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社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

ライラック、リラ、ハシドイ

2015-06-15 06:18:18 | 日記



釧路もそろそろ、はしどいの花が終わりつつある。
むらさきハシドイは、豪華絢爛の感があり、四つの花びらは、五つのさくらとまた違った趣がある。

四葉のクローバーと同じように、ひとつ多い五つの花びらがあるといわれているが、まだ見たことはない。

Lilac lilas ハシドイ

ハシドイは釧路市の木でもある。
花言葉は、「謙虚」となっているが、白いライラックがふさわしいようだ。

国政は、「謙虚」とは無縁の世界。
国民の声も聴かず、ひたすら「戦争法案」にむけて、暴走を続けている。

むらさきハシドイの花を見つめながら・・・ 今週もがんばろう!!!

来月の7月に入れば、次はハナミズキが咲き始める。

 


孫を戦死させない

2015-06-14 06:09:54 | 日記

昨日、元自衛隊員の方とお話した。
安倍首相のすすめる「戦争法案」に怒っていた。
自衛隊で受けた教育は、日本が攻撃されない限り「戦争しない」ということと、
だからこそ「専守防衛」だとしっかり叩き込まれた。
このままでは危ない。孫を戦死させたくない。

遠い外国で、アメリカ軍と一緒に「専守防衛」はありえない。
安倍首相の答弁は、自衛隊員からみたら、いかにウソか。

赤旗日曜版の6月14日号は、4人の元自衛隊員の怒りの訴えが掲載されてい
る。国を守る、元自衛隊員なりに真剣に考えていることがわかる。しかし、
安倍首相は「机上の空論」、「絵空事」の答弁が、あまりにも多い。

日本の戦国時代も、また第2次世界大戦でも、兵站=後方支援こそ最も重要な
要素であり、だからこそ敵の兵站を攻撃するのは、戦術上、当然である。
戦国時代には「兵糧攻め」があり、すこし意味は違うが、兵法の「殿(しん
がり)」は、最も危険な任務なので最強の部隊を配置するといわれていた。

後方支援の名のもとに、アメリカ軍への武器・弾薬、食料などを届けるならば
真っ先に攻撃される。後方支援とは兵站のことだ。
言葉のゴマカシは辞めさせなければ。
兵站を後方支援、武力行使を武器使用、極めつけは「自己保存型の武器使用」
こんな解釈をする軍隊はどこにもいないのでは!

言葉のゴマカシの歴史は深い。
軍を自衛隊、歩兵を普通科、戦車を特車などなど。いわゆる軍隊ではないと
いうことから無理やりつくられた造語である。
最近は外国では、陸上自衛隊(JGSDF)を、軍のArmy(陸軍)と平然とよん
でいるようだ?

お話した方も、戦死した場合「誰が責任をとるのか」と話していた。

憲法学者も「憲法違反」
もと自民党幹部の4氏も、反対ののろしをあげた。
仏教者も声をあげつつある。
東京では、自民党幹事長の街頭宣伝に対して、多くのヤジが集まり、早々と
やめて退散したとのニュースが流れた。

若者を戦場に送るな
日本を再び戦争する国にするな

この声が大きく広がっている。

さらに安倍政権を追いつめよう!

 

 


自民党の「振り子」論

2015-06-13 06:06:19 | 日記

長期政権の自民党「論」に「振り子論」がある。
いわゆる与党という立場から、国家予算を活用し、国民のさまざまな階層の利害調整し、誘導しながら、左右に「振り子」が振れるように政策が動いていくさまをあらわしていた。これが国民の不満をも吸収していった経緯がある。
いわゆる「野党?」の役割もはたしていた。

ところが、今は「振り子」が止まっている。
ブレーキも壊れ、ハンドルは右に固定されてしまっている。踏んでいるのはアクセルだけである。

「振り子」が止まった原因は、小選挙区制である。
自民党のトップが国会議員・候補の「公認」権をにぎったから、自民党のトップに唯々諾々と従わなければ、次の国会議員の席はない。
自民党内の「ハト派」、「護憲派」は消滅してしまった。
TPPしかり、そして極め付きは「戦争法案」である。

