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豚骨劇場

東北地方大地震により被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。

バイオハザードIII 

2007年12月03日 08時07分24秒 | シネレポ2007
解説: 同名ゲームを原案に女優のミラ・ジョヴォヴィッチが主演する人気サバイバル・アクションのシリーズ第3弾。ウィルスによる未知の人災が進み、荒れ果てた砂漠のラスベガスに舞台を移した本作では、アンブレラ社の陰謀に勇敢に立ち向かう女戦士アリスの過酷な運命が描かれる。今回はゲーム版の主要キャラクター、クレア・レッドフォードと宿敵タイラントが登場。シリーズ最大のスケールで放たれる驚がくのラストバトルから目が離せない。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 前作の惨劇から8年。感染は全世界へ広がり地上が砂漠と化す中、ラクーンシティの生存者たちは、アラスカを目指してネバダ州の砂漠を横断していた。そこですべての元凶であるアンブレラ社の巨大な陰謀を阻止するため闘い続けるアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、離ればなれになっていたカルロス(オデッド・フェール)と生存者一団に遭遇する。(シネマトゥデイ)



うーーーん・・・残念ながらイマイチ
「2」がすごく気に入ってたので期待が大きかっただけに
落胆が大きかった。

アリスい新しい能力が覚醒して、この後どうなっちゃうんだろうと楽しみにしてたのに
「2」からのつながりが全然感じられない。
あれ?って感じ。
「2」のあの子供はどこ行っちゃったの?
しかも、「2」で大絶賛だったジルが出てこない。
ジルが見たかったのに最悪!これ一番ショックでした。
アリスも前作に増して強くなってるんだけど、アクションに見ごたえがない。
ゾンビを殺しまくるグロさだけが際立ってる感じでつまんない。

そして新たな黒幕らしい集団が出てきたりアリスに関しても、
謎を一杯残して、いかにも続きそうな終わり方。
あの中途半端な終わり方は、絶対続きがあるはず。

次はもう期待しません。
一応見ると思うけど。

オリオン座からの招待状

2007年12月02日 23時00分18秒 | シネレポ2007
解説: 京都を舞台に激動の時代に翻弄されながらも
老舗の映画館を守り続けた男女の純愛と奇跡を描く感動ドラマ。
浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」最終編に所収されている同名小説を、
『ジェニファ 涙石の恋』の三枝健起監督が映像化。
主演は『たそがれ清兵衛』の宮沢りえと『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。
貧乏に耐えながら映画館を守り続け、映画への明かりをともし続けた2人の
固いきずなが感動を呼ぶ。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 昭和25年の開館以来、オリヲン座の館主を務めてきた豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、
その弟子だった留吉(加瀬亮)が志を引き継ぎ、先代の妻トヨ(宮沢りえ)と映画館を守ることになった。
映画産業が斜陽になり、周囲の人間に陰口をたたかれながらも、2人は映画を愛し、互いを思いやり続けた。
(シネマトゥデイ)



昭和初期のノスタルジックな雰囲気漂う京都の映画館が舞台の
プラトニックな純愛ラブストーリー。
なんだけど、どうしても「ニューシネマパラダイス」を思い浮かべてしまう。
そうなると、やはり比較してしまって、色々と文句を言いたくなる。
文句と言うか、物足りなさを感じずにいられない。
決して悪くはないんだけど。
ALWAYSよりもこっちのほうが雰囲気は好き。
宮沢りえも加瀬亮も宇崎竜童もみんな良かったと思います。
それなのにこの残念感はなぜ・・・
やっぱ「ニューシネマパラダイス」が頭をちらつくから。
日本版「ニューシネマパラダイス」にはなれなかった。







椿三十郎

2007年12月01日 08時04分30秒 | シネレポ2007
解説: 黒澤明監督と三船敏郎のコンビが1962年に放った傑作時代劇をリメークした、
痛快時代劇エンターテインメント。
黒澤のオリジナル脚本をそのままに森田芳光監督が、
邦画史上最も人々に愛されたヒーローをスクリーンによみがえらせた。
椿三十郎を織田裕二、その宿敵である室戸半兵衛を豊川悦司が演じ、
松山ケンイチ、鈴木杏、中村玉緒らが脇を固める。
必殺剣を使うダイナミックな立ち回り、心意気あふれる三十郎の人となりに惹きつけられる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: とある社殿の中で井坂伊織(松山ケンイチ)をはじめ、9人の若侍たちが
上役である次席家老黒藤(小林稔侍)らの汚職について密談していると、
椿三十郎(織田裕二)という浪人が現れる。
密談を盗み聞きしていた三十郎は陰謀の黒幕を見抜き、
室戸半兵衛(豊川悦司)司率いる悪者の手先から若侍たちを逃がす。
(シネマトゥデイ)



