じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

プラハの春

2019-11-27 00:09:43 | Weblog
☆ NHKスペシャルのドキュメンタリー「社会主義の20世紀」から「プラハの春」を観た。

☆ 1968年、ドプチェク第1書記をリーダーに「顔の見える社会主義」を目指すチェコ・スロバキア。この改革を反革命と捉えるソ連を中心としたワルシャワ条約機構軍が介入し、改革派を退けた事件。

☆ 右翼であろうと左翼であろうともっとも恐れるのは民衆の運動のようだ。だから、強権を用いて弾圧しようとする。支配階級は自らの既得権益を守るために、都合よくイデオロギーを解釈し、自分たちに逆らうものを反革命(あるいは非国民)の名のもとに葬り去ろうとする。

☆ ドキュメンタリーを観て感じたこと。自由を求める民衆の運動は抑えることができない。仮に一時的な後退はあっても、やがてパワーが倍増され、かつての弾圧者を弾劾する。検閲を実行する政権は必ず滅びる。

☆ 東西冷戦が終結し、ベルリンの壁が崩壊した。「アラブの春」は権力の座に安住する独裁者を葬った。政権打倒で団結した勢力が政権奪取後に反目し合うのは、見慣れた風景だ。

☆ さて、「香港の春」はどうなるか。中国政府による軍事介入も懸念されている。見守っていきたい。
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