佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

阪神大震災から16年目

2011-01-17 20:12:14 | 日々の思い

今日17日は阪神大震災から丸16年目になります。

6434人もの方が亡くなられた日です、この日は日本人にとって忘れられない日です。私は大阪の西区でこの地震を味わいましたが、二度と味わいたくないものです。

 

私の住むマンションはそんなに被害がなかったのですが、それでも大変な揺れで、居間のテレビが台から落ち、スイッチが入ったのか大きな音がしていたのと、水屋の扉が右左に開き食器が左右に飛んで出ていたのが後で分かりました。私は女房を連れて6階から階段で表の公園に逃げました。

 

私のいたマンションの方が誰も出てこなかったので、後で聞いたのですが、最初の揺れですくんでしまい、とても逃げる所まで行かなかったと多くの人が言っていました。

 

マンションの場合、地震が起きるとエレベーターが使えなくなるので、上の階の人は階段を使って逃げなくてはならないので大変です。その後、神戸にも多くの高層マンションが建ちましたが、安全を第一に考えて立てられてます。私は現在6階に住んでいますが、まだ下の階に住みたいと思っています。

 

ともかく、地震に対する備えを万全にしたいものです。私の家にもこの地震のあとは、リュックサックに身近に必要な物を詰めてすぐに持ち出せるようにしていますが、その意識も徐々に薄れていきます。中に入れてある懐中電灯や非常食なども適時入れ替えなくてはなりませんが、最近した覚えがありませんでした。今日の新聞を読んで改めて考え直しています。

 

兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」は、震災の教訓を後の世に伝えていく決意を述べた「1・17ひょうご安全の日宣言」を発表しました。

 

この宣言内容は、この10年間に犠牲者が1万人を越える災害が世界で7回も起こったことを踏まえ、家庭や地域などで震災の教訓を活かし、「もっと伝えよう」「もっと備えよう」と訴えた内容とのことです。

 

私の親友の家が神戸の森南町にありましたが(私が設計して建てた家)、近所が大半崩壊してしまったのに、少し傾いただけで建っていましたのには自分ながら感動しました。隣のお風呂屋の煙突が倒れたのですが、軒先をかすって倒れたので、被害も少なかったのです。

 

このときにも思ったのですが、私はいつも、まず住宅は基礎が大事と思い、基礎にお金をかけています。その次には壁の耐震性などを考えて仕上げの内装などは一番後に考えています。中は軸がしっかりしてさえいれば何とでもなるからです。

 

皆さんが家のことを考えるときにマッチ箱の側を取り出して押さえてみて下さい。簡単につぶれますが、その側にマッチの軸を交差させてやると、簡単にはつぶれません。この原理を理解してほしいのです。少しの筋交いが入るとどれだけ違うか一度試してみて下さい。

 

震災は忘れた頃にやってくる・・・忘れないようにしましょう。

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