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日本語おもしろ発見

日々の生活から

プラント-オパール

2012-06-11 16:52:58 | 日本語豆知識
 岩波の本を買うと、しおりが入っていますが、そこには「『広辞苑』を散歩する」として、言葉の説明がエッセイ風に書かれています。その中の一つに「プラント-オパール」があります。

『広辞苑』を散歩する16

野原を遊んでいるとき、草の葉のせいとは思えないほど鋭い痛みと深い傷を受けたことはないだろうか。その正体が、イネ科の植物などの植物に含まれるこの物質。ガラス質のケイ酸体の粒子で、地中でも安定して残るため、土器などに含まれて出土することも少なくない。穀類などの農作物の栽培や貯蔵の目印として、考古学で活用される。


『広辞苑』第6版の記述

プラント‐オパール【plant opal】
イネ科の植物などに含まれるガラス質のケイ酸体粒子。土壌中に安定して遺存するため考古学研究に利用する。


 そうか~。子どものころ、野原に生えている茅で基地を作って、その中に入って、よく遊んでいたのですが、本当にしょっちゅう、その茅で手を切って、ものすごく痛かったのを覚えていますが、その原因が、「プラント‐オパール」となんともお洒落な名前の物質のせいだったとは・・・。また、それが考古学で活用されているとは・・・。子どものころの記憶と、その原因物質の名前と性質、及び効用が一瞬で結び付きました。しおりに感謝^^

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