新年会でのトップの話は、
「今年は大変厳しい年で、」と言った
枕詞で、声を落として始まる。
それは、乾杯の場面で、切り替わる。
●●である。しかし、だからこそ、我々は
がんばって○○にしようではないか。かんぱい!
暗を転じ、明を盛り上げるといった話術の1つ
なのだろうかもかもしれない。
話術だけではない。
川端康成の名作、『雪国』は
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。・・・」
で始まる。暗と明、黒と白の対比描写である。
ちなみに、そのあと、
「夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」、
と続く。越後湯沢の一面白の風景が目に浮かぶではないか。
しかし、一方、厳しいとか大変な年で、と切り出せば、
必然的にその根拠なり背景なりがリンクされ、
聞く人々の多くは、自分の企業の先行きに不安を
感じることも、否定できないことである。
1に、暗い方に物事を予測し暗いことに関心を示す。
2に、自分の能力や低業績の言い訳のプレ予告に使う。
3に、自分のが自信がないこと、力のないことの補強。
私たちには、うまくいかなかった場合の言い訳や
心理的リスクの軽減、予防線、あるいは無意識に
他人からの同調を求め、裏書してもらうといった。
他者を巻き込みあう融通手形を出し合う癖が、
大なり小なり、心にある。
それを云々したいのではない。
だからこそ、と続けたいことは次のことだ。
情報発信者には、そこに恣意性があろうと無かろうと、
こうした何らかの意図がある、ということを
承知しておくこと。つまり脳力開発でいう
暗を見たら明を。表を見せられたら裏を見よ、
といった両面思考で、物事を判断することが
不可欠ですよ、と申し上げたい。
そしてその結果が、どちらに転ぼうと、
自分にとって進歩発展するように、
活用する姿勢と行動が重要であるということである。
「転んでも只ではおきない」という言葉がある。
転んだらそこらにある金目の物を掴んで、
また立ち上げる、というのもいい。
それに加えて、転んだらその転んだときの姿勢、
視点から物事をみてみる、考えてみる。良い機会だ、と
考え、しばらく、ドップリと浸ってみることを進めたい。
こうした両面思考が、新たな進歩発展を創る。
今、時代は、それに最適の時、と見ている。
「今年は大変厳しい年で、」と言った
枕詞で、声を落として始まる。
それは、乾杯の場面で、切り替わる。
●●である。しかし、だからこそ、我々は
がんばって○○にしようではないか。かんぱい!
暗を転じ、明を盛り上げるといった話術の1つ
なのだろうかもかもしれない。
話術だけではない。
川端康成の名作、『雪国』は
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。・・・」
で始まる。暗と明、黒と白の対比描写である。
ちなみに、そのあと、
「夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」、
と続く。越後湯沢の一面白の風景が目に浮かぶではないか。
しかし、一方、厳しいとか大変な年で、と切り出せば、
必然的にその根拠なり背景なりがリンクされ、
聞く人々の多くは、自分の企業の先行きに不安を
感じることも、否定できないことである。
1に、暗い方に物事を予測し暗いことに関心を示す。
2に、自分の能力や低業績の言い訳のプレ予告に使う。
3に、自分のが自信がないこと、力のないことの補強。
私たちには、うまくいかなかった場合の言い訳や
心理的リスクの軽減、予防線、あるいは無意識に
他人からの同調を求め、裏書してもらうといった。
他者を巻き込みあう融通手形を出し合う癖が、
大なり小なり、心にある。
それを云々したいのではない。
だからこそ、と続けたいことは次のことだ。
情報発信者には、そこに恣意性があろうと無かろうと、
こうした何らかの意図がある、ということを
承知しておくこと。つまり脳力開発でいう
暗を見たら明を。表を見せられたら裏を見よ、
といった両面思考で、物事を判断することが
不可欠ですよ、と申し上げたい。
そしてその結果が、どちらに転ぼうと、
自分にとって進歩発展するように、
活用する姿勢と行動が重要であるということである。
「転んでも只ではおきない」という言葉がある。
転んだらそこらにある金目の物を掴んで、
また立ち上げる、というのもいい。
それに加えて、転んだらその転んだときの姿勢、
視点から物事をみてみる、考えてみる。良い機会だ、と
考え、しばらく、ドップリと浸ってみることを進めたい。
こうした両面思考が、新たな進歩発展を創る。
今、時代は、それに最適の時、と見ている。