呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

お母さんへの手紙 その9~百箇日法要と納骨

2007-09-03 | 家族のこと

お母さんへ
今日は、お母さんが逝ってから100日目です。
この100日は、短いような長いような・・・。
ついこの前のことにも思えるし、随分前のことのような気もします。
昨日はみんなでお母さんの百箇日法要を執り行いました。
仙台の両親、Sの家族、新座のおばあちゃん、Mちゃん家族、そしてR叔父も来てくれました。
新しい墓地も建ったので、納骨も済ませましたよ。



お墓は、周りを緑に囲まれて清清しいところにあるでしょう!?
この前は鶯が鳴いていたよ。
この前も話したように、墓石には「想望~永久にともに」と彫りました。
そして花立には「鈴蘭」をあしらいましたよ。
北海道の花で、印象深いよね。
それに鈴蘭の花言葉は「幸福の再来」「純愛」「無償の愛」というものです。
なんとなくお母さんを感じ取れます。
霊園も墓石も、みんなが気に入ってくれました。お母さんも気に入ったでしょう?
「お墓に亡くなった人はいない」と言うけれど、やっぱりお母さんが眠っているという感じがするよね。
そしてこの新しいお母さんの「家」から、僕たちのところにいつでもやってくる・・・。
そんな気がしてなりません。
家から車で1時間弱です。しょっちゅう行くからね。
友達も連れて行こうと思います。
僕としては、頑張ってお母さんのために建てたお墓です。
やっぱりみんなに見て貰いたいし、お母さんをお参りして欲しいです。


今でもお母さんが入院先のS大学病院から、久しぶりに戻ってくることを想像してしまいます。
お母さんは部屋に入るなりこう言います。
「テーブルクロスを替えたんだぁ。カーペットも夏らしくなったね」
「キッチンマットも新しくなったね、ガス台もきれいじゃない!」
「バスマットも替えたんだね、この色いいね!」
「あぁ~、やっぱり家はいいなぁ、落ち着くなぁ!」
結局、家に帰ることはなく逝っちゃったね。
さぞかし帰りたかっただろうね。
ごめん、こんなことを書いていたら涙が出てきちゃいました。

今日、仙台のおじいちゃんと仮の祭壇を片付けて、仏壇に位牌を移します。
今日からは仏壇にお線香をあげて、お母さんに語りかけます。
大きい方の遺影は、リビングの壁に掛けましたよ。
これからも、僕たち家族はいつも一緒です。
お互いに想い慕い、永久にともに一緒にやっていきましょう!


ippoより

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「千の風になって」に関する追伸

2007-09-03 | コンサート・LIVE・演劇などの話
♪仏教について
仏教の難しい話はよく分からないが
「千の風になって」に関する備後国分寺のご住職の話(前回参照)を読んでいて、仏教に興味が出てきた。
ご住職は「お墓に亡くなった人がいないのは当然」と仰る。
仏教では、人は亡くなった後49日経ったら輪廻転生して来世に行く。
だからお墓には残っていない。(正しい説明でしょうか?)
ではなぜお墓を建てて、花を手向け線香をあげるのか。
ご住職によれば『お墓とは、亡くなった人に仏塔建立の功徳をささげ、その功徳を回向するために建立するのである』ということだ。
なるほどねぇ。(って、ホントに分かっている?)
「千の風になって」が流行って以来、「お墓に亡くなった人がいないのなら、お墓参りをしても仕方がない」と言う人が増えているらしい。
日本人の仏教観なんて、その程度なのかもしれない。

一方で、我々はお通夜や告別式に参列する機会が多く、それだけ仏教に接している。
であれば、お寺ではもっとそういう機会に、仏教について分かり易く説き聞かせることをやっても良いのではないだろうか。
関東(首都圏?)では、お通夜というと、並んで焼香をして、すぐお清め(飲み食い)して帰ってゆく。
しかし6年間赴任した北海道では、お通夜であっても参列者はきっちり1時間座っており、後半の30分はお坊さんの説教を聴く。
説教の内容は、坊さんや宗派によってもいろいろだが、なかなか為になった。
そういう場を活かさなければ、一般人に仏教を語る機会はほとんどない。
だから僕らの理解もさっぱり進まない・・・。

今度、少し仏教を勉強してみよう。


♪テノール歌手・秋川雅史
「千の風になって」のヒットにより、クラシック歌手の秋川さんも俄かにクローズアップされた。
確かにちょっと良い男(?)。
なんと写真集まで出してしまうのだから、「千の風」様サマだ。
この大いなる人気にケチを付ける訳ではないのだろうが
歌唱力に疑問符を付ける人もいる。
主に合唱や声楽をやっている人だが
やれ「声量がない」「テナーなのに高音の伸びがない」「暗い」・・・。

秋川さんの、他の曲を聴く機会があったが、決してそんなことはないと思いますよ。
「千の風」に関しては、クラシックではないし、曲の内容からも控えめに歌っているのではないだろうか。
好き嫌いは別として、本格的テナー歌手だと思います。


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