十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

医者は50人殺して1人前

2016年06月26日 | 生命
「 医者は50人殺して1人前 」
いささか穏当を欠く言葉だが、内科医をしていた弟の言葉である。誰かから聞いた言葉なのか、弟自身の言葉なのか分からない。弟は病気で多くの記憶をなくしてしまっているで代りに紹介する。
もちろん、殺そうとしての話ではなく、救おうとしても救えなかった。自分のミスで殺してしまったのではないか。他に救える方法なかったか等悔恨、反省の上から出た言葉なのである。患者が勝手に死んだという考えからは殺すという表現は出てこないと思う。

ところが、下の記事を見てもらいたい。これは以前、私が病院勤めしていた時に社会保険旬報という雑誌に出ていた記事で衝撃を受けたので書き写しておいたものである。
22年も前の記事であるが、傾向はあまり変わっていないのではないかと思う。
驚いたのは35歳未満の医師の39%が死後の世界を信じているということなのである。全体からすると特異な傾向がみられる。その年代が特に信心深くなったわけでもないだろう。
自分のミスで殺してしまっても、死後の世界で生き続けていればいいなんていう、責任回避的な気持の現れではないだろうかと思う。
こんな医者に身を任したくはないが諸兄はどう思われるだろうか。


医師・歯科医の死生観 保団連調査 (社会保険旬報 94.11)

医師・歯科医師のうち、死後の世界の存在を信じるのは23 %、回復至難の植物状 態での 延命処置に反対なのは 81%、脳死を死と認める(認めたい)のは 78%…。
こんな結 果が、全 国保険医団体連合会の「現代の生と死に関する医師・歯科医師意識調査」( 94.2 月)で 明らかになった。
この調査は、 3044名の① 死②終末期医療と尊厳死 ③脳死と臓器移植に対する考 え方を調べ たもの。 まず死に対する考え方をみると、「死後の世界はある」と考える人は 23%で、 「ない」46% の半分。
ただし、 35歳未満では「ある」39%、「ない」 24%と逆転現象が生じて いる。
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