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戦争と人間、いま再び・・・

2015-06-22 06:45:02 | 日記

「戦争と平和」といえばトルストイ。戦争を扱った大河歴史小説。
日本には、「戦争と人間」という戦争をめぐる骨太の大河歴史小説がある。五味川純平氏の作品だが、「人間の条件」と並んで大作となっている。私は、今から40年20代で読んだ小説だが、当時は執筆中だっため、全巻は読んでいない。

大きく4部構成になっている。
 1、運命の序曲
 2、髑髏の舞踏
 3、劫火の狩人
 4、裁かれる魂

新興財閥の伍代家の華やかなパーティからはじまる。
伍代当主の由介とその子ども、英介、由紀子、俊介の愛と生き方を軸に、労働者の息子標耕平、朝鮮半島のパルチザンの戦いと愛、中国大陸で展開するレジスタンスの人々など、多くの人々が日本の戦争に巻き込まれ、愛を引き裂かれ、命を落としていく。

この小説を山本薩夫監督が、三部作の歴史大作として仕上げた。
この当時、日活も資金難に陥り、第4作目はつくられることはなかったといわれた。

今となっては最高で豪華な俳優陣であり、このような映画は二度とできないであろうといわれている、いまや伝説的映画ではないだろうか。

DVDレンタル店に置いてある。
若い人たちには、ぜひ観ていただきたい作品である。

安倍首相、自民・公明による「戦争法案」は、同じ轍を踏もうとしている。同じような歴史の流れに巻き込まれないためにも、自由と民主主義の発展という本来の歴史の流れにもどすためにも、ぜひ観ていただきたい。
再来月の8月には、戦後70年特集の一つとして、この映画がブルーレイとなって、再リリースされるという。