こけそうな予感・・・

試写会で見てきました
オリジナルの「椿三十郎」を知らずに見たのですが、
ずいぶんとコミカルな印象でした。
特に松山ケンイチ率いる若侍たちのオバカぶりは・・・
オリジナルもああだったんでしょうか?

もっとシリアスな話かと思っていたので、意外と軽いノリに
ちょっと拍子抜け感が。
この辺は森田テイストなのか、若者受けするようになのか、
オリジナルを知らないからなんとも言えないんだけど
ちょっと受け入れがたいところもありました。
オリジナルを知ってる人が見てどう感じるかを聞いてみたいですね。

私のように変な固定観念を持ってなければそこそこ楽しめると思います。
初見の人にはイイのかも。
果たして大ヒットするか・・・微妙な予感が



クワイエットルームへようこそ

2007年11月30日 09時17分14秒 | シネレポ2007
解説: 監督・俳優・作家・演出家としてマルチな才能を発揮し続ける松尾スズキが、
芥川賞候補となった自身の同名小説を映画化した異色コメディー。
ある日突然、精神科の閉鎖病棟に閉じ込められたバツイチライターの入院生活を描く。
ヒロインには、『BEAT』以来9年ぶりの映画主演となる内田有紀。
共演には、幅広い分野で活躍する宮藤官九郎、『フラガール』の蒼井優、
『憑神(つきがみ)』の妻夫木聡など、人気と実力を兼ね備えた豪華キャストが顔をそろえる。
(シネマトゥデイ)


あらすじ: 仕事も恋愛も微妙な28歳のフリーライター明日香(内田有紀)は、ある日、
目が覚めると見知らぬ部屋にいた。
そこは“クワイエットルーム”と呼ばれる隔離された閉鎖病棟で、
さまざまな問題を抱えた患者たちと出会う中、彼女は自身を見つめ直してゆく。
(シネマトゥデイ)



意外と重いテーマなのに軽いノリとコミカルな演技で
すんなりと見れてしまうのだけども、何か伝えたいことが伝わり難かったような。

内容はさておき、久しぶりの内田有紀は良かったですねぇ。
ゲロまみれの顔やら、素っ裸になったりと一皮抜けた感じでした。

そしてやっぱりイイのが蒼井優。
何をやってもはまりますが、今回は今まで見たことのない
雰囲気で良かったです。

そして見事な怪演の大竹しのぶ。
さすがです。
ラストはやられちゃいました。
あの憎憎しい態度!
ああ・・私もあそこでクワイエットルームに逆戻り~って感じでした。

他にも妻夫木聡がお笑い芸人役ですごい顔で出てきたり、
すべての役者さんが適材適所でしっかりと存在感を出してました。

まあまあでした。







スターダスト

2007年11月27日 22時16分22秒 | シネレポ2007
解説: ニール・ゲイマンのベストセラー・グラフィックノベルを映画化したファンタジー超大作。
越えてはならない壁の向こうに落ちた流れ星を探すため、壁の外に広がる魔法の国を旅する青年の冒険を描く。
監督は『レイヤー・ケーキ』のマシュー・ヴォーン。
主人公の青年を『カサノバ』のチャーリー・コックスが、
美女に姿を変えた流れ星を『ロミオとジュリエット』のクレア・デインズが演じる。
ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロら豪華俳優陣が演じる
ユニークなキャラクターが見どころ。
(シネマトゥデイ)


あらすじ: イギリスの外れにあるウォール村の青年トリスタン(チャーリー・コックス)は、
村一番の美女ヴィクトリア(シエナ・ミラー)に恋をしていた。
ある夜、村にある壁の向こうに落ちた流れ星を目にした彼は、
それを愛の証としてヴィクトリアにプレゼントすることを決意。
壁の外に広がる魔法の国ストームホールドへと足を踏み入れる。
(シネマトゥデイ)