元自民党幹部、山崎、亀井、藤井、武村氏の4氏が日本記者クラブで、反対表明を行った。
勇気ある発言ではないか。

国民の世論は、今国会での成立に反対が8割超に上った(時事通信)

「戦争法案」に現を抜かしている間に、サケ・マス交渉は最悪の状況に。先祖が切り開いてきたサケ・マス漁が廃止に追い込まれようとしている。
根室市を中心に、地域経済の打撃ははかりしれない。
「外交」なき日本の外交の実態が再び明るみに引き出されている。

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札幌高裁で、自民、民主会派の「政務調査費」の控訴棄却が言い渡された。
当然の判断だ。

ニュース記事だけでは分かり難いと思う。
その実態は「ほっかい新報」に書かれている。ぜひ一読を。

http://www.jcp-hokkaido.jp/pdf/sinpo1946.pdf

 

 


納沙布岬

2015-06-12 06:01:16 | 日記

  
 

 9日、いわぶち友さんと森つねとさんが最初に向かったのが根室市。
根室市と千島連盟への表敬訪問を行い、そのあと、納沙布岬へ。
いわぶち友さんは、長いあいだ福島で活動されてきたので、納沙布岬は初めて。まずは記念写真を。

当日はガスがかかって、島はまったく見えなかった。

訪問キャラバンは「しんぶん赤旗」に掲載された。

千島連盟を訪問、懇談
 日本共産党の、いわぶち友参院比例候補と森つねと参院北海道選挙区候補は、
9日から北海道東部の釧根、十勝地区でキャラバンを開始しました。(13日ま
で)
 一行は9日、北海道根室市の千島歯舞諸島居住者連盟を訪問し、河田弘登志
副理事長らと懇談しました。神忠志、鈴木一彦、橋本竜一の各根室市議が同席
しました。
 河田氏は、千島から引き揚げてきた自身の経験を紹介し「元島民の6割が亡
くなり、平均80歳を超えたが、日本に返還されるまで運動をやめるわけにいか
ない。後継者対策として3世、4世へとつなげていきたい」と語りました。
 河田氏は「領土問題は、元島民や一地域だけのことではなく、日本国民の問
題です。政府や道には、学校教育のなかで取り上げてほしいと要請している」
とのべ、日本共産党への協力を求めました。
 いわぶち氏は「領土問題は、根室市の水産業と切り離せない問題であり、解
決のため力をあわせてがんばりたい」と述べました。
                          以上

いわぶち友さんは、福島生まれの福島育ち、地元の福島大学の行政社会学部を
卒業し、県の消費者相談員を経て、民青同盟の県委員長を歴任。参議院選挙に
は、福島で2回経験しているが、北海道・東北地域の比例候補は初めて。
現職の大門実紀史参議員の後を継いで頑張る決意を述べている。

各地での懇談会では、福島の原発事故の現状を訴え、「原発事故は終息し、も
う終わったものにしようとする政府の圧力」、そして「オール福島」を分断さ
せようとする流れも強まっており、怒りを持って告発している。
(ときどき涙ぐむときもある・・・)

翌日は街頭演説も行った。
村上かずしげ市議のブログで紹介されている。

ブログ→http://kazushigemurakami.cocolog-nifty.com/

演説→ https://www.youtube.com/watch?v=onpfixk2ne0

ぜひご覧になってください。

ところで、旧ソ連のスターリンが第2次世界大戦の時期におこなった覇権主義
的な領土拡張のうち、バルト3国の併合、ポーランドの一部地域の併合など、
ほとんどがすでに解決をみています。
今日まで残されているのは、千島列島だけということをご存じでしょうか。

元島民の生きているあいだに。
この想いを胸に。

北方館には、住民の名前入りの地図があり、私の知り合いの祖父の家の名前も
あった。

 


核廃棄物最終処分場はいらない宣言

2015-06-11 06:21:58 | 日記

来年の参院選挙の比例候補いわぶち友さんと選挙区候補の森つねとさんと根室~別海~厚岸とまわった。

厚岸町では議会決議も行われ、町が「核廃棄物最終処分場はいらない宣言」を行った。その宣言を役場に貼り出していた。(写真)

