呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

合唱団初練習

2008-05-11 | コンサート・LIVE・演劇などの話

合唱団の練習に初めて参加した。
10月の定期演奏会の曲目が既に決まっており、その楽譜や音取りの音源を送っていただいた。
少しは歌えるようにしておこうと、楽譜を見てパート音源も聴いたが、なにせ曲数が多くてとてもついてゆけない。
ほとんど「ノーケア」状態で練習場に向かうことになった。
定演の曲目は、誰でも知っている日本歌曲とドイツ民謡、ブロードウエーミュージカルからの曲、そして男性合唱用に作曲された組曲。
聴いたことがある曲は楽譜を見ながらある程度は歌える。
でもはじめて聴く曲や、ドイツ語と英語の歌詞の曲はやっぱり無理。
まぁ練習に参加して皆さんが歌うのを聴いて、それで初めて自分のパートの音が分かるということはあるんだけれど・・・。
今回の練習から暫くは、6~7月に予定されているプチコンサートのために、一部女性を入れて混声合唱の練習をしたり、定演以外の曲もやったりで、特別練習日程だ。
なんと午後1時から夜の7時半まで!6時間半も歌ったのは初めてですよ!!
それもほとんど初見で歌うようなもので、疲れた・・・。

実は定演の曲目一覧と楽譜を頂いたとき、「赤とんぼ」や「小さい秋みつけた」「村祭」などの曲が並んでいるので、ちょっとがっかりした。
前にも書いたことがあるが、その手の曲はちょっと苦手だ。
「やっぱりオケとクラシックを歌う合唱団のほうが良かったかな・・・」という後悔。
しかし今回練習に参加して、その「後悔」は一気に吹き飛んだ。
日本歌曲の普遍的な郷愁に、男声合唱の包容力たっぷりのハーモニー。
もう自分が歌っていて、思わずウルウルしてしまった。(僕はナルシストではないよ)
あぁ~、男声合唱を始めてよかった! 赤とんぼ、いいじゃないか!!

この思いは、恒例の「反省会」に参加して、更に強くなった。
今回は人数が多かったので、2階の宴会用の座敷。他のお客さんは誰も居ない。
「さぁ乾杯の歌を!」の掛け声で「アイン プローズィット デア ゲミュートリヒカイト」が始まる。
その後はまさに「呑めや歌えや!」だ。
「これ歌おう!」「次はあれだ!」
他のお客様に迷惑がかかる心配がないので、声を抑える必要もない。
「この人たち、本当に心底歌が、合唱が好きなんだな」と実感し、また感動。
ほとんどが僕よりも年配者。でもこの合唱に懸ける情熱とか純粋さは、高校か大学のグリークラブみたいだ。
異性に気を使う必要のない「男子校のノリ」(僕は男子校出身です)で、実に楽しい。
結局終電近くまで楽しく呑んで、良い気分で帰ってきた。
次回の練習が楽しみ!
漸く僕にも一生続けられる音楽の道が、決まったような気がする。
コメント (2)
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