まあまあでした。
あまり期待しないで見てみたんですが、思ってたとおりというか
可もなく不可もなくな感じ。

イマイチのめり込めなかったのは、主人公の男があまり魅力的でなかったのと
ヒロインのクレアもあまりタイプじゃなかったから。

でもそのかわりにというか、ベテラン俳優陣がすごい大活躍でした。
凄かったのは、ミッシェル・ファイファー。
よくぞあそこまでやってくれました。
「ヘアスプレー」の時の美貌がまだ頭に残ってたから
そのギャップの大きさといったら・・・
よく断らなかったものです。素晴らしい

それともう一人、デ・ニーロ。
すっごいはじけてました。
彼もよく引き受けたというか、すっごく楽しんでやってる感じで楽しかったです。

まあ、見所はそこそこある映画です。





ブレイブワン

2007年11月26日 19時09分50秒 | シネレポ2007
解説: 婚約者との幸せな未来を夢見ていたヒロインが、暴漢に襲われて婚約者を亡くしたのを機に、
悪に制裁を加える“処刑人”と化すサスペンス・スリラー。
監督は『クライング・ゲーム』のニール・ジョーダン。
2度のアカデミー主演女優賞に輝く名女優ジョディ・フォスターが主演と製作総指揮を務めている。
共演は『ハッスル&フロウ』のテレンス・ハワード。
銃を片手に悪をけ散らすヒロインの変ぼうと、ラスト15分に用意された衝撃の結末に注目だ。
(シネマトゥデイ)


あらすじ: ニューヨークでラジオ番組のパーソナリティを務めるエリカ(ジョディ・フォスター)は、
婚約者であるデイビッド(ナビーン・アンドリュース)との挙式を目前に控えた身。
しかし、ある日の夕暮れ、愛犬を連れて散歩に出かけた2人は3人組の暴漢に襲われ、
エリカは意識不明の重体となり、デイビッドは命を落としてしまう。
(シネマトゥデイ)



ネタバレ注意です

よかったです。
すごく見ごたえありました。

今回のジョディはすごくイイです。
さすがオスカー女優、快心の一撃といった演技でした。
(同じこと書いたような・・・・)
こないだのアンジーと甲乙つけ難い演技だったと思います。
来年のアカデミー賞、果たしてどちらか?あるいはどちらも
ノミネートされるか、楽しみなところです。

映画は、処刑人とか仕事人みたいに悪人を裁いて、スカッとするといった
サスペンスアクションとは一線を画した印象。
犯罪被害者の心情を非常に深く描いてます。

昨今の日本でも起こりえるような事件で、
もし自分の身に振りかかったらと、どう対処すべきか・・・
考えたら怖い話です。

彼女の選んだ選択、許せますか・・・
自分がもし被害者側の立場だったら、絶対同じことを考えると思います。
ただこの映画では、犯人に対する復讐だけじゃなく
犯罪者をどんどん殺しまくるのは、いかがなものか・・・?
そこまではちょっとやりすぎだったのでは?
認めると銃社会までも肯定することになりそうで、
色々と考えさせられるところはありました。

非常に見ごたえあって面白かったんだけど、ラストだけはいただけない。
命乞いする犯人を容赦なく撃ち殺すところは、非常にスカッとするものがあったんだけど
その後がまさかまさかの展開。
邦画だったら絶対あり得ない結末だと思います。

確かに彼女は被害者でその犯人に復讐のためだったとはいえ、
やはりその行為は殺人なわけで、罪は罪として捕まえるべきだったのでは?

あるいはあの後潔く自首するとか。
で、その後裁判で無罪を勝ち取るとか、そういう終わり方の方が
まだ後味はよかったかも。

ま、イイ映画でした!






ヘアスプレー/4回目

2007年11月25日 13時25分46秒 | シネレポ2007
ヘアスプレー、4回目行ってきました。

やっぱり楽しい!

