見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2024金沢散歩:兼六園、泉鏡花記念館、近江市場

2024-02-22 17:40:53 | 行ったもの(美術館・見仏)

金沢半日観光の続き。

兼六園成巽閣白鳥路

 石川県立博物館から兼六園へ。随身坂口から入ると梅園が見ごろで楽しかった。幕末に13代藩主前田斉泰が母君・真龍院のために建てた隠居所・成巽閣も見ていく。1階では前田家ゆかりの雛人形・雛道具を展示中。2階の「群青の間」は、ウルトラマリンブルーの青とベンガラの赤、さらに襖の白(灰色)が、計算された空間美を作り出している。

 名物の雪吊りは、全然役に立っていなかったが、青空にそびえ立つ縄の三角錐は、どこか南方ふうな感じもして楽しかった。ほぼ初夏の日差しだったので、池・渓流・滝・噴水など、変化に富んだ水辺の風景が気持ちよかった。さすが大名庭園、贅沢でよいなあ。

 兼六園を出て、金沢城公園の脇の細道(白鳥路)を抜けていく。深い緑を背景に、さまざまな彫像が並んでいた。その中のひとつ「金沢ゆかりの三文豪」の像で、左から、室生犀星、泉鏡花、徳田秋声である。鏡花先生はウサギを抱いていらっしゃる。

泉鏡花記念館(金沢市下新町)~ひがし茶屋町

 そして泉鏡花記念館へ。鏡花の生家跡に建つ邸宅を増築・改修した記念館である。元旦の能登半島地震の影響で休館中(2/22から再開館)であることは分かっていたが、訪ねてみたかった。館内には灯りがついていて、再開に向けた準備をされていたのではないかと思う。またいつか来ます!

 少し先の浅野川を渡ると、ひがし茶屋街。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているということだが、カフェやお土産ショップが多く、インバウンド観光客が闊歩していた。初日はこれで終了。

近江市場

 翌日は仕事。翌々日、朝一番にホテルでオンライン会議を済ませたあと、少し時間があったので、近江市場で早めのランチを食べて、また仕事に向かうことにした。

 焼き魚(鰤)とミニ海鮮丼の定食。リーズナブルで美味、満足。

 国内外を問わず、旅先で市場を覗くのは楽しい。生鮮食料品だけでなく、干物や練物などの加工品、食堂、スイーツ、花屋や衣料品のお店もあって、金沢に暮らす人たちの生活を総合的に支えている市場なんだなあ、と感じた。うらやましい。

おまけ:宿泊したホテルのフロント付近をうろうろしていたロボット。思わず、こちらも笑顔を向けてしまう。LOVOT(らぼっと)ちゃんというらしい。


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