原発は動かせば、高レベル放射性廃棄物がさらに増えてしまう。トイレなきマンションといわれる所以だ。
10万年も管理するなどとは、人間の驕り以外のなにものでもない。日本列島は火山、地震、津波など、集中している列島です。誰が考えてもおかしな話しだ。

原発利益共同体、政・官・財・学・メディアの5をなぞらえてペンタゴンと揶揄していますが、いままた復活しつつあるといわれている。
その代表が安倍首相であり、再稼働と海外輸出に異常なまでも執着している。
いわぶち友さんは、福島で生まれ、育った方です。原発の事故をまのあたりに見てきており、「福島から国会議員を」と要請され、出馬を決意したとのこと。
事故から4年3ヶ月。すでに「事故は終息した」の流れが強められており、現地の声が届かなくなってきていると報告していた。

高レベル放射性廃棄物処分場の設置の動きも、軌を同じくして進められている。
「原発施設内にたまった放射性廃棄物の量が限界に達しつつある。原発施設内では危険だ。いずれ安全な処分場はつくらねばならない」という理屈をもちだしている。こうした人たちは、「原発ゼロ」は言わない。

事実上、3年間も全原発が停止している今こそ、真摯に原発に向き合うべきではないか。
目先の利益に惑わされないうちに。


共通する言葉:法の支配

2015-06-10 07:51:13 | 日記

安倍首相が、海外で必ず入れるフレーズ
自由、民主主義、基本的人権、そして法の支配

これほど絵空事と感じている人は多いと思う。
「法の支配」とは、権力者、とりわけ安倍首相が守らなければならないもので
はないか。
「戦争法案」こそ、日本国憲法に反する最大なものだ。
国会で自民党が推薦する憲法学者も含めて、全員が「憲法違反」。

それでも「自由、民主主義、基本的人権、そして法の支配」を共通の言葉として、
「私たちが結束する基礎」といいはるのか!

「ウソも百篇いえば本当になる」
歴史の教訓である。

日本共産党の志位委員長の「戦争法案」への質問が、大きな波紋をよんでいる。

https://www.youtube.com/watch?v=0AxtxAeVc3c

https://www.youtube.com/watch?v=x8wM9L2lUp0

これほど理性と道理、そして事実にもとづく質問はないと思う。

 

 

 


「後方地域」という言葉を削除!

2015-06-07 05:59:48 | 日記

国会に出された「戦争法案」を読んだだろうか?

一括法案のなかに、「周辺事態法」を「重要影響事態法」に変える法案がある。
現行法の定義のなかで削除された項目は、
三 後方地域 我が国領域並びに現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる我が国周辺の公海(海洋法に関する国際連合条約に規定する排他的経済水域を含む。以下同じ。)及びその上空の範囲をいう。

これが全文削除されている。
そして、
第二条
3 後方支援活動及び捜索救助活動は、現に戦闘行為(国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう。以下同じ。)が行われている現場では実施しないものとする。ただし、第七条第六項の規定により行われる索救助活動については、この限りでない。

戦闘現場(現に戦闘行為が行われている現場)にも捜索救助の名目ならば自衛隊員を派遣できることになる。
後方地域という言葉が削除され、戦闘現場でなければどこでも「後方支援」ができる。さらに条件をつければ戦闘現場にも行ける。
なんと「現に戦闘行為が行われている現場」に自衛隊員を送れるのだ!

現行法では、戦闘地域には行かない、行くのは非戦闘地域であると限定している。
これを、戦闘地域と非戦闘地域を無くし、単なる「後方支援」とした。
”地域”概念を一掃したわけである。

安倍首相は、さかんに安全なところにしか行かないと強調しているが、新しい法律では「戦闘現場」にも行けることになる。
このどこが安全なのか。
ごまかしもいいところである。

遠い外国から、日の丸に包まれた若き自衛隊員の棺が帰る日がくる。

これが「戦争法案」の法律案を読む結果である。


戦争体験

2015-06-06 06:40:29 | 日記

 

 

