社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

戦争体験

2015-06-06 06:40:29 | 日記

 

 

 公民館長であった私の兄(亡)は、館長時代に「寿大学」を開いていた。その時の32名の参加者から、戦争体験集を作成し出版していた。70ページの懐かしいガリ版刷り。それがいま手元にある。
 1987年の出版なので、今から28年前、戦後42年の時であった。
 私のような戦争体験のない人間が、一人ひとりの体験を読むと想像できない大変な状況であったことがわかる。特に22名が女性で、いわゆる「銃後の守り」であった。中国や南方の戦地とは違って、当時の女性の苦労もまた大変であった。
 終戦間際、中国で新兵が竹の短剣と竹の水筒を身に着けているのをみて、いかに物資が欠乏していたかと手記に書いた方がいた。

 いずれも「平和になってよかった」、「戦争は二度とごめん」とむすばれている。

 左の字は、表紙に書いた兄の自筆。 

今年は戦後70年。
こうした戦争体験者の多くは鬼籍に入っている。
現在、語ることができるのは、子ども時代に空襲にあった方々ではないか
と思う。

当時の「戦争は二度とごめんだ」との多くの国民の思いは、安倍首相をは
じめとした自公政権には届いていない。それどころか「平和のため」と称
して、自衛隊員を戦闘地域、戦闘現場に送り出そうとしている。
世界中で、アメリカ軍の肩代わりをやろうとしている。金も、命も・・・
絶対に許せない。

 


コメントを投稿