Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

涙・涙・涙の『ライオン~25年目のただいま』

2017-04-22 | カルチャー

広島ブログ

映画『ライオン ~25年目のただいま~』を観ました。
ご一緒いただいたtakakoさん、くりちゃん、おつきあいありがとうございました。

 

                                                                                                                                             (映画com)
実話ということで、タイトルからすでにネタバレ(爆)
5歳の時に迷子になったインド少年サルーが、オーストラリアの夫婦に養子としてもらわれていき、記憶の断片を頼りに、25年後にGoogleアースを使って、インドの片田舎のわが家を見つけ出すお話しです。
すげえな、Googleアース。


育ての親の愛情に包まれて、何不自由なく幸せに暮らしていても、自分の一部を置き忘れてきたような深い喪失感を抱えながら生きている青年サルーが、ラストで実の親と再会する場面では、号泣なのですが・・・・

なによりも、涙を誘うのが、迷子時代のサルー。
インド人子役サニー・パワールくんが、もう可愛すぎ、けなげすぎ、切なすぎ。

この子の深く美しい目に、心奪われます。
貧しい母子家庭で懸命に生きる姿に、すでに涙・涙なのですが、迷子になった後、過酷な運命のなかで命をつなぐように生きのびようとしている姿がもう・・・・
こうしてブログ書いている間にも、思い出して涙・涙・涙。

まだまだ貧しいインド。いまだ年間8万人の迷子が出るそうです。
サルーは、運よく幸せをつかんだけど、その他の子どもたちの未来を思うと、心が晴れやかにはなりません。

世紀の美女 ニコール・キッドマンが、その美のオーラを消して、フツウの主婦役。養子を迎える側の苦悩と幸せを演じていました。
役者って、すごい。美しさや輝きさえも、消せるんですね。

涙・涙の上映中は、すっかり忘れていましたがこの映画の『ライオン』というタイトル。
その謎がエンドロールで解けますので、場内の灯りがつくまで、どうぞお席でそのままで。


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