○鎌倉国宝館 特別展『国宝鶴岡八幡宮古神宝』
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.htm
久しぶりの鎌倉である。国宝館では、鶴岡八幡宮に伝わる古神宝の特別展が始まっていた。「螺鈿蒔絵硯箱」や「螺鈿太刀」は、鎌倉通いの長い私には、もはやおなじみの逸品である。「朱漆弓」と「黒漆矢」も。
「神前騎馬人物図」は、初見と思われ、足が止まった。三柱の神様が描かれていて、三宮が神武天皇、二宮が玉依姫とあるのは読めるのだが、肝腎の一宮が読めない。鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)かしら? そうすると、この「神前」は、どこの神宮? 時代は桃山とあったけれど。
この特別展、『鶴岡八幡宮古神宝』をうたっているが、後半には、天神様・菅原道真公ゆかりの絵画や彫刻が並んでいて面喰らう。実はこれらは、鶴岡八幡宮でなく、ご近所の荏柄(えがら)天神社の神宝である。
何か事情があって、鶴岡八幡宮の古神宝だけでは会場が埋められなかったのかナー。まあ、江戸時代には、鶴岡八幡宮の工事で余った木材を使用して、荏柄天神社の修造を行うのが通例になっていたというくらい、近い間柄らしいから、いいことにしておくか。
国宝館わきの土壇に咲くヒガンバナの群生も楽しみに出かけたのだが、ちょっと早すぎた。見頃は来週くらい?
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kokuhoukan/index.htm
久しぶりの鎌倉である。国宝館では、鶴岡八幡宮に伝わる古神宝の特別展が始まっていた。「螺鈿蒔絵硯箱」や「螺鈿太刀」は、鎌倉通いの長い私には、もはやおなじみの逸品である。「朱漆弓」と「黒漆矢」も。
「神前騎馬人物図」は、初見と思われ、足が止まった。三柱の神様が描かれていて、三宮が神武天皇、二宮が玉依姫とあるのは読めるのだが、肝腎の一宮が読めない。鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)かしら? そうすると、この「神前」は、どこの神宮? 時代は桃山とあったけれど。
この特別展、『鶴岡八幡宮古神宝』をうたっているが、後半には、天神様・菅原道真公ゆかりの絵画や彫刻が並んでいて面喰らう。実はこれらは、鶴岡八幡宮でなく、ご近所の荏柄(えがら)天神社の神宝である。
何か事情があって、鶴岡八幡宮の古神宝だけでは会場が埋められなかったのかナー。まあ、江戸時代には、鶴岡八幡宮の工事で余った木材を使用して、荏柄天神社の修造を行うのが通例になっていたというくらい、近い間柄らしいから、いいことにしておくか。
国宝館わきの土壇に咲くヒガンバナの群生も楽しみに出かけたのだが、ちょっと早すぎた。見頃は来週くらい?