「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

モーツァルトで免疫力を高めよう

2019年01月22日 | 音楽談義

このところ「お天気」続きで空気が乾燥しているせいか全国的にインフルエンザが大流行らしい。

かく言う自分も4日ほど前に微熱があるようで体がだるいし、深部体温が下がらないせいか睡眠の質も非常に良くなかった。

軽い風邪症状だったがこれ以上ひどくなったらたいへんだと、身構えていたところ幸い1日だけで運良く撃退できた。

これも日頃からモーツァルトを浴びるように聴いて免疫力を高めていたせいかもしれない(笑)。

パソコンオーディオを本格的に開始し「192KHz再生」によりインターネットラジオで「モーツァルト専門チャンネル」を聴きだしてからおよそ1か月あまり。

積極的に音楽を聴きにいく姿勢から、受け身として与えられる音楽に新鮮な驚きを覚える方が楽しくなるのは歳を取ったせいだろうか。身に覚えのある方はきっと多いはずだ(笑)。

何しろいきなり大好きな「ファゴット協奏曲」(第二楽章)が流れてきたりするのだからたまらない。

24時間ぶっ続けのモーツァルトとなると、これまで知らなかった曲目が続々と登場してくる。

リスナー席からパソコンまで3mほどあるのだが、「これはいい曲だなあ、タイトルは何?」と、にじり寄ること再々。

その都度、手帳に曲名とケッヘル番号を書き記している。

たとえば、いくつか挙げてみると「ハフナーセレナーデK250」「ピアノ協奏曲5番K175」「ピアノ協奏曲11番K387」「交響曲9番K73」「交響曲21番K134」

どちらかといえば10代~20代の頃に作曲された「ピアノ協奏曲」や「交響曲」に好きなものが多かった。

ものの解説本によるとモーツァルトのピアノ協奏曲は第20番(K466)以降から圧倒的な進化を見せたとあったのだが、ウソばっかり(笑)。

ずっと昔の10番台に凄くいいものがあるし、交響曲も例外ではない。解説書の鵜呑みはやっぱり禁物ですな。

なお、惜しむらくは形式も楽器の数もシンプルそのものの「ピアノソナタ」にこそモーツァルトの真骨頂があると思うのだが、出番が極端に少ない。いったいなぜだろう。

脚本家の「石堂叔郎」氏によると作曲家が生涯にわたって書き連ねたジャンルにこそ、その本質が具現化されていると喝破されていたが、
「ピアノソナタ全集」「ピアノ協奏曲全集」「交響曲全集」「オペラ」などの初期の作品には後期の作品には見受けられない独特の魅力がある。天才の天才たる所以でしょう。

さて、冒頭の話に戻って「なぜモーツァルトの音楽を聴くと免疫力が高まるのか。」

これには科学的な根拠があるみたいですよ。6年前の記事を一部改変して以下のとおり再掲させてもらいましょう。
 

音楽といってもいろんなジャンルがあるし、作曲家にしても様々だが、取り分け「モーツァルトの音楽」に、より高い健康効果が認められるというのが次の本。 

                                            


以下、本書を引用させてもらおう。

モーツァルトの名曲になぜより高い健康効果が認められるのか、それは次のように判明している。

人間の意志とは無関係に作動する自律神経の中でも身体をリラックス状態に導く副交感神経を刺激する音の特性が豊富にバランスよく含まれている。

その特性を具体的に挙げると次の3点。

 音の高い周波数(3500ヘルツ以上の高音)がよく含まれている

 自然の音と同じ一定のリズムを保ちながら「変化のある音=”ゆらぎ”」に満ち満ちていること

 倍音(音と音とがぶつかり合ってさらに高い周波数になる)と呼ばれる音の特性が交感神経(ストレスなどを喚起する)の働きにブレーキをかけること

の”ゆらぎ”については、さらに解説が必要と思う。

たとえば、夏のひんやりしたそよ風は強くなったり弱くなったりする不規則性が人間の生体リズムと一致して涼しく感じるが、扇風機の風は人工的で一定の強さしか吹かないため心地よく感じず「その違い」とのこと。


この3点を基軸として本書は展開されていくがこのうち、特に興味をひかれたのが次の点。
 

☆ 聴覚は心臓が停止した30分後まで残っている感覚

人間は外部からの刺激を聴覚、視覚、嗅覚、味覚、触覚という五感でキャッチしているがその中で聴覚は最後まで生き残っている感覚で心臓が停止した後も30分間くらい働いている。したがって、意識のない病人の枕元で悪口を言ったりするのはとんでもないこと。(そんな人はいないだろうが・・・)

聴覚が休みなく働くことは(危機をいち早く察知するという点で)動物にとって極めて重要な機能で五感全体が脳に送っているエネルギーのうち85%以上が聴覚によるもの。
 

なお、モーツァルトの音楽以外ではバッハにも同様の効果が認められ、さらに「グレゴリオ聖歌」にも”ゆらぎ”が豊富とのこと。楽器では、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、オーボエなどがそうで、ピアノの場合には背骨にツボ刺激を与えるような響きを持っているそうだ。

最後に音楽療法の効果を高める曲目が具体的に10曲紹介してあったが、自分が勝手に推奨する「これぞ癒しのモーツァルト」は
ヴァイオリン協奏曲全曲、フルートとハープのための協奏曲、クラリネット五重奏曲、オペラ「魔笛」。

日頃からモーツァルトをたっぷり聴いて免疫力を高めておきましょうね~。
 

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