「政権の維持が第一。」民主党

　とにかく暑い日が続いていますが、皆様いかがおすごしでしょうか。暑がりで汗っかきなくせに冷房病な僕にはつらい季節です・・。

　さて、参院選からはや2週間以上が経ちました。民主党の大敗で、菅政権もいよいよ真剣にならざるを得ないかと思いきや、各閣僚の勝手な発言・行動がますます目立つようになりました。国民新党の亀井代表の政権批判や社民党の辻元議員の離党など、混乱は増すばかりです。今回は簡単に、ここ2、3日の民主党要人の発言や行動を拾ってみたいと思います。

○枝野幸男幹事長：「（八ツ場ダム建設中止は）マニフェストにも掲げている。結論部分についての心配は（しなくて）大丈夫だ。」
　・・・「大丈夫だ」って何が大丈夫なんでしょう？このブログでも何度も繰り返しましたが、地元にとっては何1つ大丈夫じゃないんですよ。今までさんざん反対意見が出て、ここまで紛糾したというのに、それでも大方の支持と正義を背負っているとでもいうような態度に呆れざるを得ません。

○中井洽拉致問題担当相：「（金賢姫元工作員来日の評価について）１００点満点で１２０点ぐらい」
　・・・まあ、ここまで虚勢を張られると逆に可哀そうという気すら起きてしまいます。おそらく本人はこれで拉致問題への取り組みを評価されて、政権支持率も上がると本気で思っていたんでしょう。この件については、前回記事に起こした通りですので、多言は不要かと思います。

○千葉景子法相：就任以来初めての死刑執行
　・・・今日はこれに一番驚きました。あれほど死刑反対の立場を明確にしていたのに、なぜ今になって急に執行に踏み切ったのか。一部報道や野党からは、先の参院選で落選した千葉法相を続投させることへの批判をかわすためではないかとの推測が出ています。だとしたら、おぞましいにもほどがあります。
　自分が法相の椅子に座り続けるために、死刑反対の教条をあっさり曲げて、執行命令書にサラサラと署名する。『相棒』とかのサスペンスドラマに出てきそうなダークっぷりです。人の命と政権の延命を天秤にかけるというのですから、中井担当相の小手先の政権浮揚策なんか、これにくらべたら随分と可愛いもんだと思いました。

　こんな感じで、ちょろちょろ拾ってみるだけで、皆さん行き当たりばったりに発言したり行動したりしているように見えてなりません。以前、安倍政権だったか麻生政権だったかの頃、閣議の様子を「学級崩壊だ」といっていた人がいましたが、今の民主党政権の方がよっぽど学級崩壊に近いような気がします。