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表現の自由

2015-06-05 06:13:00 | 日記

梅雨空に 9条守れの 女性デモ

詠んだ方は、空襲体験をもつ高齢の女性で、こころの奥底にもっていた感情が
梅雨の季節のうっとしい気持ちと重なり、その感情がほとばしりでたものと、
私は感じた。日常の生活からあふれでたものだと思う。

あるまちの句会で特選となった句から、互選によって、公民館だよりに掲載さ
れることになった。ところが掲載が拒否された。

私は寒気をおぼえた。

ここまできているのか。
行政が、ここまで表現の自由へ干渉したこと、そして戦前回帰のすさまじさで
ある。

「女性のひろば」7月号の「表現の自由のために」の特集の冒頭にあった。

安倍首相をはじめ、政府によるテレビ、大手新聞など、露骨な干渉が目立ち
いわゆる「自主規制」が目に余る。沖縄の新聞などは、異端扱いである。
それでも国民の想い、反応は、今の「戦争法案」はダメだと圧倒的多数が、
思っている、と世論調査で出ている。

昨日、国会では自民、民主、維新の党の推薦で3人の憲法学者が参考人とし
て見解を表明した。全員、今の法案は「違憲」となった。
学者の中には憲法改正論者もいる。

有形無形、有象無象、さまざまな圧力があるなかで、しっかり陳述するとい
うことはすばらしい。そうしたなか、ごまかしにつぐごまかしの政府答弁、
首相答弁を痛快に切った憲法審査会での3学者に拍手を送りたい。

二度の世界大戦からの多くの人々の想い、これが国連憲章の冒頭に、
「われら連合国の人民は、われらの一生のうち二度まで言語に絶する悲哀を
人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳お
よび価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念を改めて確認し、」と
宣言せしめたものではないか。

「言語に絶する悲哀を人類に」
二度と戦争をしない。この誓いが日本国憲法の出自である。
安倍首相にとっては、ポツダム宣言と同様に、唾棄すべきものと映っている
のではないか。