JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄に台風接近・・・そのときどうすれば?

2010-10-27 | シャック便り

夏から秋にかけ台風が沖縄に接近することがあります。もしこのような事態になったときはどうすればいいのか?簡単にまとめてみましたのでご紹介します。

 

(1)まずは現地の方に相談する

島のことを一番よく知っているのは島の方です。島の方の情報は時にはテレビで流れている天気予報より正確だったりします。台風が接近しそうなときはまずは宿泊先の方(ホテルのフロントや民宿の主人)に相談しましょう。

その際に予定を切り上げて引き上げるようアドバイスされることもあります。このような場合は必ず従ってください。宿泊費が減収になることを承知でのアドバイスです。親身なアドバイスと思ってください。

 

(2)繰り上げ搭乗を狙う

台風が接近し飛行機の欠航が予想される場合、航空会社は繰り上げ搭乗を認めることがあります。この先の天候により決められ、運賃種別に関係なく認められます(通常予約変更の認められない割引運賃でもOK)。ただし空席待ち扱いになりますので、早い者勝ちとなります。

以前はこの基準や対象便が一般には公開されていなかったのですが、現在は早いうちから航空会社のホームページで公開されています。例えば日本航空ですと、「運航の見通し」のページで台風接近時のみ「特別な運航情報」というページへのリンクが出現します。この「特別な運航情報」のページで対象となる空港と便が公開されます。対象となる空港や便は状況に応じ随時変更されますので、こまめにチェックするようにしてください。

予約している便が対象となった場合は「航空会社として現時点で該当便の運航を保証できない」ということを意味しています。せっかくの沖縄旅行かも知れませんがこの時点で切り上げまたは中止の決断を強くお勧めします。普段ならば予約変更や払い戻しに制限のある運賃種別(例えば先得やスーパー先得)でも無手数料で払い戻しや変更に応じてくれます。すぐ空港に行き、カウンターで繰り上げ搭乗を相談してください。出発前であれば電話で中止または延期の手続きができます。

また状況に応じて臨時便が運航されることもあります。臨時便の予約は空港のみ・空港+電話のみなどそのときの状況で変わりますので航空会社のサイトをこまめにチェックしてください。

万一繰り上げ搭乗ができなかった場合は台風が過ぎるまで宿に籠もらなければなりません。繰り上げ搭乗をされる場合は、宿泊先にその旨伝えてから空港に出かけてください。気の利く宿ですと万一繰り上げ搭乗ができなかったときに備え部屋を確保してくれることがあります。部屋を確保してくれた場合は繰り上げ搭乗が決まったら宿にその旨電話することをお忘れなく。

なお、ゆいレールやバスが止まると飛行機も欠航になりますから、そのような場合はもう手遅れだと思ってください。

 

(3)台風通過後なら特別空席待ち

不幸にして予定便が欠航し、繰り上げ搭乗もできなかった場合は宿で台風の通過を待つことになります。万一に備え飲料水やパンなどの食糧を買っておいた方がいいでしょう。できればお風呂も先に入っておいてください(停電するとお湯が出ません)。外出は控えてください。

欠航になった便の航空券は運賃種別にかかわらず後続便に振り替えが可能ですので払い戻しや買い直しの必要はありません。台風通過後ゆいレールやバスの運転が再開されたらなるべく早く空港に向かってください。

この先の扱いはJALとANAで異なっていますのでご注意ください。

[JALの場合]

カウンターで「特別空席待ち整理券」を配布しています。特別空席待ち整理券は一般の空席待ち整理券よりも優先されます。特別空席待ちの場合はJMBダイヤモンドなどのマイル上級会員であっても優先されません。特別空席待ち整理券に記された番号の順に呼ばれ、空いている席に詰め込まれて沖縄を脱出することになります。

[ANAの場合]

特別空席待ち整理券の扱いを止めている模様で、台風の際も平常時の空席待ちと同じになります。従ってどんなに早くから並んでも後からマイルの上級会員(ダイヤモンドサービスなど)が来ればその客が優先されてしまいます。もちろん一般客同士なら順番が早いほうが優先されますが、上級会員が多数手続きに来ればたとえ1桁の番号をゲットしても乗せてもらえない場合もあり得ます。

 

かつては2社でサービスの違いはほとんどありませんでしたが、近年は空席待ちの扱い以外でも座席の事前指定や割引運賃の購入期限など様々な点で違いが生じています。「テレビCMのイメージがいいから」といった意味のない理由で選ぶことはせず、違いをよく比較して自分に合った会社を選択すべきです。分からない点は両社の電話窓口で教えてくれますのでしっかり確認しておきましょう。

なお、ツアー客なんかも同じ扱いになりますので、旅行会社のスタッフに先を越されて大きな番号になりさらに数日足止めになることもありますから、安全と判断したら早めに空港にゆかれることをお勧めします。また番号を呼ばれたときに空港にいないと権利放棄とみなされますので、くれぐれもご注意ください。

コメント (6)
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