西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

病の起源(テレビより学習)ー癌その他ー

2013-05-21 | 色々な仮説や疑問
テレビで「病の起源」を見た。まあ「進化医学」というか、人間が進化して現在に至る過程で、環境に適応して「うまく」いっても逆に病気の原因をもつくってしまう、という物語である。節目節目での変化(進化)なかなか面白い。

人類(ホモ・サピエンス)は700万年ほど前、アフリカで生まれた。同じころ別れたチンパンジーと人類は遺伝子が99%同じだが、人間が2本足で立ったということより色々と違いが生まれた。で、チンパンジーでは癌になるのは2%だが人間は30%という。チンパンジーでは、「発情期」が決まっていて、その時はメスのお尻の穴付近が「赤く」なってサインを出す。

しかし、人間の場合は、2本足で立った結果、オス・メス分業になり、メスが子供の世話をするが、オスは遠くまで狩りに行って多くの食料を持ち帰る。メスの「発情サイン」が消えてしまった。いつでもオーケーになった。(と言っても妊娠可能は月一ではあるが・・・)対応してオスの精子生産能力も(栄養の改善もあるだろうが)格段に上がった。

多細胞動物としての人間の細胞分裂も活発になり、遺伝子による細胞コピーも増えるが、コピーミスの可能性も増えて癌細胞の発生も増えたのだ・・・(と「解釈」したが・・・)

また2本足で立ったことは、別に多くの人の腰痛の原因にもなっている。(私は幸いにも現在のところ目立った腰痛はない。)近いところ(1万3千年前)では農耕が始まって前かがみの(長時間の無理な)労働も増え、体に無理がかかっている。

更に産業革命以後、夜間でも働く場合があるという労働形態となり、太陽の運行とずれた生活習慣が広まり、病気の基盤条件になっているのではないか。必要なメラトニンやビタミンⅮが太陽に当たらないと作られない。人類がアフリカにいた時代には、たっぷり太陽に当たって、それらの必要物は作られていたが・・・、勿論、太陽に当たり過ぎると皮膚がんの原因にもなるのであんばいが難しい・・・。

(ちょっとうろ覚えの個所あり。再放送見て修正したい。こう考えると「生活習慣病」という言い方は、正鵠を得ているのかな。)

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