経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

首長に首をかしげる

2008年04月03日 | Weblog
先月30日、朝の報道にあった、道路特定財源に関する
県知事等のアンケート結果を観て、考えさせられた。

自慢を、人にしたところで事業にさして役立つとは思えない。
自企業の自慢ならまだ宣伝になるかも知れないが、
自分の自慢をして、何か益になるのか。

ひょっとしたら物知りとして、
感心して話を聴いてくれる人がいるかも知れないが、
大半は、聞き流し、関心を示さない。
中には「なんだ、偉そうに。こいつ自慢ばかりしやがって」
と思う人も少なくない、と思うのです。

自慢話に長けた人の中には、会などの挨拶で、
著名人の名前を出し、その受け売りの言葉をもって、
こんな著名人のことを俺は知っているのだぞ。
(君たちはしらないだろう)、
こんな本も読んでいるのだぞ。
(君たちは、読んでいないだろう)、

と、間接的な自慢をする人も少なくない。

そうしたいわゆる地方の名士と名刺交換して、
その名刺を見ると、これが凄い。

裏も表も公職の肩書きずらり。

これまで私が頂いた名刺の中で、
その点のナンバー1は、4つ折りの名刺で、
そこにあれやこれや公職などの肩書きがびっしり。
ご丁寧に、元○○理事長、といったように、
「元」職も、すべて入れてある。

肩書きが虎の威の役割を果たしている。
この「威」を「衣」と置き換えたら、
この人は、これまで着たことのある衣装を
すべて名刺に書き込んでいることになります。

以下、私の独断偏見と解して頂いていいのですが、
どうも国なり県なりの補助事業の受け皿のところに、
こうした肩書きが用意されているようです。

そう考えると、補助金の受け皿を沢山もっているか、
また、その金額の多い人が、その地域を仕切る
名士ということになる。

その際たるものが、永田町住民を別にすれば、
市町村の首長、というのは頷けることです。
さもありなん、と思ってしまうのです。

人口1300人の小さな村に、
700メートルの橋が架かっていました。
ここにM県の多選で問題になった元知事名の
大きな石碑が建っている。
工事費133億4000万円。
この人は、国民や県民の税金を使い、
県を借金だらけにしただけではなく、
汚職で新聞紙上を賑わした人です。

その人の石碑の工費は、公費負担。
おまけに国から表彰を受けている。

「公費の浪費は美徳」。
それだけではない。
「他人のお金が、個人に使われている」

といった側面もある。

そのリスト、それを書き出したのが、
名士の「名刺」。

そうした皮相的な観点から、
国の金のありかたを観てみることも、
時には、必要ではないか。

首長たちのこのアンケート結果。
はたして、民意、イコールなのだろうかと。

首をかしげた、朝でした。

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1 コメント

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俺の女神様w (不死鳥)
2008-04-04 16:51:53
俺にとって女は神様ですw
昨日も会ってきたんだけど、2回もヌいてもらって¥6ΟΟΟΟくれたよ(*^ー゜)b
もうやめれん。。w
http://chara.zz84.net/toyun/8lGDfnop.html
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