視を続けてきた公共安全局のベテラン調査官バベッジは、
後任の新人調査官アリソンを指導するが、アリソンはバベッジの手荒な調査方法に反発を覚えるようになる。
そんな中、10代の少女の失踪事件が起き、バベッジは性犯罪登録者のしわざだと確信するが……。
(シネマトゥデイ)



若干、リチャード・ギアに違和感があったものの、またサイコサスペンスというほど
サイコではなかったような感じでしたが、それなりに楽しめました。

ラストシーンはまるで『セブン』にラストシーンにそっくり。
そして「インファナルアフェア」のラストシーンにも似てる。
荒野で対峙する善と悪の二人。
この監督お得意のシーンってとこか。

罵声を浴びせる犯人!緊張感一杯の場面・・
まさに「セブン」のような結末かと、息を飲んで見ていたら・・・


後味の悪さはあるものの結構見ごたえある映画でした。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

2007年08月13日 16時54分15秒 | シネレポ2007
自身の劇団を率い、「生きてるだけで、愛。」が芥川賞候補になった気鋭の女流作家、
本谷有希子の同名大ヒット戯曲を映画化。
家族をいたぶる自意識過剰なヒロイン、そんな姉におびえながらもしたたかな妹、
家族の秘密に翻ろうされる兄、その妻が繰りひろげる愛憎劇を赤裸々かつブラックに描く。

両親の訃報を受け、女優を目指して上京していた澄伽が4年ぶりに舞い戻ってくる。
自意識過剰な彼女は、自分が女優として認められないのは家族、とりわけ妹の
清深のせいだと家族をいたぶる。
兄の宍道も澄伽には気を遣い、横柄にふるまう彼女によって一家の日常はきしみだしてゆく。
(シネマトゥデイ)


凄いブラックユーモアです。
ちょっと笑っていいのやら、笑えないやら微妙です。

しかしキャスティングが絶妙と言うか、実にみんな合ってて、
見ててそれなりに楽しめました。
永作なんかすごくイイ味出してました。

サトエリもなかなか奮闘してましたが、この映画の真の主役は妹の方だったような。
妹の狂気の沙汰をもっとグロく描いても良かったのでは。

好みの分かれるところですが、お奨めするほど面白い映画ではないです。