経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

サービスについて

2006年05月20日 | Weblog
サービスは、モノを得る者にとっては、消費者に利する、消費者から見てのサービス、消費者がそう感じるものが「サービス」であって、どこか無償の行為という非経済的動機がそこに含まれるのではなかろうか。

この相手、消費者に喜んでいただく、といったサービスの本質を二の次にして、サービスと言う名目の元に人の気を引きつけ、最終的には己の利を図る、といった、いわば釣り針みえみえの撒き餌の類は、本来のサービスとは異なる。定義の問題だけではなく、
そうしたことをサービスと故障する事自体が、サービスをさらにわかりにくくし、ときには怪しげで、胡散臭いものにしたことは否定できまい。
そういう意味で、サービスは低下してきている、というより不良化してきている、というのが、現場で感じる私に実感である。
そのことは、モノづくりに起因、いな同根だ。なぜなら、本当にいいものは「サービスなど不要で、消費者に益し、売れるもの」だ、と考えるからである。

もう一方。サービスを生業としているのであれば、その提供されるサービスは、有料でなくては生業が成り立たないから、有料であっても消費者が利用するものであることが前提である。だがここにもその売り物としてのサービス以外に、サービスが存在していていて、なかなか複雑である。

サービスに関しては、じっくり考えてみたいところである。