「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

二転三転!

2020年03月22日 | オーディオ談義

前々回からの続きです。

1か月近く「AXIOM80の2発入り」騒動が続いたが、ようやく一段落したところで何だか違う傾向の音が聴きたくなったのはオーディオ愛好家の性(さが)というものだろうか(笑)。

というわけで久しぶりにJBLサウンドの登場である。

世間では圧倒的にジャズ向きとされているが、うまく料理すればクラシックでも十分いけることをちゃんと知ってるよ~(笑)。



JBLのコーン型ユニットをグッドマン用とされる「ARU」(背圧調整器)付きの箱に容れているが結構しっくりきますよ~(笑)。

最初はおとなしくネットワーク(クロスオーバー1200ヘルツ)を使ってJBL「D123」(口径30センチ)と「175ドライバー」の2ウェイで聴いてみた。

極めて明快なサウンドで、もうこれで十分だと思ったがいつものように聴いているうちに段々と欲が出てきてしまった。最高音域の周波数がもっと欲しいなあ。

そこで、直し込んでいた「075ツィーター」の登場と相成った。



となると、ネットワーク方式では間に合わなくなったので3ウェイ「チャンデバ」の出番だ。いつものパターンで段々と込み入ってくるのが我が家のスタイル(笑)。

アンプ3台、SPケーブル3本とも丸ごとウェストミンスター(改)に使用中のものからそっくり移転した。社会では3月末が近くなると人事異動がつきものだが、我が家の異動では「内示」という面倒くさい手間を省いているのが特徴だ(笑)。

3つのSPユニットと組み合わせる3台のアンプの組み合わせは改めて次のとおり。

低音域:「D123ユニット=PX25アンプ」、中音域:「175ドライバー=71Aアンプ1号機、高音域:「075ツィーター=71Aアンプ2号機」

ときに「尖った音」を出すJBLのホーン型ドライバーを羽毛のように柔らかく鳴らす秘策(?)は、小出力で素直な「71系アンプ」を使うに限ると秘かに思っている。



左が71系アンプの1号機で右が2号機。真空管の構成を忘れないようにメモしておこう。

前者の前段管は「AC/HL」(英国マツダ)、出力管は「71A」(レイセオン)、整流管は「OK-X213」(メッシュプレート)。

後者の前段管は「A-411」(ヴァルボ:バリウム昇華型フィラメント)、出力管は「71A」(レイセオン)、整流管は「380」(カニンガム)と、けっして自慢するわけではないが(笑)、いずれも古典管の希少管ばかりで、両者ともインターステージトランスを内蔵している。

これらのアンプを使うとまるでJBLが借りてきた猫のように従順になり、柔らかな響きになってクラシックがすんなり聴けるようになるのだから不思議!

「AXIOM80よりもこっちの方が好みかもねえ」と、しばし陶酔のひと時を味わった。

肝心のチャンデバのクロスオーバーだが「1000ヘルツと8000ヘルツ」にしていたところ、半日ほど聴き耽ってからコーン型ユニットの「D123」を1000ヘルツまで持たせると、ちょっと間延びした音になりがちだなあとやや気になりだした。

そこでクロスオーバーを「700ヘルツ」にしてみようかな。

となると「175ドライバー」は危険な綱渡りになるので代わりのユニットとして浮上したのが、ナショナルのスコーカー専用ユニット「EAS-12PM10」。



口径12センチで200ヘルツから使える優れものだが「ネットワーク方式」のときはサッパリだったものの、チャンデバ方式で専用アンプ(71A・1号機)をあてがってやると水を得た魚のように豹変した。

チャンデバのクロスオーバーを改めて「700ヘルツと6000ヘルツ」に設定して耳を澄ますと、各ユニットとの繋がりもごく自然でこれは素晴らしい!



クラシック、ジャズを問わず、非の打ちどころがないサウンドというのはこういう音を指すのではあるまいか、と思えるほどの出来栄えで結果的には「二転三転」したけれどもう心の底から満足~。

今のところは・・だが(笑)。

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