じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

中村航「100回泣くこと」

2019-11-04 22:34:59 | Weblog
☆ 「何故この世には病や死があるのだろう」(182頁)

☆ 中村航さんの「100回泣くこと」(小学館文庫)を読んだ。

☆ 物語は静かに始まる。河原で拾って、子犬から育てた愛犬が病気で弱っている話。4年ぶりに実家に帰るために、手入れを怠っていたバイクを再生させる話。そして、彼女にプロポーズし、受け入れてもらった話。

☆ 愛犬の衰えは悲しかったけれど、寿命ならば仕方ないと思った。その時は、病や死と言ったものは遠いところにあるものに思えていた。まさか、愛する人を失うことなど思いもよらなかった。


☆ 「愛と死を見つめて」「世界の中心で愛をさけぶ」など、愛する人を失う話は珍しくはないけれど、やっぱり悲しいね。
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ドラマ「ボイス」

2019-11-04 12:52:09 | Weblog
☆ 韓国ドラマ「ボイス 112の奇跡」とそのリメイク日本版「ボイス 110緊急指令室」を観た。

☆ 日本版は韓国版のストーリーをほぼ踏襲していたが、16回シリーズを10回に短縮したためか、作品にかける予算の違いからか、深さが感じられず、観ていて辛いものがあった。

☆ 韓国独特の戦争の傷跡やまだまだ残る貧しさ、政官財を牛耳る黒幕の存在、残虐な殺人風景、そうしたものが今の日本には合わないように感じた。

☆ 唐沢さんの頑張りと真木さんの魅力ばかりが際立っていた。

☆ 韓国ドラマは、112通報センター長(イ・ハナ)と通報チーム緊急出動チーム長(チャン・ヒョク)がコンビ。人並外れた聴力をもつセンター長が緊急通報の電話から状況を読み取り、実行部隊(出動チームや強力係、所轄交番)に指示を出す。通報があってからこの指示までに結構時間がかかっているので、「早く出動要請をすれば」と思うのだが、そこは見せ場なのだろう。

☆ チーム長にしても肝心な時に携帯を手放していたりと、お約束のようなすれ違いが見受けられるが、これを省くとドラマにならないから仕方ないか。

☆ 日本と韓国の文化や警察の仕組みの違い、あるいは作品づくりの違いが分かったのは良かった。
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