 公民館長であった私の兄(亡)は、館長時代に「寿大学」を開いていた。その時の32名の参加者から、戦争体験集を作成し出版していた。70ページの懐かしいガリ版刷り。それがいま手元にある。
 1987年の出版なので、今から28年前、戦後42年の時であった。
 私のような戦争体験のない人間が、一人ひとりの体験を読むと想像できない大変な状況であったことがわかる。特に22名が女性で、いわゆる「銃後の守り」であった。中国や南方の戦地とは違って、当時の女性の苦労もまた大変であった。
 終戦間際、中国で新兵が竹の短剣と竹の水筒を身に着けているのをみて、いかに物資が欠乏していたかと手記に書いた方がいた。

 いずれも「平和になってよかった」、「戦争は二度とごめん」とむすばれている。

 左の字は、表紙に書いた兄の自筆。 

今年は戦後70年。
こうした戦争体験者の多くは鬼籍に入っている。
現在、語ることができるのは、子ども時代に空襲にあった方々ではないか
と思う。

当時の「戦争は二度とごめんだ」との多くの国民の思いは、安倍首相をは
じめとした自公政権には届いていない。それどころか「平和のため」と称
して、自衛隊員を戦闘地域、戦闘現場に送り出そうとしている。
世界中で、アメリカ軍の肩代わりをやろうとしている。金も、命も・・・
絶対に許せない。

 


表現の自由

2015-06-05 06:13:00 | 日記

梅雨空に 9条守れの 女性デモ

詠んだ方は、空襲体験をもつ高齢の女性で、こころの奥底にもっていた感情が
梅雨の季節のうっとしい気持ちと重なり、その感情がほとばしりでたものと、
私は感じた。日常の生活からあふれでたものだと思う。

あるまちの句会で特選となった句から、互選によって、公民館だよりに掲載さ
れることになった。ところが掲載が拒否された。

私は寒気をおぼえた。

ここまできているのか。
行政が、ここまで表現の自由へ干渉したこと、そして戦前回帰のすさまじさで
ある。

「女性のひろば」7月号の「表現の自由のために」の特集の冒頭にあった。

安倍首相をはじめ、政府によるテレビ、大手新聞など、露骨な干渉が目立ち
いわゆる「自主規制」が目に余る。沖縄の新聞などは、異端扱いである。
それでも国民の想い、反応は、今の「戦争法案」はダメだと圧倒的多数が、
思っている、と世論調査で出ている。

昨日、国会では自民、民主、維新の党の推薦で3人の憲法学者が参考人とし
て見解を表明した。全員、今の法案は「違憲」となった。
学者の中には憲法改正論者もいる。

有形無形、有象無象、さまざまな圧力があるなかで、しっかり陳述するとい
うことはすばらしい。そうしたなか、ごまかしにつぐごまかしの政府答弁、
首相答弁を痛快に切った憲法審査会での3学者に拍手を送りたい。

二度の世界大戦からの多くの人々の想い、これが国連憲章の冒頭に、
「われら連合国の人民は、われらの一生のうち二度まで言語に絶する悲哀を
人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳お
よび価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念を改めて確認し、」と
宣言せしめたものではないか。

「言語に絶する悲哀を人類に」
二度と戦争をしない。この誓いが日本国憲法の出自である。
安倍首相にとっては、ポツダム宣言と同様に、唾棄すべきものと映っている
のではないか。

 

 


ファイアーウォール

2015-06-04 06:48:56 | 日記

日本語に訳すと「防火壁」
インターネットでは、システムにウィルスなどの侵入を食止めるものをいう。

公的年金の個人情報が大量に流出したことに対して、「マイナンバーはネット回線にファイアーウォールを設けているから大丈夫」などと、マイナンバー擁護者が話していた。
この人は、ネットのセキュリティについて知らないか、またはマイナンバーを強行するための確信犯ではないか。