何度見てもウキウキしてしまいます。

じっと座って見てられないくらい、一緒に体が動かしたくなってしまう。

そしてトレーシーの笑顔見てたら、顔が自然にほころんでしまって

終始ニコニコ。

いよいよ今週一杯で終わってしまいそう。

もう一回いけるかなぁ・・

象の背中

2007年11月25日 13時08分22秒 | シネレポ2007
末期の肺ガンで余命半年と宣告された男が、残された時間で
これまで出会った人々と再会しようとする感動作。
秋元康が手がけた初の長編小説を原作に『g@me.』の井坂聡が
死を目前にした一人の男の赤裸々な思いを描く。
末期ガンに侵されながらも今を生きる幸せを噛みしめて生きる主人公を
『バベル』の役所広司。
その夫を献身的に支える妻を20年ぶりの映画出演となる今井美樹が好演する。
生と死を真正面からとらえたテーマが感慨深い。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: これまで何不自由なく暮らしてきた48歳の中堅不動産会社部長・藤山幸弘(役所広司)は、
人生の円熟期を迎えようとしていた。
ある日突然、医師に肺ガンで余命半年と宣告されてしまう。
これまでの人生を振り返った藤山は延命治療を選択せず、
今までに出会った大切な人たちと直接会って、自分なりの別れを告げることを決意する。
(シネマトゥデイ)



思ってたほど感動もしなかったし、涙もありませんでした。
ちょっと期待はずれだったってとこでしょうか。

くそマジメなこと言うようだが、愛人がいるって設定がどうも気に食わん。
家族思いのイイお父さんではないのかと思うと、イマイチ感情移入しづらいものがあった。

それと延命治療はしないからといって、タバコをスパスパ吸うのは
見てて非常に腹立たしい。
だったら、死ぬのが怖いとか言ってんじゃないよって感じ。
そんな感じで、どこか冷めた目で見てしまって全く感動には至らなかった。

私ももし末期がんの宣告を受けたら多分延命治療は拒絶するだろうと思ってましたが
これ見てたら、その考えは随分と身勝手だなぁと思いました。
家族に余計な苦労をかけまいと思ってのことでも
それが逆に余計な気苦労をかけるんだろうなぁって
残される家族の立場になって見てたらそう思いました。



マリと子犬の物語 

2007年11月22日 10時05分02秒 | シネレポ2007
解説: “新潟県中越地震”の実話を基に描かれベストセラーとなった絵本、
「山古志村のマリと三匹の子犬」を映画化した感動作。
大地震で無人になった村に取り残されながらも、必死でわが子を守り抜く
母犬の強さと優しさを圧倒的な力強さでみせる。
出演も『おばちゃんチップス』の船越英一郎を筆頭に松本明子、
高嶋政伸、宇津井健ら実力派がずらりと並ぶ。
健気に生きる犬と人間の魂の交流が生んだ、真実の家族と奇跡の物語が観る者の胸を震わせる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: ある日、新潟県山古志村で暮らす石川家に生まれたばかりの子犬がやって来る。
役場に勤める父の優一(船越英一郎)は、幼いころに母を亡くした亮太(広田亮平)と
彩(佐々木麻緒)の兄妹がその子犬を“マリ”と名付け、一生懸命面倒をみる姿を見守っていた。
やがてマリは成長し、3匹の子犬を生むが、そんな幸せな一家を大きな地震が襲う。
(シネマトゥデイ



試写会で見てきました。

舞台挨拶付の試写会、現れたのは船越英一郎さん。
出演者を見たときに、誰が来てもあまり期待できないなぁなんて言ってたけど
すごくイイ舞台挨拶でした。(失礼しました)
よく喋るし、話も巧いし面白い。
やはりこういう饒舌な人が来ると、場は和むし映画への期待も膨らんできます。
どっかの女王様だかなんだか知りませんが、”別に・・・”なんて言う女とは大違い。
サービス精神旺盛でとても好印象でした。

そしてさらに特別ゲストが!
マリ役のワンちゃんも登場。
たくさんの観客の前に出てきても、全くビクつかずに
どっしり構えた姿は大女優並みの貫禄でした(笑)。

映画が始まると船越さんのトークの効果もあってか、涙涙
場内あちこちからすすり泣く声が。

船越さんもおっしゃってましたが、子供と動物の演技には適わないとは
まさにその通り。
ちゃんと犬にも表情があって演技してるんだなぁって感じるくらい、
顔つきが違って見えるものなんです。

