見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

今年読めなかった本

2004-12-31 15:10:53 | 読んだもの(書籍)
 私は「買った本は読む、読まない本は買わない」をモットーにしている貧乏たらしい読書家だが、そうは言っても、モットーどおりに行かないこともある。というわけで、買ってはみたものの、今年読めなかった本。

■増田弘『自衛隊の誕生:日本の再軍備とアメリカ』(中公新書)中央公論社 2004.12
 陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊のそれぞれの誕生について書いたもの。実証的でいい本だと思うんだけど、私は数字が苦手で、海上自衛隊の途中で挫折。ほんとは航空自衛隊にいちばん興味があったのだけど。

■川島真『中国近代外交の形成』名古屋大学出版会 2004.2
 600ページを超す大作。半分くらいまで行ったんだけど、仕事が忙しくて中断したら、前後関係が分からなくなって、読めなくなってしまった。やっぱり基礎知識がないとダメだなあ。まあ、本書が、新出の文献史料を駆使しているためでもあるか。

■祁景〓(きけいえい)『中国のインターネットにおける対日言論分析』日本僑報社 2004.8
 著者の祁さんを存じ上げているので「本出たね!読むよ!」なんて言っておきながら、まだ読んでない。ごめんね~。

■ユリイカ 2004.11月号『特集・藤森照信:建築快楽主義』青土社 2004.11
 こういう雑誌は、店頭から無くなるといけないと思って、つい買ってしまう。図版はパラパラ見ているのだが、まだ文章は読んでいない。

■五味文彦『源義経』(岩波新書)岩波書店 2004.10
 「読むものが切れたときにでも」と思って買っておいた1冊。最初の20ページくらいまで読んだところで、何か別の本に移ってしまったために挫折。まあ、そのうち再トライしよう。

■周藤吉之、中嶋敏『五代と宋の興亡』(講談社学術文庫)講談社 2004.10
 これもそんな感じで買っておいた1冊。まあ、そのうち。

■中沢新一、赤坂憲雄『網野善彦を継ぐ。』講談社 2004.6
 本屋の店頭では、夏以来、ずっと横目に見てパスしていたのだが、中沢新一の『僕の叔父さん 網野善彦』がおもしろかったので、ごく最近、買ってしまった。この正月にでも。

■高橋哲哉『教育と国家』(講談社現代新書)講談社 2004.10
 こんなに読んでない本があるのに、「さあ年末休みだ」と思うと、性懲りもなく、昨日だか一昨日だかに買ってしまった。

 雪の大晦日。もう外に出るのは止めて、夜まで本でも読んでいようと思う。コインランドリーに行くのも止め。洗濯物もいつかは乾くだろう。買い物も止め。常備食のラーメンでも作って食べよう。

 そんなわけで、来年もよいお年を。
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