IPA(情報処理推進機構)の報告に、「多層防御」とともに「事後対応の準備」をあげている。これは、サイバー攻撃は防げないという前提である。

マイナンバー制は、年金番号とはけた違いに危険だ。

年金は、民ー官であるが、マイナンバーは、民ー民ー官となる。官も危ないが、中間の民=企業も千差万別であり、もっとも危ない。

マイナンバーは、すべてといっていいほど、民間企業が収集する。日本の法人企業は421万社、うち90%の366万社が小規模法人で個人事業者は243万者となっている。
これだけの事業者が、マイナンバーを収集し、管理できるのか。
小規模や個人事業所のパソコンにセキュリティシステムを導入し、さらに運用する従業員や事業主にセキュリティ管理までできるのか。さらにネットとパソコンの間に入れるセキュリティシステムは高額である。消費税増税や外形標準課税の強化、そしてこのセキュリティ対策費の費用増とダブルパンチとなる。最後のおまけは、情報漏洩に対して「罰則」という犯罪が待っている。

高額な経費を使ってセキュリティシステムを導入しても、標的メールやゼロデイ攻撃には無力だ。

マイナンバー制はただちに中止すべきである。
導入で喜んでいるのは、財務省と3000億円にむらがるIT企業だけではないか。
「便利」を強調し、マイナンバー制度をすすめようとする「評論家」は、御用学者か、利益団体の代表者と見た方が良い。
特にNHKの解説を聞くと、あまりにもひどい。

個人情報の管理は市町村や年金など一部官庁に限定すべきだ。
統計をとるなら、それで十分。
マイナンバーは必要ない。

さて、個人宅で使っているパソコン。みなさんはどうでしょうか。
 ➀ルーターの使用
 ➁セキュリティソフト(有料)の導入
 ➂windows OSの自動バージョンアップ
 ➃使用ソフトのバージョンアップ
個人では、この程度しか対応できない。

これでも、ゼロデイ攻撃、標的メールには太刀打ちできない。

後は、例のごとくパスワードの使い回しをやめたり、定期的に変更する。あやしいメールは開かないこと、ネットサーフィンはしないことなど。

これでも、いつかは感染するであろう。と思っている。
ましてやフォレンジックの機能など無い。
だから、大切なものはパソコンに入れない。


西洋たんぽぽ

2015-06-03 05:59:18 | 日記

風が吹くとたんぽぽのわたげが舞い上がり、「すごいな」と思うときがある。
たんぽぽの黄色いじゅうたんはいつ見ても感動をおぼえるが、いっせいに真っ白くなったわたげのじゅうたんは・・・一抹の寂しさ、わび、さびの世界となるか?

事務所の駐車場のたんぽぽを抜いたが、これが大変。大きくなると根も太い。
また小さくても花をつけ、わたげになっている。大量の種がかぜに舞い上がり、どんどん領地をひろげていく。すごい繁殖力だ。日本たんぽぽの姿が見えない。

政治の世界も、安倍首相を先頭に右翼的潮流が主流を占めているように、いっけん見えるが、国民の平和への地殻はしっかりしていると思う。
国会の「戦争法案」の質疑にたいする安倍首相の答弁は、ボロボロである。
まともに応えられず、テープレーコーダーのように同じ言葉、抽象的な言葉に終始し、答弁になっていない。
彼が絶対話せない言葉がある。
「戦闘行為になる」、「戦死」

「武力の行使」を「武器の使用」といくら言い換えても、実態は「戦闘行為」だ。もうやめてほしい。「後方地域」、「非戦闘地域」、「戦闘地域」、「戦闘現場」。さらには「存立危機事態」、「重要影響事態」、「緊急対処事態」、「国際平和共同対処事態」。ここまでくると答弁している本人もわからないのではないか。それぞれ、あまりにも抽象的すぎる。

はっきりしていることは、遠い外国で、日本が攻撃すらされていないのに、アメリカ軍のために「戦死」する。絶対に許せない。
いつまでも誤魔化すのは卑怯だ。
「戦争法案」は、廃案しかない。

「仏教界」にも「戦争法案反対」の声があがっている。と報道された。
先の大戦での、宗教界の戦争責任は大きい。政権に入り、推進している勢力があるなかでの、勇気あるとりくみだと思う。
だからこそ、がんばってほしい。


