「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

インピーダンスの整合性

2019年04月05日 | オーディオ談義

前回からの続きです。

「北国の真空管博士」のご厚意により新たに手に入れたジェンセンのツィーターだが、我が家のシステムととても相性が良くて一躍レギュラーの仲間入り。

       

さて、そこで浮かび上がってきたのが「インピーダンスの整合性」の問題である。

このブログの読者で「インピーダンスって何?」という方がおられるはずはないと思うが(笑)、もしいらっしゃったら「スピーカーのインピーダンス」でググっていただくと分かりやすく解説されている。

そこでだが、このツィーターはインピーダンスが「8Ω」になっているが、ウーファーの「AXIOM150マークⅡ」はグッドマン定番の「15Ω」仕様となっている。

インピーダンスの違うユニットが混在した場合、はたして8Ω用と16Ω用のネットワークのうちどちらを使えばいいんだろうという疑問が湧くのは当然。

   

左側が8Ω用の「DN-6」、右側が16Ω用の「DN-7」となる。クロスオーバーは両者とも同じ4000ヘルツである。   

こういうケースでは一般的には重要な周波数を担当しているユニットに合わせるべきだとされている。

つまり今回は「~4000ヘルツまで」を担当している「AXIOM150マークⅡ」に合わせて16Ω用の使用がオーソドックスな解答となるが、周知のとおりSPユニットのインピーダンスなんて音量次第で刻々と変化するのであまり当てにならない(笑)。

したがって、こういうときはこまめな試聴実験あるのみである。

ネットワークに繋ぐSPコードをマイナス・ドライバーで付けたり外したりの実に簡単な作業で済むのでありがたいが、これでじっくり比較試聴してみると、「8Ω」用のネットワークの方が明らかに「16Ω」用よりも一枚上だった。

スッキリ爽やかで一枚ベールが剥がれた印象を受けた。

これまでの経験から言わせてもらうと、総じて「8Ω」用のネットワークはインピーダンス・16ΩのSPユニットにも通用するが、その逆に「16Ω」用のネットワークはインピーダンス・8ΩのSPユニットにはしっくりこない。

つまり8Ω用のネットワークの方が汎用性が高い。

これはパワーアンプとSPユニットとの間の接続でも同じことが言えますね。

アンプ側の8Ω・16Ω端子とSPユニット側のインピーダンスの整合性ともなると、アンプ側の8Ω端子に接続している方が明らかに汎用性が高い。

もちろん「そんなことはとっくの昔に知ってるよ」という方が多いだろうから、いかにも「鬼の首」を取ったように申し上げたつもりは毛頭ありませんので念のため(笑)。 

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