士師記 9:4-6
『バアル・ベリテの宮から銀七十シケルを取って彼に与えた。アビメレクはそれをもって、やくざのならず者を雇って自分に従わせ、 オフラにある父の家に行って、エルバアルの子で、自分の兄弟である七十人を、一つの石の上で殺した。ただしエルバアルの末の子ヨタムは身を隠したので生き残った。 そこでシケムのすべての人々とベテミロのすべての人々は集まり、行ってシケムにある石の柱のかたわらのテレビンの木のもとで、アビメレクを立てて王とした。』
エルバアルと呼ばれたギデオンは、イスラエルの人々から王となって欲しいと要請されても主こそがイスラエルの王であり、自分も自分の子たちも王となるべきではないと言って断りました。しかしギデオンの妾の子アビメレクは、自ら王となろうとしてシケムの人々の歓心を買い、偶像の神々の宮から引き出した金でならず者を雇って、自分以外のギデオンの子たちを虐殺しました。そこでシケムのミロの人々はエルバアルを王としました。
なぜアビメレクはこのような暴虐を働いたのでしょうか。それは70人もいるギデオンの子どもたちの中で、自分だけが妾の子であるというコンプレックスが、他の兄弟たちを出し抜いて上に立ちたいという曲がった心、名誉欲、独占欲を生み出したのではないでしょうか。私たちは誰でも某かのコンプレックスを持っていますが、コンプレックスと正しく向き合わないと、このような許されざる過ちを犯してしまいます。私たち一人一人を尊いと言ってくださる主の愛を受けて、曲がった心ではなく正しい心を保つ者でありますように。
http://bible.com/81/jdg.9.4-6.ja1955
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士師記 9:22-24
「アビメレクは三年の間イスラエルを治めたが、 神はアビメレクとシケムの人々の間に悪霊をおくられたので、シケムの人々はアビメレクを欺くようになった。 これはエルバアルの七十人の子が受けた暴虐と彼らの血が、彼らを殺した兄弟アビメレクの上と、彼の手を強めてその兄弟を殺させたシケムの人々の上とに報いとなってきたのである。」
アビメレクの行った暴虐は、義なる神様の御前に決して許されるものではありません。他の士師たちの治世が数十年単位で平和的に続いたのに対し、アビメレクの世はたった3年しか持たず、また暴虐が暴虐を生み出し、人々の間には欺きと裏切り、憎しみが満ちた乱世となりました。主を畏れず、その教えを守らず、自ら力で這い上がろうとする者は、愚かで虚しい人生を辿ることになります。
http://bible.com/81/jdg.9.22-24.ja1955
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士師記 9:45-46, 49
「アビメレクはその日、終日、町を攻め、ついに町を取って、そのうちの民を殺し、町を破壊して、塩をまいた。 シケムのやぐらの人々は皆これを聞いて、エルベリテの宮の塔にはいった。
…
そこで民もまた皆おのおのその枝を切り落し、アビメレクに従って行って、枝を塔によせかけ、塔に火をつけて彼らを攻めた。こうしてシケムのやぐらの人々もまたことごとく死んだ。男女おおよそ一千人であった。」
他の町からシケムに移り住んできたガアルに従った者は、アビメレクの反撃に遭い、逃げ込んだ塔に火をつけられて1,000人も虐殺されました。主に頼らず自分の好き勝手に振る舞う悪しき者は、悲劇的な最期が待ち受けています。私たちはシケムの人々の愚かさを反面教師として学ばなければなりません。
http://bible.com/81/jdg.9.45-46,49.ja1955
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士師記 9:52-54
『アビメレクはやぐらのもとに押し寄せてこれを攻め、やぐらの入口に近づいて、火をつけて焼こうとしたとき、 ひとりの女がアビメレクの頭に、うすの上石を投げて、その頭骸骨を砕いた。 アビメレクは自分の武器を持つ若者を急ぎ呼んで言った、「つるぎを抜いてわたしを殺せ。さもないと人々はわたしを、女に殺されたのだと言うであろう」。その若者が彼を刺し通したので彼は死んだ。』
アビメレクは自分を裏切った者を更に追い立て攻め滅ぼそうとしましたが、名もない女性がやぐらの上から投げた石臼に頭蓋骨を砕かれ、致命傷を負いました。神様に頼らず自分の力でのし上がろうとする者、謀略を働き人を欺く者の結末は、このようにあっけなく虚しいものです。アビメレクのような愚かな人生を送らないように、まことの神様を畏れ、御言葉に聞き従い、正しい心を保って、呪いではなく祝福の生涯を送らせていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/jdg.9.52-54.ja1955