困難な生活相談 その3

2015-06-02 06:55:14 | 日記

・・・・・続き (前のその2はこちら

 アルコール依存症は、別名「否認症」といわれる。「飲んでいない」、「これしか飲んでいない」、「この程度では酔わない」、「俺は大丈夫だ」など、徹底的に否認を続け、現実から逃げる特徴があり、初期介入に失敗するといっそう深みに落としてしまう恐れもある。やはり専門家にいかにつなげるか、そのタイミングを見計らうのが難しい。
治療は、本人だけでなく「イネイブラー」となっている人も必要だと思う。家族がその役割を、多くが果たしている。私は保健所のパンフレットなどを使い、家族とともに「アルコールの勉強会」を開いたこともある。
アルコール依存症への誤解は家族も含め、多くの人が持っている。そもそも「病気」という認識がなく、「だらしない人」、「意思が弱い」、「性格が悪い」などと思う人が多い。
 しかし、これは結果であり、もともとは几帳面で真面目な人ほど依存症になると性格が百八十度変わってしまう。そして自己中心的になり、攻撃的、自己憐憫などの性格があらわれてくる。
「病気」は治療が必要です。
 アルコール依存症は、「断酒」とともに「断酒会」への参加によって「回復」状態が続く。「治る」ということはなく「回復」が一生続くことによって、ふつうの人になれる。
 昨年、釧路市において「全日本断酒連盟第五十一回全国大会」が開かれ、私も参加した。そこでの体験発表は衝撃的であった。家族、家庭が崩壊し、本人も地獄の道を歩んできた方々の集まりであった。
 相談活動における問題の根源にアルコール問題が存在する場合は、本人にどのように接近するか悩むところである。酔った状態で何回も相談を受ければ、「共依存」に陥ってしまう。距離感を持つこと、そして「飲んだ場合は相談にのらない、明日しらふになったら何でも話を聞く」というように突き放すことも必要だ。
しかし、なかなか治療機関に結びつかないケースが多い。だから難しい。
 
 依存症のなかでも、特に困難なのは「ギャンブル依存症」だ。アルコールは酔って態度に現れるが、ギャンブルは目に見えない。見えてくるのがお金。その時は、本人や家族の多重債務地獄が待っている。家族崩壊の入り口である。
 このお話は、またの機会に・・・

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※厚労省の飲酒量の規定(一日の量)
多量飲酒 ― 純アルコール 60g以上
節度ある飲酒―純アルコール 20g以下
純アルコールをお酒に換算すると
  500mlのビール1本  20g
  日本酒1合   22g
  焼酎35度1合     50g
  ワイン一杯120ml  12g
ちなみに成人男性の五%が「多量飲酒」との調査がある。(250万人!)

※イネイブラー
 アルコール依存症者の周りに飲み続けることを可能にしている人。さらに失敗の尻拭いをしている人。いわゆる援助と尻拭い。主に家族、親族、友人など。

※依存症
 昨年6月(2014年)に厚生労働省が調査した結果は、ギャンブル依存症が536万人、ネット依存症が421万人、アルコール依存症が106万人であった。2003年調査ではアルコール依存症が81万人となっており、増加している。
依存症は、病気であり、治療が必要となっている。

※スリップ
断酒を継続し回復している状態で再飲酒してしまうこと。以前よりいっそう悪化することがある。

※久里浜式アルコール症スクリーニングテスト
 日本で最初につくられたアルコール依存症のスクリーニングテスト。個人でもできるのでぜひ!

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以上です。


私は、アルコールには人格があると思っています。依存症に陥ってしまった人の過去を聞くと、かなりの人は真面目で几帳面な性格があります。それが、180度変わってしまい、なぜか同じような性格になってしまう。
自己中心的、相手の立場にたてない、感情を逆なでする、いばる、攻撃する、そして、自己憐憫の感情が強い。
「飲んでない」、「これぐらいでは酔っていない」など、否定やウソも常態化していく。
人格が乗っ取られる、と表現できるのではないか。乗っ取られた人格から、本来の、その人の叫びが聞こえるか、その時がチャンスだと思っている。

