週に2~3回ほどの定期的な図書館通いをずっと続けているが、これはといった本に出会える確率がとても低いのが難点。
換算すると10冊あたりで1~2冊が精一杯。
何とか確率の高い方法はないものかと思っていたら、先日の地元紙に「本を読む人だけが手にするもの」(藤原和博)と題した本の紹介の中で次のようなことが書かれていた。
「読書をするだけで10人に一人の人材になれる。というのも、これから先の日本は<本を読む習慣のある人>と<本を読む習慣のない人>に二分される階層社会がやってくるから。~以下略~。」
ちなみに本好きの人がハズレを引かない方法だが、“数が勝負”とにべもない。無駄な本に出会わずに効率的に本を選ぶことなどどだい無理とある。
やっぱり面白い本に出会うには「数が勝負」のようだ!
「闇夜の鉄砲」みたいに「数撃ちゃ当たる」というわけだが、そういえば「無駄の効用」という言葉もある。
ハズレたものでも、そのときは一見無駄のように見えるが意外にも記憶に残っており、思わぬところで役に立つことがあるかもしれない。
そういえば、先日(12月4日)のNHKのテレビ番組「サイエンスZERO」で「睡眠・持久力・肥満まで!腸内細菌がもたらす驚異」を放映していた。
現在、「腸内細菌」の効果が健康面で大きな脚光を浴びており、食事のときでも「腸内細菌が喜びそうなものを食べる」という意識が必要だと言ってた。
そういう食べ物となると、栄養価の高いものではなく「野菜、果物、豆類」といった「味覚」の面ではパッとせず、無駄ともいえそうな食物ばかり。
「無駄の効用」は、さらにオーディオにも通用しそうですよ。
たとえば我が家では真空管のパワーアンプだけで現在8台ほどある。その中でどうにか現用のシステムと相性のいいものが4台、残りの4台はイマイチ相性が悪い。
確率的には50%となるが、それかといって後者の4台のアンプが無駄だったかといえばけっしてそういうことはない。後々の選択過程における貴重な礎(いしずえ)となっていることは言うまでもない。
スピーカーだって7系統のうち、あまり出番が無いものが2系統あるが、どういう組み合わせで大化けするか全く予断を許さないところがあるので辛抱強く持っている。
「無駄と思ったものが実は無駄ではなかった!」、こういう逆転劇もワクワクして楽しいものです(笑)。
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