「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「七転び八起き」でがんばろう

2022年04月24日 | 独り言

つい先日搭載した記事「失敗談と成功談のどちらがお好き?」についてだが、一般的に人は「失敗談」を好むものだが、本人にとってはやはり「失敗談」は思い出したくもないのでつい敬遠したくなるのがホンネ。

今回は、今思い出しても忌々しくなるが、もしかして読者が同じ轍を踏まれないように、その失敗談を投稿してみよう。

このところ、我が家のオーディオは段々と手間がかかるものを敬遠していく傾向にある。

たとえば、レコード再生の方が音がいいに決まっているのだが、構成部品が多くてその調整が大変なので、まあこの程度ならいいかとつい手軽なデジタル再生に走ってしまう。

ほかにも、重量級のアンプやスピーカーも動かすのが大変だし肝心の腰を痛めては元も子もないので「シンプル イズ ベスト」を兼ねて全てが自然と「軽薄短小」に向かいつつある。

そういう中で、手間のかからない代表的なものが「ブルーレイレコーダー」で、CDを10分ほどかけて一度取り込んでおくと後はリモコンボタンで手軽に再生できるのでこれほど便利なものはない。

たしかにCDトランスポートで再生するよりもちょっと音質が落ちる気もするが、ブラインドテストで聴いてもほとんど差がないようにも思える。

「悪貨は良貨を駆逐する」ように「簡便は手間を駆逐する」(笑)。

で、その「ブルーレイ・・」だが、性能も日々向上しているようなので例によって「もっと良くなるかもしれない」という期待と現行機器のスぺアを兼ねて新たな機器を購入してみた。

映像機器だけは新品を購入することにしているので、某専門ショップ(東京)を選択した。

「パナソニックブルーレイディスクプレイヤー史上最高グレードの高画質・高音質設計」という触れ込みだし、オーディオ関係の数々の賞を受賞しているほどなので、まず間違いはなかろう。



2~3年ほど前に発売された現行機種で「UB9000」という型番だ。

で、ネットで代金支払い後すぐに到着して、梱包を解いてさっそくCDを取り込もうとしたら、大きな勘違いをしていてこれは「ブルーレイ・CD・DVD・USB再生」専用のプレイヤーで、CDは記録できないことが分かった。

しまったあ~!

急いで購入したショップに「勘違いしてました。CDを記録できるものと交換してくれませんか」と、申し出たところ「一度梱包を解いたものは交換できません」と、つれない返事(笑)。

それもそうだろうなあ・・。

方向転換して「最新のCDトランスポートを購入したと思えばいいか、USBも再生出来ることだし」と前向きに考えることにした。

で、この「UB9000」からデジタルコード(RCA)でDAコンバーターの「A22」(GUSTARD)に繋いでCD再生を試みたところ「期待の176.4KHz」の再生ができず、小窓の表示には「44.1KHz」のままだ。

さあ、直接パナソニックと交渉開始。

「どうしても176.4KHzの再生ができません。故障じゃないでしょうか、返送してもいいので確認してください」といった調子で、2~3回やり取りするうちに、「リモコンに”音質効果”というボタンがありますのでそれを押してご確認ください」という返事があった。

そんなことは付属していた10頁ほどの「薄っぺらな説明書」にはつゆほども書いてなく、ネット掲載の40頁ほどの活用書に書いてあった。

こんな大事なことが書いてある活用書なら、最初から添付してくれればいいのに~!

この「音質効果」のボタンでようやく「176.4KHz」の再生が可能になって愁眉が開いた。

このボタンは詳細に再生対応が区分されていて「リマスター3」が、クラシック用とされており、「真空管サウンド」も6種類ほど分かれているほどのサービスぶり。

肝心の音質の方だが、お値段相応に「可もなし不可もなし」かな。

いつもの「七転び八起き」の精神で、気を取り直してこれからせっせとCDを聴きまくろう。何としても元を取らないと~(笑)。


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