■日経ビジネス:赤瀬川原平、山下裕二『東京、オトナの修学旅行』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090319/189502/
『日本美術応援団』(日経BP社、2000年)に始まる両氏の対談シリーズは、ずっと愛読させていただいている。美術品から修学旅行、社会科見学へという関心の広がりもオモシロくて、次はどうなるのかなあ、いつ出るのかなあ、と思っていたら、いつの間にか、ネットで新シリーズが始まっていた。
今度のテーマは「東京」。バックナンバーを斜め読みした印象では、やっぱり日本美術応援団の本領発揮か、上野篇が面白い。寛永寺執事長の浦井正明氏の「お寺が燃えるとね、火が赤じゃなくて、青いんですよ。銅版の屋根が燃えるから真っ青なんです」という衝撃的な証言とか、東京文化財研究所の図書室で膨大な資料を管理する「生き字引」の中村さんとか、上野駅の応接室にある平櫛田中の作品とか、ほお~と驚く情報多数。その中でも、山下氏が「2011年、法然上人の生誕800年で、増上寺所有の狩野一信の「五百羅漢図」全100幅を江戸博で展示することになっています。ぼくはその展覧会の監修を頼まれているんですね」というのは、聞き逃せない好消息。あと2年、待ちましょう。
■日経ビジネス:松島駿二郎『書物漂流』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20060324/100713/
日経ビジネス・オンラインから、もう1つ。2006年4月に始まり、週1回ペースで配信されている書評コラムである。農業、環境、宇宙科学など、自然科学系の本を取り上げることが多く、私は、この分野の本をあまり読まないので、これまで目につかずにいた。2009年4月24日配信の「ミツバチと魚の激減、そして失われる築地」が非常に興味深い内容だったので、今後、注目してみたいと思う。
※なお、「日経ビジネス・オンライン」は会員登録(無料)しないと記事全文が読めない場合あり。
■知る楽(NHK教育):『鉄道から見える日本』(語り手・原武史)全8回
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/mon/index.html
このところ、テレビというメディアは急速に衰退期に入ったかのようだ。そんな中で、NHK教育の番組だけが、妙に生き生きしている。たまたまテレビをつけたら、原武史さんが喋っていたので、そのまま聞き入ってしまった。少し前に「視点・論点」で松本清張の『神々の乱心』についても語ってましたね(→興味深いその内容は、こちらの個人サイトで)。おまけで、学生が作る東大HP『UT-Life』「東大な人々」に掲載された記事へのリンクも貼っておこう。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090319/189502/
『日本美術応援団』(日経BP社、2000年)に始まる両氏の対談シリーズは、ずっと愛読させていただいている。美術品から修学旅行、社会科見学へという関心の広がりもオモシロくて、次はどうなるのかなあ、いつ出るのかなあ、と思っていたら、いつの間にか、ネットで新シリーズが始まっていた。
今度のテーマは「東京」。バックナンバーを斜め読みした印象では、やっぱり日本美術応援団の本領発揮か、上野篇が面白い。寛永寺執事長の浦井正明氏の「お寺が燃えるとね、火が赤じゃなくて、青いんですよ。銅版の屋根が燃えるから真っ青なんです」という衝撃的な証言とか、東京文化財研究所の図書室で膨大な資料を管理する「生き字引」の中村さんとか、上野駅の応接室にある平櫛田中の作品とか、ほお~と驚く情報多数。その中でも、山下氏が「2011年、法然上人の生誕800年で、増上寺所有の狩野一信の「五百羅漢図」全100幅を江戸博で展示することになっています。ぼくはその展覧会の監修を頼まれているんですね」というのは、聞き逃せない好消息。あと2年、待ちましょう。
■日経ビジネス:松島駿二郎『書物漂流』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20060324/100713/
日経ビジネス・オンラインから、もう1つ。2006年4月に始まり、週1回ペースで配信されている書評コラムである。農業、環境、宇宙科学など、自然科学系の本を取り上げることが多く、私は、この分野の本をあまり読まないので、これまで目につかずにいた。2009年4月24日配信の「ミツバチと魚の激減、そして失われる築地」が非常に興味深い内容だったので、今後、注目してみたいと思う。
※なお、「日経ビジネス・オンライン」は会員登録(無料)しないと記事全文が読めない場合あり。
■知る楽(NHK教育):『鉄道から見える日本』(語り手・原武史)全8回
http://www.nhk.or.jp/shiruraku/mon/index.html
このところ、テレビというメディアは急速に衰退期に入ったかのようだ。そんな中で、NHK教育の番組だけが、妙に生き生きしている。たまたまテレビをつけたら、原武史さんが喋っていたので、そのまま聞き入ってしまった。少し前に「視点・論点」で松本清張の『神々の乱心』についても語ってましたね(→興味深いその内容は、こちらの個人サイトで)。おまけで、学生が作る東大HP『UT-Life』「東大な人々」に掲載された記事へのリンクも貼っておこう。