瓦礫の下に埋まったおじいちゃんと彩を助けようと、手を血だらけにしながら
瓦礫を掘り続ける姿や、やむ得ぬ理由で置き去りにされたときに
ずっとヘリコプターを追いかけ走り続ける姿には
さすがに思わずウルッとさせられました。
そして彩役の子も実にイイ表情してました。

子供を想う父親の愛情、妹を守ろうとする兄の想い、犬を想う妹の愛情、子犬を守る母犬
そんな命を尊う全ての想いが奇跡の連鎖を呼び起こし感動のフィナレーを
迎えます。
 
イイ映画でした。


自虐の詩

2007年11月21日 12時37分49秒 | シネレポ2007
4コマ漫画の常識を覆した業田良家の同名ベストセラー漫画を、
『ケイゾク』『トリック』シリーズなどで独自の世界観を持つ堤幸彦監督が実写映画化。
健気な妻と無口な夫が織りなす風変りな愛を通し、幸も不幸も乗り越えた人生の真実を描く。
夫に尽くす幸薄いヒロインに中谷美紀。
元ヤクザで無職な上に、ちゃぶ台返しが日課のイサオ役に阿部寛。
共演にはカルーセル麻紀、遠藤憲一、西田敏行ら実力派がそろい
、涙と笑いの現代版「夫婦善哉」を盛り上げる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 子どものころから不運続きの幸江は、乱暴者で酒飲み、
仕事もせずギャンブルに明け暮れるダメ亭主イサオに健気に尽くしていた。
見かねた隣人に別離を勧められ、パート先の店主にしつこく言い寄られようとも、
イサオと一緒にいることが何よりも幸せ。
そんなある日、刑務所帰りの父親が幸江の前に現れる。
(シネマトゥデイ)




見どころは、阿部寛のちゃぶ台返し。
パンチパーマの阿部寛は似合いすぎです。

中谷美紀も松子以来、幸薄、3枚目系のキャラがすっかり板についた感じ。

物語は前半は笑える展開で、後半は泣ける話へと。
もっと笑えるかと思っていたけど、意外と笑えなかった。
笑えたのはカルーセル真紀と西田敏行と遠藤憲一。
この3人が一番面白かった。

で、じゃあ泣けたかと言うと、これもまあまあ。
なんとなく説明不足感を感じたのは、二人の過去の話。
今はベタ惚れなのは幸江の方なのに、最初に惚れたのはイサオの方。
しかもまるでストーカーのようにつけ回してて。
イサオが惚れたきっかけとか、なぜ立場が逆転しちゃったのか、
何か同一人物に思えなくて、なんとなくすっきりしない箇所が多々。

あまり泣けなかったと言ったけど一番やばかったのは、
学生時代の貧乏仲間の熊本さんとのエピソードと再会シーン。
特にラストの再会シーンはかなりやばかった。
熊本さんがアジャ・コングだったのには笑いそうだったけど、
笑いながらもウルウルしそうでした。

まあまあでした。





EX MACHINA-エクスマキナー

2007年11月19日 10時00分43秒 | シネレポ2007
『APPLESEED アップルシード』の荒牧伸志監督と原作者の士郎正宗が再び手を組んで作り上げた、
HDアニメーション。戦争で人類の半数が死滅した世界で人間とサイボーグ、そして、
人間の遺伝子によって作られたバイオロイドが共存する近未来を斬新な映像でみせる。
ジョン・ウー監督がプロデュースし、衣装デザインはプラダが担当、そして、
音楽監修に細野晴臣という世界的な才能が集結した。
新たに創造された驚がくの映像に魅了される。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 大戦後の2138年、中立都市オリュンポスの特殊部隊所属の戦士デュナンと
ブリアレオスは固いきずなで結ばれた戦友であり、私生活では恋人同士でもあった。
ある日、ブリアレオスは戦闘中にデュナンをかばい重傷を負い、
一命はとりとめたものの昏睡状態になってしまう。
そんな折、デュナンの元に新しいパートナーが配属される。
(シネマトゥデイ)



