先日のブログに登載したように、素晴らしい性能を持つ「マイカ・コンデンサー」。
参考のために記しておくと、マイカとは「雲母」のことで、「耐熱性で電気を通しにくい性質を持ち、絶縁体として使用される」(ウィキペディア)とある。
この自然素材である雲母を使った(マイカ)コンデンサーをアンプの回路やネットワークに使用すると抜群に音が良くなると分かったのが近年の最大の収穫。
60年以上も前に作られたウェスタン社のアンプが「なぜあんなにいい音がするのか」、それは「マイカ・コンデンサーを使っているから」なんて噂もちらほら。
既に2ペア購入して愛用しているが、もっと追加して購入しようと思っていたところ、湯布院のAさんから「最近、急にマイカ・コンデンサーの売れ行きが好調で、現在、品切れの状態ですと店主がこぼしていましたよ」と連絡が入った。
このマイカ・コンデンサーはいずれもヴィンテージもので現在、生産していないため売り切れると、そこであっさりお仕舞い。
「あれ~、何だか肩透かしを食らったようで、困りました」とメル友の奈良県のMさんに愚痴をこぼしたところ、すぐに海外のオークションに出品されているサンガモ(メーカー)の「マイカ・コンデンサー」を紹介してくれた。
オークションは得意中の得意(?)だが、海外での取引となるとちょっと二の足を踏む。何といっても英語力が大きな課題。
Mさんに「英語が不安なので諦めざるを得ません。」と返信。まるで、「ご馳走を目の前にして指をくわえて眺めている心境」だがこればかりはどうしようもない。
ところが「ちゃんと日本語版がありますよ。」と、URLつきでうれしいメールが戻ってきた。
すぐに飛びついて、オークションの取引が出来るように住所、氏名、カード決済の手続きなどを済ませ、間髪をいれず目的の商品名を検索で捜し出し、即決をクリックして落札!
安い、実に安い。日本での価格のおよそ5割以下の印象で15%の手数料に海外からの送料が加わっても充分に引きあう。
ついでに行きがけの駄賃とばかり、SPユニットのアルテックの「403A」を見つけたので落札。これも日本での価格の1/4程度だった。
もう、笑いが止らない~。
そして、お目当てのマイカ・コンデンサーが国際宅急便で到着したのが5月5日(木)の11時ごろ。落札してから丁度2週間ぐらい経ってのことだった。税関通過手数料を取られたが微々たるものだった。
当面の使い道は決まってないものの、いろんな局面で役立ちそうでこれは随分重宝しそうだ。
まったく、「メル友はありがたい!」
なお、最近「ECC81」(12AT7)と間違えて購入したマラードの真空管「EBC81」(6本)をまとめて引き取ってもらい、その代わりに新品のシーメンスとナショナルの「12AT7」をいただき、まるで「海老で鯛を釣ったような気分」にさせてくれたのもこのMさんだった。
さらに、メル友といえば、千葉県のSさんからも貴重な情報をいただいた。
このSさんはオーディオ専門誌「無線と実験」(月刊)の「部品交換」欄を通じてアキシオム80(ペア)を予備用として破格の安い値段で譲ってもらって以来のお付合い。もう3年~4年ほど前になろうか。
オーディオ・マニアはカメラにも興味を持つ人が実に多いが、このSさんも将来「カメラ博物館」を開くのが夢と言われるほどのカメラ狂。
丁度、現在、デジカメを物色中なので相談してみることにした。
現在使用しているデジタル・カメラはソニー製で購入してから10年近い代物。このブログの中でも”しょっちゅう”利用し、充分「元」は取った勘定だが最近スイッチが磨耗してスンナリ入らず、ストレスがたまる一方。
そろそろ新しいデジカメを購入しようかとネットで売れ筋ランキング(2011.4.25~5.1)を調べてみると1位がキャノンの「IXY30S」、2位がニコンの「COOLPIX P300」。
「キャノンとニコンとどちらがいいですかね」とSさんに相談したところ次のようなメールが返ってきた。
「カメラのことですが、キャノンもニコンもトップメーカーですが、僕はカシオのエクスリムを推します。
高速エンジンで一度に3枚露出の異なる写真を撮り、瞬時に合成して最適な写真に仕上げるというもので、まったく失敗がありません。
そんな描写は現実には無いわけですが、デジタルならではの技術だと思います。
他のメーカーも追随していますが、価格、携帯性からも納得できると思います。
エクスリムシリーズは幾つか機能の異なる機種をエントリーしていますが、エンジンは同じです。
参考にしていただければ幸いです。」
Sさんご推奨のカシオのデジカメは「EXILIM HiーZOOM EX-H15」が売れ筋でキャノン、ニコンに続く堂々3位となっており、値段も一番手ごろ。
すぐに(ネットで)注文したのはいうまでもないが、ようやくこれからはデジカメでイライラしなくて済みそうだ。