呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気父さんの読書感想文・その29「重力ピエロ」Part2

2006-10-14 | 本の話
♪やっぱり最後まで面白くなかった

「呑む気父さんの読書感想文・その29」で取り上げたけど
読んでいて全然面白くないので、途中で投げ出してしまった。
思わず東野圭吾の「時生」を買ってしまったんだよね。
でも評判がいいから、取り敢えず最後まで読んでみようと・・・。

う~ん、やっぱりつまらない!
この話のどこが面白いの?どこが感動的なの??
父さんにはこの手(伊坂や村上春樹)の世界は苦手だな。
現代音楽を聴いているようで、味気ないや。
(ブリテンのレクイエム、つまらんぞ~!)

もっとも伊坂孝太郎の作風も変わってきて
「週末のフール」(読書感想文・その24)あたりはとても良い話だった。
でも、確かに天才伊坂、これからまたいろいろ作風が変わるのかな?

次は、借りている「模倣犯」に取り掛かろうかと思ったが
本屋で東野の「手紙」を見つけて、買ってしまった。
文庫本化されたばかり。
そうです、あの沢尻エリカちゃんが出る映画の原作です!

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呑む気父さんの読書感想文・その30 「時生」

2006-10-14 | 本の話

♪「時生」東野圭吾著 講談社文庫

将来結婚して生れてくる息子が、自分の若い頃に現れて・・・。
息子のトキオは過酷な運命の元に生れるが
時を遡って若い頃のダメ親父の人生に、一生懸命活を入れようとする。
まだ独身の父親は、突然現れた生意気な若者に腹を立てながらも
少しずつ影響を受け、まともな人生を歩み始める。

過去に起きる「事件」(これがメインストーリー)がちょっとわざとらしくて
東野圭吾らしい緻密さがなく、中だるみしてしまった。
でもそこはさすが東野さん、最後はきっちり〆てくれましたよ。

『宮本は声を限りに叫んだ。「トキオっ、花やしきで待ってるぞ」』

一番最後の文章だけど、ここでホロリと来るね!
読んでいない方は、分からないよねぇ。
でもこの一文で、「あぁ~そうなんだぁ~!」と分かるんだ。
相変わらず「親子もの」に弱い父さんです。
お勧めだよ!
コメント (2)
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