有楽町の東京国際フォーラムで開催中の「ラ・フォル・ジュルネ」に行ってきた。
ラ・フォル・ジュルネとはフランスの地方都市で始まった音楽祭で、『世界でもっともエキサイティングなクラシック音楽祭』らしい。
日本では今年4回目を数える。
確かにGW中に国際フォーラムを中心に、約1,700人の音楽家が集まり400以上のコンサートを開催するというから相当デカイ音楽祭だ。
パンフを見ると、国際フォーラムのHallAからGまでの全ての会場を使って、毎日朝から晩までコンサートがある。
オケから室内楽、ピアノのソロ、連弾 、合唱 etc…。
どれも約45分ずつで、いろいろハシゴが出来るようになっている。
今年は「シューベルトとウィーン」がテーマだ。
上海交響楽団のシューベルトの「未完成」と「さすらい人幻想曲(オケ+ピアノ版)」を聴いた。
上海のオケって、一体どんな演奏をするんだろう…と興味があった。
後から調べたら、ナント100年以上の歴史があるらしい。
その頃から西洋音楽をやっていたのかは分からないが、日本にオケなんて存在しない頃から結成されていたというのだから凄い!
演奏は…、素晴らしいの一言!
ヴァイオリンもチェロも音色が統一されていてとてもきれいだった。
管だって大したものだ。
「未完成」をきっちりと聴かせてくれた。
ただ「さすらい人」は、オケと客席の間にピアノが入って、その音がカーテンのようにオケの音を遮断してしまった。
これってオケのせい?それともホールのせい??
いずれにしても日本の一流と言われるオケと全く遜色がない。
このオケのベートーヴェンとかブラームスが聴いてみたい。
しかしHallAはクラシックコンサートにはデカ過ぎだ。(5,000人以上入る!)
なんか遥か遠くでオケが演奏している感じ。もう二回りぐらい小さいホールが善いね。
その他にもベトナム国立交響楽団とかもコンサートをやっている。
う~ん、聴いてみたかったなぁ。
一つのコンサートが大体1,500~2,000円で時間も45分程度。
いろいろな催し物もやっているし、これは一日中居ても飽きない。
面白い音楽祭だ。