『バアル・ベリテの宮から銀七十シケルを取って彼に与えた。アビメレクはそれをもって、やくざのならず者を雇って自分に従わせ、 オフラにある父の家に行って、エルバアルの子で、自分の兄弟である七十人を、一つの石の上で殺した。ただしエルバアルの末の子ヨタムは身を隠したので生き残った。 そこでシケムのすべての人々とベテミロのすべての人々は集まり、行ってシケムにある石の柱のかたわらのテレビンの木のもとで、アビメレクを立てて王とした。』
エルバアルと呼ばれたギデオンは、イスラエルの人々から王となって欲しいと要請されても主こそがイスラエルの王であり、自分も自分の子たちも王となるべきではないと言って断りました。しかしギデオンの妾の子アビメレクは、自ら王となろうとしてシケムの人々の歓心を買い、偶像の神々の宮から引き出した金でならず者を雇って、自分以外のギデオンの子たちを虐殺しました。そこでシケムのミロの人々はエルバアルを王としました。
なぜアビメレクはこのような暴虐を働いたのでしょうか。それは70人もいるギデオンの子どもたちの中で、自分だけが妾の子であるというコンプレックスが、他の兄弟たちを出し抜いて上に立ちたいという曲がった心、名誉欲、独占欲を生み出したのではないでしょうか。私たちは誰でも某かのコンプレックスを持っていますが、コンプレックスと正しく向き合わないと、このような許されざる過ちを犯してしまいます。私たち一人一人を尊いと言ってくださる主の愛を受けて、曲がった心ではなく正しい心を保つ者でありますように。
http://bible.com/81/jdg.9.4-6.ja1955
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士師記 9:22-24
「アビメレクは三年の間イスラエルを治めたが、 神はアビメレクとシケムの人々の間に悪霊をおくられたので、シケムの人々はアビメレクを欺くようになった。 これはエルバアルの七十人の子が受けた暴虐と彼らの血が、彼らを殺した兄弟アビメレクの上と、彼の手を強めてその兄弟を殺させたシケムの人々の上とに報いとなってきたのである。」
アビメレクの行った暴虐は、義なる神様の御前に決して許されるものではありません。他の士師たちの治世が数十年単位で平和的に続いたのに対し、アビメレクの世はたった3年しか持たず、また暴虐が暴虐を生み出し、人々の間には欺きと裏切り、憎しみが満ちた乱世となりました。主を畏れず、その教えを守らず、自ら力で這い上がろうとする者は、愚かで虚しい人生を辿ることになります。
http://bible.com/81/jdg.9.22-24.ja1955
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士師記 9:45-46, 49
「アビメレクはその日、終日、町を攻め、ついに町を取って、そのうちの民を殺し、町を破壊して、塩をまいた。 シケムのやぐらの人々は皆これを聞いて、エルベリテの宮の塔にはいった。
…
そこで民もまた皆おのおのその枝を切り落し、アビメレクに従って行って、枝を塔によせかけ、塔に火をつけて彼らを攻めた。こうしてシケムのやぐらの人々もまたことごとく死んだ。男女おおよそ一千人であった。」
他の町からシケムに移り住んできたガアルに従った者は、アビメレクの反撃に遭い、逃げ込んだ塔に火をつけられて1,000人も虐殺されました。主に頼らず自分の好き勝手に振る舞う悪しき者は、悲劇的な最期が待ち受けています。私たちはシケムの人々の愚かさを反面教師として学ばなければなりません。
http://bible.com/81/jdg.9.45-46,49.ja1955
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士師記 9:52-54
『アビメレクはやぐらのもとに押し寄せてこれを攻め、やぐらの入口に近づいて、火をつけて焼こうとしたとき、 ひとりの女がアビメレクの頭に、うすの上石を投げて、その頭骸骨を砕いた。 アビメレクは自分の武器を持つ若者を急ぎ呼んで言った、「つるぎを抜いてわたしを殺せ。さもないと人々はわたしを、女に殺されたのだと言うであろう」。その若者が彼を刺し通したので彼は死んだ。』
アビメレクは自分を裏切った者を更に追い立て攻め滅ぼそうとしましたが、名もない女性がやぐらの上から投げた石臼に頭蓋骨を砕かれ、致命傷を負いました。神様に頼らず自分の力でのし上がろうとする者、謀略を働き人を欺く者の結末は、このようにあっけなく虚しいものです。アビメレクのような愚かな人生を送らないように、まことの神様を畏れ、御言葉に聞き従い、正しい心を保って、呪いではなく祝福の生涯を送らせていただく私たちでありますように。
http://bible.com/81/jdg.9.52-54.ja1955