takakoさんと、くりちゃんとの3人で泣ける映画『ライオン』を観る前にひと休憩(観る前なのに・・・)のお茶。
ワタクシ周辺のケーキ好きの輪の中では、『おケーキ様さま』と呼ぶ『Le four sous les toits~抱~(ル・フォース・レ・トワ・フォー)』のケーキを、お二人に食べていただきたくて、お連れしました。
いつもは、この長いフランス語の店名は覚えきれないので、単にダクとだけ呼んでます。
八丁堀の古い古いビルの4Fにある『抱』
オッチラオッチラ階段を登る中、一級建築士のツマたるtakakoさんが『耐震工事そのものが出来そうにないですね』とご心配になるのも、もっともなことです。
私とくりちゃんは、レモンとメレンゲのタルトをチョイス。見よ!!この断面の美しさ。
卵白を泡立てただけのメレンゲが、ちゃんと焼け色がついているのに、口に含むとしゅわしゅわ~と泡のように溶けていきました。どうやったらこんな食感が???ミラクル。
ひと口食べて、2人で「酸っぱぁ~い」と、口をすぼめる。
よそのケーキ店だと、ここまで酸味を際立たせることは、商業的にしないと思います。売れないもの。
でも『抱』のケーキは、酸っぱくなくてなにがレモンだというぐらい、エッジを立てて、酸味を前面に押し出してます。
こういう潔いケーキを出すのが『抱』なんだよな。おケーキ様さま、と呼ぶにふさわしい。
takakoさんがチョイスしたチョコとプラリネのケーキ。
ね、ね、この平面見てください、ものすごぉ~まく真っ平でしょーー、とムリヤリにでも同意を求める。
なにが入ってるのか分からないほど多重層で、ひとつひとつガリガリ、ザリザリといろいろな食感を感じるのに、どれも混じりあって、バランスが素絶妙。
久しぶりにいただきましたが、ほんとここのおケーキ様さまは、媚びない。
お子ちゃまに、食べさせるなんてのはもったいない。1個800円とお高いから(爆)
大人だけの秘密だよ。