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【COGHCC聖書通読】 2016/10/24

2016-10-24 07:55:04 | 一日一章・聖書通読日記
サムエル記上 1:2-5
「エルカナには、ふたりの妻があって、ひとりの名はハンナといい、ひとりの名はペニンナといった。ペニンナには子どもがあったが、ハンナには子どもがなかった。 この人は年ごとに、その町からシロに上っていって、万軍の主を拝し、主に犠牲をささげるのを常とした。シロには、エリのふたりの子、ホフニとピネハスとがいて、主に仕える祭司であった。 エルカナは、犠牲をささげる日、妻ペニンナとそのむすこ娘にはみな、その分け前を与えた。 エルカナはハンナを愛していたが、彼女には、ただ一つの分け前を与えるだけであった。主がその胎を閉ざされたからである。」

今日からサムエル記に入ります。イスラエルに王のいなかった時代、人々は主を忘れ自分勝手に生きてきた士師の時代が終わりを告げます。

このような罪に満ちた時代の中でも主の御前に正しく生きる人エルカナに、二人の妻がいました。その一人ハンナはエルカナの愛をいっぱい受けていましたが、子宝に恵まれませんでした。その理由を聖書は「主が胎を閉ざされたので」と記しています。どれほど正しく生きていても、愛情を豊かに注がれていても、自分の思い通りになる人生などありません。私たちの人生は良いことをすれば願いが叶う因果応報の世界ではなく、主の深いご計画の中にあることを忘れてはなりません。

http://bible.com/81/1sa.1.2-5.ja1955

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サムエル記上 1:6-8
『また彼女を憎んでいる他の妻は、ひどく彼女を悩まして、主がその胎を閉ざされたことを恨ませようとした。 こうして年は暮れ、年は明けたが、ハンナが主の宮に上るごとに、ペニンナは彼女を悩ましたので、ハンナは泣いて食べることもしなかった。 夫エルカナは彼女に言った、「ハンナよ、なぜ泣くのか。なぜ食べないのか。どうして心に悲しむのか。わたしはあなたにとって十人の子どもよりもまさっているではないか」。』

エルカナのもう一人の妻ペニンナは、自分は子宝に恵まれていながら、夫エルカナの愛を一身に受けるハンナに嫉妬し、事もあろうに主が胎を閉ざされたことを恨ませようとしました。ペニンナの姿は自分が今いただいている恵みに気付かない愚かな人の象徴です。人をおとしめて優越感に浸ろうとする者を、主は決して喜ばれません。私たちの中にある嫉妬や対抗心などの悪しき感情に心を支配されないよう、細心の注意を払う私たちでありますように。

http://bible.com/81/1sa.1.6-8.ja1955

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サムエル記上 1:10-11
『ハンナは心に深く悲しみ、主に祈って、はげしく泣いた。 そして誓いを立てて言った、「万軍の主よ、まことに、はしための悩みをかえりみ、わたしを覚え、はしためを忘れずに、はしために男の子を賜わりますなら、わたしはその子を一生のあいだ主にささげ、かみそりをその頭にあてません」。』

ペニンナの執拗ないじめを受けたハンナは、主の前に出て激しく泣き、子どもを授かったならばその子を一生、主に捧げますと誓いを立てました。かみそりを頭に当てないというのは、ちょうど最後の士師サムソンと同じナジル人の姿です。ナジル人の死によって士師の時代が終わり、新たなナジル人の登場でイスラエル王国時代が始まるという、神様の綿密なご計画にただ驚くばかりです。

http://bible.com/81/1sa.1.10-11.ja1955

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サムエル記上 1:13-18
『ハンナは心のうちで物を言っていたので、くちびるが動くだけで、声は聞えなかった。それゆえエリは、酔っているのだと思って、 彼女に言った、「いつまで酔っているのか。酔いをさましなさい」。 しかしハンナは答えた、「いいえ、わが主よ。わたしは不幸な女です。ぶどう酒も濃い酒も飲んだのではありません。ただ主の前に心を注ぎ出していたのです。 はしためを、悪い女と思わないでください。積る憂いと悩みのゆえに、わたしは今まで物を言っていたのです」。 そこでエリは答えた、「安心して行きなさい。どうかイスラエルの神があなたの求める願いを聞きとどけられるように」。 彼女は言った、「どうぞ、はしためにも、あなたの前に恵みを得させてください」。こうして、その女は去って食事し、その顔は、もはや悲しげではなくなった。』