依存症は、兄弟姉妹、友人知人も離れていき、家族が崩壊し、孤立化していく。
そして、いっそうアルコールに依存していく悪循環のサイクルに。
このどこかの時点で、ブレーキをかけることが出来れば、依存症への道から引き返せるか、せめて脇道に行けるか、あるはずだ。

いずれにしても、病院や専門家につなげていくことが最優先だと思っている。

「アルコール健康障害対策基本法」が施行されてから、1年となる。
国は「基本計画」の作成とともに、それにもとづいて自治体でも「計画」をつくることになるが、問題は「人と金」である。
釧路では、病院を退院した後のケアが難しい。
本格的にやろうと思えば、やっぱり札幌市に行くしかない。
地方都市でも、入院、退院後のケア、そして自立への道へ、人とお金を集中させる、こうした具体化が急がれる。

それは、他の依存症、ギャンブル、ネット依存などにも共通する課題でもある。

その1 にもどる→ 


困難な生活相談 その2

2015-06-01 06:15:48 | 日記

・・・・・前日からの続きその1 はこちら→

 隣近所の人たちが集まり自宅でささやかな葬儀が営まれた。私も葬儀委員長というほどの葬儀ではないが、お手伝いをさせていただいた。葬儀には東京から息子さんとともに、離婚した元妻も来た。
どのくらいの時と想いが過ぎ去ったであろうか。三十数年ぶりの家族水入らずであった。私の脳裏には、「幾星霜」という言葉が浮かんでいた。
「嫌いで別れたんでない。酒さえなければ、どんなに幸せだったかと思う」
「労働組合もがんばっていて、人のためにずいぶん走り回っていた。そうしたやさしさが私は好きだった。酒さえなければ・・・。あの時は地獄だった。」
「先日、息子から電話が来たときなぜか別れた夫のことを思いだしていた。その時、むなさわぎがした。」
なんと、離婚から幾星霜を経て、「想い」は続いていたのだ。
「お墓はどうするの」
「もう親戚はいないけど、父のお墓があるのでそこに眠らせてあげたい」との言葉を残して遺骨を持って帰って行った。
アルコールによって此岸(しがん)では地獄を経験し分かれてしまったが、夫婦の細い糸は残っていた。しかし彼岸でしか会えなかったことを思うと、これほど悲しいことはない。
 地域での生活相談でアルコール依存症は、もっとも困難な部類である。

 厚生労働省は、国内でアルコール依存症の治療が必要な人は約109万人と推計している。アルコールでトラブルを何回も引き起こしていることは、久里浜式アルコール症スクリーニングテストのなかの項目に「酒を飲まなければいい人だとよく言われる」とあるように、「依存症」の疑いとして診察を受けるべきである。しかし、「受けるべき」といっても一筋縄ではいかない。同じ調査で、治療に結びついている人は、約7%である。
こうした依存症の人の相談は、必ず酔っているときである。
「生活ができないんだけど・・・」
「どうして、収入は」
いろいろ話していくと、お酒を飲んでおり、呂律もよくない。さらに同じ話の繰り返しになっていく。
「お酒、飲んでますね」
「飲んでないよ」
「話し方も少しおかしいよ」
「飲んでない!」
このやり取りを何回かした後、
「少し飲んでるけど、酔っちゃいないよ」
「どうみても話せる状況ではないよ。飲んでない時にゆっくり話しましょう」
「だから酔ってないって! しつこいな。」
 こうした同じ話の繰り返しで、私から電話を切ることが多い。しかし、残念なことに、しらふの時には、いっさい連絡をよこさない。

 飲酒により攻撃的になれば、「議員だからといって威張りやあがって」などと取っ組み合いになることもあった。幸い家族が止めに入ったので事なきを得たが、議員という立場上、応戦はできない。単身での訪問は危険が多い。相手の状況の見定めが重要。
 また、繰り返し、ネチネチと電話攻勢をかけるケースも多い。これについては、「飲んでいない時に話そう」と電話を切るしかない。本人が「飲んだら相手にされない、飲まないと暖かく迎えてくれる」と自覚を促し、これを繰り返すしかない。

・・・・・続く(こちら→