「アップルシード」の続編のようです。
ちょっと前に見た「ベクシル」ともキャラとか画風がそっくり。

映像のクオリティは相変わらず高いです。
物語は独特の世界観ではあるが、あまりそそられる内容ではない。
見所は映像のみかな。
でも一昔前と違って、さほど驚くほどのものではない。

見なくてもイイと思います。




マイティハート-愛と絆

2007年11月16日 22時18分46秒 | シネレポ2007
2002年にパキスタンで取材中にテロリストに誘拐、殺害された
実在のジャーナリスト、ダニエル・パールの妻が著した手記を
映画化した社会派ドラマ。
事件の真相、夫への愛をつづった原作に感銘を受けたブラッド・ピットが製作を務め、
妊娠しながらも懸命に夫を捜す妻をアンジェリーナ・ジョリーが熱演する。
監督は、『グアンタナモ、僕達が見た真実』のマイケル・ウィンターボトム。
その衝撃と感動のドラマは第60回カンヌ国際映画祭で絶賛され、大きな話題を呼んだ。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 2002年のパキスタンで、ウォールストリート・ジャーナルの記者ダニエルは、
妻マリアンヌとディナーの約束をした後、ある取材に出かける。
しかし、それを最後に彼との連絡は途絶えてしまう。
妊娠中のマリアンヌと友人たち、地元警察などによる懸命の捜索が開始されるが……。
(シネマトゥデイ)




試写会で見てきました。
しかも2回も。
2回見たおかげでしっかり内容把握出来ました

今回のアンジェリーナ凄かったです。
まさに快心の一撃の演技でした。
さすがオスカー女優。「17歳のカルテ」以来久々に凄いアンジーを見ました。
まず容貌がまるで別人。
ホントに初めて予告で見たときは、本人だと全く気づきませんでした。
それもすごいけど、クライマックスの絶叫する場面。
あんな号泣シーン、初めて見ました。
全身の電気が走るような衝撃でした。
いまだあの絶叫は頭から離れない。

内容はというと、かなりドキュメンタリータッチ。
よく言えば、ありのままを描いた内容。
悪く言うと、エンターテイメント性に欠けるというか
感動はイマイチだったかと。
少しは泣けるかと思ってましたが、涙はありませんでした

ぼんやり見てると次から次のい出てくる固有名詞に
頭がこんがりそう。
正直私も2回見れたおかげで何とか理解出来た感じ。

セクシーなアンジーを期待して見に行くと
ガッカリかも知れませんが、演技派のアンジーを見に行くのなら
期待を裏切らない演技力を見せてくれて満足することでしょう。


パンズ・ラビリンス

2007年11月14日 00時40分52秒 | シネレポ2007
解説: 1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で
3つの試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジー。
『デビルズ・バックボーン』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、
ファシズムという厳しい現実から逃れるため、
架空の世界に入り込む少女を通じて人間性の本質に鋭く切り込む。
イマジネーションあふれる壮大な視覚技術を駆使して生まれたクリーチャーや
深く考察されたテーマに根ざした巧みな演出が衝撃的。
(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と
再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、
この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。
オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、
迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。
(シネマトゥデイ)



これは面白かったです。

ただ、ご注意ください!

タイトルから想像するようなファンタジー映画ではありません!

大人向けのファンタジーって感じで、すっごくダークでグロくて結構怖くてすっごい残酷で

バンバン人撃ち殺しちゃうわ、拷問はされるは、口は裂かれるは

迷宮の中の精霊たちもかなり不気味キャラ揃いで

知らずに子供が見たら泣き出しちゃうんじゃないかってくらい、

おどろおどろしい雰囲気がとーってもイイ感じの

まさに大人向けのダークファンタジーで、私的にはかなりツボでした。

とにかく現実の世界も迷宮の世界も過酷な試練が待ち構えている

少女の運命に釘付けでした。

出来ればもうちょっとファンタジー色を強くてもよかったかも。

迷宮の話よりも、内乱のシーンの方が多かったかな。

さすがPG-12だけあって後半はかなり子供置いてけぼりの展開。

ラストは、これは果たしてハッピーエンドなのか、バッドエンディングなのか

実に微妙な結末で衝撃度大。

何とも言えない後味の悪さを感じるラストだけど、嫌いじゃない。

万人向けではありません。

好き嫌い別れる映画だと思います。