見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

夢の名残/四天王

2004-07-19 12:13:33 | 読んだもの(書籍)
○『神仏のかたち(2)四天王:仏敵から世界を護る最強の守護神』(Gakken Mook)学研 2004.5

 四天王に始まり四天王に終わった、今回の見仏旅行の興奮がさめやらないので、こんな本を開いて、夢の余韻に浸っている。

 うんうん、やっぱり四天王はいい。十二神将とか二十八部衆もおもしろいけど、ちょっとイメージが分散されすぎるというか、想像が放恣に流れすぎるきらいがある。

 帝釈天のように1人でスーパーパワーを表現するのも難しい。結局、抽象になってしまって面白みにかける。

 四天王の4という数は、それぞれが個性を有し、かつチームとしての強力なパワーを表現するには、ちょうどいいのではないかと思う。

 それにしても、各寺院の四天王を見比べるには、こうして写真集に頼るしかない。実物を並べて見るのことのできる「日本の四天王」みたいな展覧会が、いつかできないものかなあ。

コメント
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