呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの読書感想文・子の8~「いつまでもデブと思うなよ」

2008-05-04 | 本の話
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
新潮社

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♪「いつまでもデブと思うなよ」岡田斗司夫著 新潮新書

身長172Cm、体重120Kg近かった著者が5ヶ月で約50Kg痩せたダイエット法を紹介した本。
さて、どんなダイエットを行ったのか??
一言で言えば「レコーディング ダイエット」
要は、毎日食べたり飲んだりしたものを一つも漏らさず書き留める、というもの。
それこそ飴一粒からポテチ1枚まで、レコーディング(記録)する。
当然毎日の体重と体脂肪の変化も記録する。
そうやって克明に記録することにより、自分が如何に食べ過ぎていたか、飲みすぎていたかに気づき摂取量が減ってゆく、ということだ。
それだけで運動などしなくても、少しずつ確実に体重が減り、今度はダイエットそのものが楽しくなり、益々余計なものを飲み食べしなくなるという。

この手の手法は、他でもよく紹介されている。
「毎日4回体重計に乗ってグラフを付けるだけ!」なんていうダイエット法も、同じような発想だろう。
確かに毎日詳細に食べたものを記録すると、「反省点」がたくさんある。
「なんでこんな余計なものを食べているんだろう」
「あぁ~、晩酌したのに、このご飯の量は多いよな」
「また夕飯が夜10時過ぎになってしまった…」
気づくことは多い。
気づけば無駄な食べ方をやめようと思うし、なるべく早い時間に夕飯を済まそうと思う。
たまには駅まで歩こうかなと努力もする。
本書の中に「なるほど!」と納得する言葉があった。
『太った人はお腹がすいていないのに食べる、もうお腹がいっぱいなのに食べる、どうしても食べたいわけではないのに食べる』
う~ん、そうなんですよ!!
「そろそろ昼飯の時間だから、あんまりお腹がすいていないけど食べるか」とか「お腹はいっぱいだけど、残すの勿体無いから食べるか」etc…
これを注意するだけで、随分違うのだろう。
夕飯など、息子には相応の量を用意しなければ、と思う。
そこに息子と同量を盛り付けている自分がいる。
これじゃ痩せないよね。本書のノウハウや著者の主張には同感、納得!

ただ、一つだけ著者には分からない僕が痩せられない理由がある。
著者はお酒を呑まないが、僕はのん兵衛だということ。
酒を呑むと気が大きくなり、自制心が効かなくなる。
だから呑んだ後にご飯を食べてしまうし、場合によってはラーメンを食うし、呑み足りないと勘違いして「はしご」をしてしまう。
いくら記録して気がついても、呑むと「まあいいや、明日から…」になってしまうんだね。
自分の意志の弱さを正当化するつもりはないけど、そこが僕のダイエットの最大のネックであります。

この本、実は去年から読んでいて、最後の数十ページを残してそのままになっていた。
「呑み」がネックであることに気づいたので、なんか読む気がしなくなったのが大きな原因…。


PS)
著者の岡田氏は「オタク評論家」として有名。最近、その方面の本を出した。
「before」の写真を見て、「あぁ~、アキバやオタクのことをペラペラしゃべるデブの評論家がいたな」と思い出した。
すっかり痩せてしまってインテリ然となってしまい、なんかオタクを語る雰囲気じゃなくなったと感じたのは、私だけ??
コメント
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