じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

教育投資とその効果

2019-11-27 16:02:09 | Weblog
☆ 政府は全国の小中学校で生徒1人当たり1台のパソコンやタブレットが使える環境整備をするという。

☆ IT教育やデジタルデバイスが言われる中、一見良さそうな政策だが、その整備に予算が4000億円必要だと聞くとき、果たして教育投資に見合う効果があるのか疑わしい。

☆ いくら端末を整備してもそれを授業で生かすソフト(アプリケーションや授業のノウハウ)が不十分では宝の持ち腐れになる。

☆ 1人の生徒がどれほどその端末を活用するのか。活用できるのか。OSや端末には耐用年数があり、後年度負担をどう考えているのか。

☆ 行き当たりばったりの政策では、PC企業の救済にしかならない。

☆ 近隣の高校には電子黒板が導入されたが、使いこなせているとは思えない。教育効果を考えない教育投資はバラマキに過ぎない。4000億円あったら、IT教育の専門家を養成した方がよいと思うのだが。

☆ 人にカネをかけず、モノにカネをかけるというのは、政治的な旨味があるからだろうか。
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プラハの春

2019-11-27 00:09:43 | Weblog
☆ NHKスペシャルのドキュメンタリー「社会主義の20世紀」から「プラハの春」を観た。

☆ 1968年、ドプチェク第1書記をリーダーに「顔の見える社会主義」を目指すチェコ・スロバキア。この改革を反革命と捉えるソ連を中心としたワルシャワ条約機構軍が介入し、改革派を退けた事件。

☆ 右翼であろうと左翼であろうともっとも恐れるのは民衆の運動のようだ。だから、強権を用いて弾圧しようとする。支配階級は自らの既得権益を守るために、都合よくイデオロギーを解釈し、自分たちに逆らうものを反革命(あるいは非国民)の名のもとに葬り去ろうとする。

☆ ドキュメンタリーを観て感じたこと。自由を求める民衆の運動は抑えることができない。仮に一時的な後退はあっても、やがてパワーが倍増され、かつての弾圧者を弾劾する。検閲を実行する政権は必ず滅びる。

☆ 東西冷戦が終結し、ベルリンの壁が崩壊した。「アラブの春」は権力の座に安住する独裁者を葬った。政権打倒で団結した勢力が政権奪取後に反目し合うのは、見慣れた風景だ。

☆ さて、「香港の春」はどうなるか。中国政府による軍事介入も懸念されている。見守っていきたい。
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