伊藤ファミリーBLOG

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【COGHCC聖書通読】 2016/10/20

2016-10-20 07:53:05 | 一日一章・聖書通読日記
ルツ記 1:1-3
「さばきづかさが世を治めているころ、国に飢きんがあったので、ひとりの人がその妻とふたりの男の子を連れてユダのベツレヘムを去り、モアブの地へ行ってそこに滞在した。 その人の名はエリメレク、妻の名はナオミ、ふたりの男の子の名はマロンとキリオンといい、ユダのベツレヘムのエフラタびとであった。彼らはモアブの地へ行って、そこにおったが、 ナオミの夫エリメレクは死んで、ナオミとふたりの男の子が残された。」

ルツ記は士師記の時代に生きたとある人の生涯から、神様のなされる御業の素晴らしさについて学ぶことができます。この時代に飢饉があったというのは、食糧事情のみならず、イスラエルの霊的な危機をも意味します。

エリメレクという人は他国に食料があると聞いて、神様から与えられた嗣業の地イスラエルを離れ、異邦人の国モアブに行きましたが、これはこの世での幸福な生活のために神様の祝福を捨てたことを意味します。理由はわかりませんが彼は結局モアブの地で死に、妻と二人の子どもが異国の地に残されました。一時的なこの世の繁栄を追い求める者の結末は、このようなものです。ただ神様の約束を信じて、神の国から迷い出ることのない私たちでありますように。

http://bible.com/81/rut.1.1-3.ja1955

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ルツ記 1:4-5
「ふたりの男の子はそれぞれモアブの女を妻に迎えた。そのひとりの名はオルパといい、ひとりの名はルツといった。彼らはそこに十年ほど住んでいたが、 マロンとキリオンのふたりもまた死んだ。こうしてナオミはふたりの子と夫とに先だたれた。」

エリメレクの息子たちは、イスラエル人以外との結婚を禁じた神様の律法を守らず、異邦人であるモアブの女性と結婚しました。しかし彼らもまた父エリメレクのようにモアブの地で死にました。神様の戒めよりも、手の届く範囲にある安易な幸せを追い求める者の結末を見たように思えてなりません。私たちは身近な幸せに飛びつくことなく、たとい困難が待ち受けていても神様の約束を信じて待ち望む者でありたいと願います。

http://bible.com/81/rut.1.4-5.ja1955

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ルツ記 1:6-8
『その時、ナオミはモアブの地で、主がその民を顧みて、すでに食物をお与えになっていることを聞いたので、その嫁と共に立って、モアブの地からふるさとへ帰ろうとした。 そこで彼女は今いる所を出立し、ユダの地へ帰ろうと、ふたりの嫁を連れて道に進んだ。 しかしナオミはふたりの嫁に言った、「あなたがたは、それぞれ自分の母の家に帰って行きなさい。あなたがたが、死んだふたりの子とわたしに親切をつくしたように、どうぞ、主があなたがたに、いつくしみを賜わりますよう。」』

夫と二人の息子に先立たれたナオミは、主の憐れみによりイスラエルの飢饉がやんだことを聞いて、自分の故郷に戻ろうと決意します。私たちもまた帰る場所があります。それは主イエス様の十字架を信じ救われた者だけが入ることのできる永遠の安息の地、天の御国です。帰るべき場所が用意されているさいわいに感謝する私たちでありますように。

http://bible.com/81/rut.1.6-8.ja1955

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ルツ記 1:9-10, 13-14
『どうぞ、主があなたがたに夫を与え、夫の家で、それぞれ身の落ち着き所を得させられるように」。こう言って、ふたりの嫁に口づけしたので、彼らは声をあげて泣き、 ナオミに言った、「いいえ、わたしたちは一緒にあなたの民のところへ帰ります」。

そのためにあなたがたは、子どもの成長するまで待っているつもりなのですか。あなたがたは、そのために夫をもたずにいるつもりなのですか。娘たちよ、それはいけません。主の手がわたしに臨み、わたしを責められたことで、あなたがたのために、わたしは非常に心を痛めているのです」。 彼らはまた声をあげて泣いた。そしてオルパはそのしゅうとめに口づけしたが、ルツはしゅうとめを離れなかった。』

