「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

臨時ニュース速報~医療費の還付金詐欺~

2014年12月03日 | 独り言

今回は臨時ニュース速報です。

一昨日(12月1日)の9時半頃のこと、1本の電話がかかってきた。

「〇〇さんのお宅でしょうか。こちらは市役所の保健予防課の者です。2か月ほど前に文書を送っていたのですが、まだ手続きがなされておりません。過去5年間分の医療費の還元金が溜まっています。直通電話を申し上げますので、急いで手続きをしてください。今日が締切になっています。」

若い男性の声で、背後には大勢で執務しているような、いかにも“ざわざわとした”室内の気配が伝わってくる。

「文書にはまったく心当たりがありませんが、還元金はいくらになってますか?直通電話の機関の所在地はどこですか?」とすかさず訊ねると、「はい、37,000円になってます。所在地は県庁の5階にある社会保険事務局です。」

「分かりました。」と一応電話を切ったものの、念のため県庁に電話して確認してみたところ、受付嬢が「5階に社会保険事務局なんてありません。今日はそういう問い合わせの電話がひっきりなしにかかってきます。」

というわけで、「詐欺」ということが分かった。この手の話はテレビ、新聞などでよく見聞するが自分が巻きこまれたのは初めてだった。

はたして、翌日(2日)の地元紙の朝刊にこの件が掲載されていた。

        

あれほど報道されているのにやっぱり騙されてしまう人がいる。よほどウブで信じ込みやすい人たちなのだろう。しかし、自分もあまり偉そうなことは言えない。

実はご近所の方から半年ほど前にこの医療費の還付金詐欺に引っ掛かった話を聞いていたので、還付金と聞いただけでピ~ンときたのだが、もしそうでなければウッカリ乗せられたかもしれない。

およそ4年ほど前に高度医療(心臓のカテーテル手術)を受けているので、もし還付金があれば欲しい真空管が買えるし~(笑)。

この日(2日)の午後に出かけた運動ジムで知り合いの方々にこの話を披露したところ、皆さん興味津々で耳を傾けてくれた。

実際に身近な例として被害に遭いそうになったという生の声はやはり説得力があるようだ。もし、これが実害があったとすればよりいっそう身につまされたことだろう。

他人の失敗談ともなると「自分だけは同じ轍を踏むまい」と、それはもう骨の髄まで沁みこむんだから~(笑)。

とにかく、皆さん師走どきの“うまい話”には用心しましょうねえ。


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