じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

有栖川有栖「愛染坂」

2019-11-17 23:30:46 | Weblog
☆ 有栖川有栖さんの「幻坂」(角川文庫)から「愛染坂」を読んだ。

☆ 大阪を舞台に男と女の出会いと別れを描く。名が売れてきた新人作家、しかし少々スランンプ気味だ。ぶらっと出かけた愛染祭り。作家志望というある女性と出会った。

☆ 出会いは恋となり、ふとしたことで別離となる。それも永遠の別離。

☆ 終盤、愛染坂の階段で主人公は会うはずのない彼女を感じる。新海映画で彩られたら素敵だろうなぁ。

☆ ところであの「愛染かつら」は川口松太郎さんの作品で、本作に登場するかつらの木がモデルだったという。

☆ 「旅の夜風」を聴いてみた。生まれる前の曲なのに、1番の歌詞を覚えているのが不思議だ。
コメント