十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

宇宙の年齢

2015年10月23日 | 共生

前回紹介した宇宙に関するTV番組をご覧になられたであろうか。

その中で「地球ドラマチック」では宇宙の年齢が137億年、一方、サイエンスZEROでは138億年と言っていた。

実は宇宙の年齢に関心があって気にしていたのであるがは幾度となくいろんな説が出てきてどれが正しいのかよく分からなかった。一番長く言われていたのが150億年、130億年、や一番短いのが120億年というのがあった。

ハッブル宇宙望遠鏡による観測によって、137億年とされ、それが定着していたのであるが、最近計算のし直しで138億年が正確な数字となった。
「地球ドラマチック」の137億年は、以前のものであり、同じNHKの放送で日を置かずに放送されたものであるから、正しい数字を使用してほしいものである。

ビッグバンから138億年、その間宇宙は拡大していて観測可能な宇宙は地球から470億光年の広がりを持っているという。とすると、(470-138)÷138=2.4、つまり、光速の2.4倍のスピードで拡大していることになる。

宇宙は果たして閉じられているのか、開いているのか、有限なのか、無限なのか、謎だということだが、観測可能な時空を持って我々の宇宙とするしかないと思う。

ウィキペディア「宇宙の年齢}記述
宇宙の年齢(うちゅうのねんれい)とは、ビッグバンから今日までの時間を表す。最近の観測によると (137.98 ± 0.37) 億年であるとされる[1]。この誤差はいくつかの研究プロジェクトの結果をすりあわせて得られたものである。観測装置と観測手法の発達は宇宙の年齢を極めて正確に測定するところまで来ている。この研究プロジェクトには、宇宙背景放射の観測と、宇宙膨張の測定が含まれる。背景放射の測定はビッグ・バン以来の宇宙の冷却時間を教え、宇宙膨張の測定は宇宙年齢を計算するための精密なデータを提供する。

再放送

NHK Eテレ 地球ドラマチック「バッぷる宇宙望遠鏡」           26日(月)0:00~0:45
         サイエンスZERO「宇宙の果てはどうなっている?}   24日(土)12:30~13:00

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生命の本体

2015年10月14日 | 生命

生命の本体、本質をどう考えるか、つまり生命観によって人生が変わってくるのでこれをしっかり確立しておくことが大切である。

では、それをどう考えているか、大別すると3つに分けられる。

1 身体=生まれて生きて死ぬという生命で日常的に観察できるところから分り易い。無宗教者の大方はこれに該当する。
2 霊魂=佛教以外の宗教、スピリチュアルの信者が信じているもので、死んで肉体は滅びても霊魂は存在し続け、生まれ変わりや別世界に行くことになるというもの。
3 宇宙=佛教では宇宙全体を一つの生命体とみなし、一切のものはその同じ一つの生命を生きているとするものである。人体と細胞のような関係にあるのである。霊魂の存在は認めない。

しかるがゆえに宇宙について、もっと関心をもってもらいたいと思っている。
佛教が従来なぜ分かりにくかったかというと、望遠鏡の顕微鏡もなかった時代からの教えなので、説かれていることが今日の科学的に実証されたものでなく
曖昧で多分に想像の産物である教えだからである。

宇宙といっても今は有限で138億光年彼方に果てがある。昔は無限の世界としかとらえられなかった。今は宇宙観測でいろんな天体が観測されてその様相も少しは知れるようになってきた。はっきりしてきたことははっきり言わなければならないのにそれが言えていないのである、佛教界というところは・・・。

さて、テレビで近々宇宙に関する番組が告知されたので、ぜひご覧になっていただきたい。

10月17日(土)19:00~  Eテレ 地球ドラマチック 「ハッブル宇宙望遠鏡~宇宙の謎に迫る」   再放送 月曜0:00~

10月18日(日)23:30~  Eテレ サイエンスZERO 「宇宙の果てに迫る」                再放送  土曜12:30~ 

 

      

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日本人がノーベル賞をダブル受賞

2015年10月07日 | 世相

一昨日の医学生理学賞で大村智氏が、昨日の物理学賞で梶田隆章氏が受賞することが発表された。

大村氏の研究は線虫の寄生によって引き起こされる感染症に対する新たな治療法に関する発見。梶田氏の研究はニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動を発見。

いずれも小さなものに関する発見であるが、小さなものが実に偉大な働きをする。

線虫については特段興味を持ったこともなく線虫という微生物がいることを知る程度だが、素粒子については関心がある。

この素粒子の働きが佛教の根本教義と関係があるのである。その根本教義とは縁起である。縁起とはモノ同士が相互に関係し合い変化して行くことだが、相互作用がどうして起こるかということが素粒子論で分かるのである。

素粒子は4つの力を有し、相互作用をしている。力の強さの順に列挙すると、強い力、電磁力、弱い力、重力である。強い力と弱い力は極近接したところで働き、原子を生成する力である。一方、電磁力と重力はその影響範囲が無限大なのである。その力は距離の2乗に反比例して弱まっていくがどこまで行っても零にはならない。

だから、宇宙の中の諸々のものは間接的な繋がりではなく、直性的に繋がっていてそうであるがゆえに間接的に力が伝わっていくになるのである。繋がりの上を波が進んでいくような関係と考えるとよい。

たとえば、太陽の中の1個の素粒子とは、私の身体を構成する1個の素粒子は直接コンタクトしているのである。多くの人の感覚では自分は地球に引っ張られ、地球が太陽に引っ張られているように考えられているのだと思う。地球を構成する一切の素粒子の重力の総和が見かけ上地球の中心であるだけなのであり、太陽また然りである。

かくの如く、佛教の漠然とした教えも科学的な裏付けられているといってよく、佛教は科学と矛盾しないのである。

矛盾するのはどうでもいいような妄想めいた話が入れ込まれているためでこれが何とも困ったものであるが、そんなものはオミットすればいいのである。

ウィキペディア:基本相互作用参照

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9B%B8%E4%BA%92%E4%BD%9C%E7%94%A8

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