経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

歌手のドレスと街づくり

2006年05月15日 | Weblog
 TVではなく、ラジオで、アナウンサーが、挨拶代わりに女性歌手の着ているドレスを、褒める。いつかじっくり考えたいと思っていた。
 もちろんアナウンサーは、ラジオでは、ドレスなど、聞いている人にわからないことは百も承知の上。饒舌を避け、結論を言うと、常連の場合は、1に、変化する「もの」、あるいは「こと」しか褒めようがない。2に、ドレス意外に、その間変化する「もの」、「こと」がない、ということだ。
 本人本体も、歌う歌にも。

 商店街であらたな、アーケードやカラー舗装がなされる。これは変化だ。但し1回限りの。次の変化は、少なくとも数十年先。ドレスみたいに、コロコロ変わる物ではない。
 だから飽きられる。だが歌手と違うのは、中身をいくらでも変化させられることだ。品揃え、価格、レイアウト、陳列、販促、接遇、等々。

 なのに最初にあれだけ集まった消費者が、日々減少。リピートしないのは、それらが、変わり映えがないと言う証である。
 さらに、お客が買うのは、商品なりサービスであって、アーケードやカラー舗装
でも、品揃え、価格、レイアウト、陳列、販促、接遇、等々ですらでもないのである。
 このことを充足しない街と個々店の繁盛はあり得ない。