イスラエルに帰還するに際し、ナオミは二人のモアブ人の嫁に、父の家、自分の国に戻るようにと告げました。それは夫に先立たれた彼女たちが、異国の地で社会的にも経済的にも苦しい生活を強いられるよりも、再婚して幸せに暮らせるようにとの配慮から来るものでした。おそらく彼女自身も、身寄りのない異国の地モアブでどれほど苦労したか、自らの経験から得た教訓でもあったと思います。

二人の嫁はナオミについて行きたいと願いながらも、兄嫁オルパはナオミの説得に応じ、自分の国に帰って行きました。しかしルツはナオミから離れませんでした。人間的な愛や配慮、この世の幸せよりも、ナオミの背後にある神様の永遠の祝福を見る者は、困難な人生をも恐れず受け入れる勇気が与えられます。

http://bible.com/81/rut.1.9-10,13-14.ja1955

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ルツ記 1:15-16, 18
『そこでナオミは言った、「ごらんなさい。あなたの相嫁は自分の民と自分の神々のもとへ帰って行きました。あなたも相嫁のあとについて帰りなさい」。 しかしルツは言った、「あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。」

ナオミはルツが自分と一緒に行こうと、固く決心しているのを見たので、そのうえ言うことをやめた。』

ナオミはルツに自分の国に帰るようにと重ねて説得しましたが、ルツはナオミと共にイスラエルに行くことを強く決意していました。なぜならルツはナオミと離れることよりも、ナオミの信じている神様と離れたくなかったからです。それは「あなたの神は私の神です」との信仰告白にも表されています。

私たちにとって人とのつながりは大切です。しかしもっと大切なものは神様とのつながりです。ルツがナオミの信じるまことの神と離れることを拒んだように、人間的な愛よりもはるかに勝る神様との愛の交わりを決して手放さない私たちでありますように。

http://bible.com/81/rut.1.15-16,18.ja1955

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ルツ記 1:19-22
『そしてふたりは旅をつづけて、ついにベツレヘムに着いた。彼らがベツレヘムに着いたとき、町はこぞって彼らのために騒ぎたち、女たちは言った、「これはナオミですか」。 ナオミは彼らに言った、「わたしをナオミ(楽しみ)と呼ばずに、マラ(苦しみ)と呼んでください。なぜなら全能者がわたしをひどく苦しめられたからです。 わたしは出て行くときは豊かでありましたが、主はわたしをから手で帰されました。主がわたしを悩まし、全能者がわたしに災をくだされたのに、どうしてわたしをナオミと呼ぶのですか」。 こうしてナオミは、モアブの地から帰った嫁、モアブの女ルツと一緒に帰ってきて、大麦刈の初めにベツレヘムに着いた。』

イスラエルに帰還したナオミを見たベツレヘムの人々は、これが本当にあのナオミなのかと驚きました。聖書には詳細に記されていませんが、おそらくエリメレクとナオミはイスラエルを出るときには相当裕福であったのに、モアブの地で夫と二人の息子に先立たれた苦労から余程やつれ果て、かつての繁栄の姿など見る影もなかったことでしょう。そこでナオミは、私を自分の名前の意味である「楽しみ」と呼ばず「苦しみ」と呼んでくださいと告白するほどでした。

神様の祝福から迷い出た者には、このような厳しい結末が待ち受けています。しかしナオミのさいわいは、再び神様の治められる国イスラエルに立ち返ったことです。たとい一時は神様から離れても、心から悔い改めて神様の元に立ち帰るならば、そこから新しい祝福の人生が始まります。

http://bible.com/81/rut.1.19-22.ja1955
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【今日の聖句】 2016/10/20

2016-10-20 06:45:03 | 今日の聖句
使徒行伝 4:12
「この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。

人は魂の救いを求めて様々な宗教を生み出しましたが、イエス・キリストの他に人を救いうる御名はないと私たちは断言できるでしょうか。数多の神々(と呼ばれるもの)と決して同列ではない唯一の救いの道なる主イエスの御名を、確信を持って大胆に証する私たちでありますように。

http://bible.com/81/act.4.12.ja1955
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