祭司エリは、ハンナが主の御前にずっと祈っている姿を見ながらも、酒に酔っているのだと勘違いするほどに、この時代は霊的に鈍感な、堕落しきった時代でした。しかしそのような中でも、まことの祈りを捧げる者を、主は決して見過ごすことはありません。

主の御前に心を注ぎ出して祈ったハンナは、祭司エリの「主があなたの祈りを聞き届けられるように」との言葉を聞いて、もはや悲しみは吹き飛んでしまいました。私たちは長年の悩みが一気に解消するほど、深く主の前に祈りを捧げているでしょうか。目の前よ現実は何も変わらなくとも、結果を見る前にもはや祈りは聞き届けられたと確信する信仰を与えていただく私たちでありますように。

http://bible.com/81/1sa.1.13-18.ja1955

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サムエル記上 1:19-22
『彼らは朝早く起きて、主の前に礼拝し、そして、ラマにある家に帰って行った。エルカナは妻ハンナを知り、主が彼女を顧みられたので、 彼女はみごもり、その時が巡ってきて、男の子を産み、「わたしがこの子を主に求めたからだ」といって、その名をサムエルと名づけた。 エルカナその人とその家族とはみな上っていって、年ごとの犠牲と、誓いの供え物とをささげた。 しかしハンナは上って行かず、夫に言った、「わたしはこの子が乳離れしてから、主の前に連れていって、いつまでも、そこにおらせましょう」。』

主はハンナの心を注ぎ出す祈りを聞き届けられ、待望の子どもを授かりました。しかしハンナは、ようやく与えられた大切な子どもを、主に捧げると誓った誓約を守りました。

ようやく手にしたしあわせを、主との約束のために自ら手放す覚悟が私たちにあるでしょうか。しかしそのような信仰の持ち主こそ、祈りが聞かれるに相応しい人です。主は与え、主は取り給う、との信仰告白を、口先だけでなく自らの行動で示す私たちでありますように。

http://bible.com/81/1sa.1.19-22.ja1955

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サムエル記上 1:24-28
『乳離れした時、三歳の雄牛一頭、麦粉一エパ、ぶどう酒のはいった皮袋一つを取り、その子を連れて、シロにある主の宮に行った。その子はなお幼かった。 そして彼らはその牛を殺し、子供をエリのもとへ連れて行った。 ハンナは言った、「わが君よ、あなたは生きておられます。わたしは、かつてここに立って、あなたの前で、主に祈った女です。 この子を与えてくださいと、わたしは祈りましたが、主はわたしの求めた願いを聞きとどけられました。 それゆえ、わたしもこの子を主にささげます。この子は一生のあいだ主にささげたものです」。そして彼らはそこで主を礼拝した。』

ハンナはサムエルが乳離れするまで愛情を豊かに注いで育て、そして主の御前に祈った誓約の通り、その子の一生を主に捧げるために宮に上り、祭司エリに祈りの結果を報告して、共に礼拝を捧げました。

主は私たちの祈りを、決して忘れることなどありません。私たちもまた主の御前に捧げた祈りを決して忘れることなく、誓いを果たす者でありたいと願います。

http://bible.com/81/1sa.1.24-28.ja1955
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【今日の聖句】 2016/10/24

2016-10-24 06:55:05 | 今日の聖句
詩篇 59:16
「しかし、わたしはあなたのみ力をうたい、朝には声をあげてみいつくしみを歌います。あなたはわたしの悩みの日にわが高きやぐらとなり、わたしの避け所となられたからです。」

たとい悪しき者が私たちに敵対し悩ますとも、神様は主に寄り頼む者の高き櫓となってかくまい、守ってくださいます。御言葉に聞き従う者の味方となってくださる主の御名を声高らかにほめまつり、主の庇護の元にあるにさいわいに心から感謝を捧げる私たちでありますように。

http://bible.com/81/psa.59.16.ja1955
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