呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの読書感想文・子の11~「震度0」

2008-05-17 | 本の話
震度0 (朝日文庫 よ 15-1) (朝日文庫 よ 15-1)
横山 秀夫
朝日新聞出版

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♪「震度0(ゼロ)」横山秀夫著 朝日文庫

阪神大震災の朝、震源から600Km離れたN県警察本部の警務課長が姿を消した。
事件か、ワケありの失踪か?県警上層部に激震が走る!
県警のメンツ、幹部の思惑、現場と事務方のセクト主義。
課長本人の安否を案ずるよりも、それぞれの強欲と体面、権力に支配される県警幹部会議。
将来の長官と自他共に認めるキャリア組の警務部長は、幹部の権力争いを制し「激震」を鎮めようと躍起になるが・・・。

いやぁ~~~、この臨場感とスピード感!「凄い!」の一言だ。
横山秀夫という人は、なんでこんなにリアルな話が書けるんだろう。
特に警察モノは傑出している。
県警の部長会議でキャリアとノンキャリが罵り合う場面なんて、自分がその場に同席しているかのように緊張してしまう。
Bravo!!だね。

ただあまりにリアルで、読んでいて胸くそ(汚い表現で失礼)が悪くなることも事実。
キャリアとノンキャリの反目と足の引っ張り合い、県警幹部と地元フィクサーとの癒着、醜悪な幹部天下り先の争奪戦、官舎での主婦同士の追従と誹謗中傷・・・。
読んでいて、うんざり。
警察ってホントにこんなに汚い世界なんだろうか?
でも「然も在りなん」と思わせるところが、横山の真骨頂か。
実際にこんなだったら、とても我々の平安な日常を託すどころではない。

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久々のだるま鮨~初夏の薫り

2008-05-17 | 食べ物・お酒の話

ボイトレのあと、久々に目黒の「だるま鮨」に寄った。
今日の最初の肴は「青柳と子柱の酢の物」
う~ん、青柳の独特の苦みと磯の香りがいいね。
子柱もプリッとして美味しい。
青柳の旬って、春から初夏にかけて?
でも子柱は今頃だよね。
この、初夏の海の薫りには、やっぱりぬる燗だなぁ。
暫し残しておいて、まずは鮪の醤油焼きでビールを流し込んだ。

この日は浅草の老舗「Kバー」の社長がご夫婦でいらっしゃっていました。
お店が定休日だとか。
いいですね、夫婦でお鮨なんて。
僕ももっと妻を連れてゆけばよかった。
もっともまだ子供が中学や高校では、夫婦だけで出かけるのもなかなか出来なかった。
「さあこれから」と言うときに、妻はいない。
世の中、上手く行きません・・・。
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