西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

森-里-海連環学

2005-11-06 | 色々な仮説や疑問
NHKラジオ深夜便「心の時代」で宮城県で牡蠣養殖をしている畑山重盛(?)さんが「森は海の恋人」という話をしていた。私もこれに関連した話をブログで書いている。(例えば10月2日)その畑山さんの話の中で、京大が最近「森-里-海連環学」を始めた、と言っていた。京大には京都・由良川上流の芦生(あしゅう)に演習林があるし(これは原生林である)、由良川を通じて海に至ると舞鶴に水産学科がある。過去に「連環」して研究していてもおかしくなかったのに、ようやく「連環」させて研究が始まったようだ。「連環」と書くのも良い。「環(わ)」と「境(さかい)」で構成される環境という考え方に連なるからだ。私も今年の5月頃(このブログスタート以前)に森の芦生に行ったし、「連環軸」の由良川は昔に一部歩いた。海側の舞鶴や宮津や天の橋立も知っている。ふとパトリック・ゲデスがスコットランドのクライド峡谷200マイルをお父さんと少年時代に歩いたことが、後に地域計画において「流域計画」という発想を生んだことを思い出した。「連環学」の先達である。由良川は150km、もう一度しっかり歩いてみたい。

ブナの木や 由良をつなぎて 若狭鯖   市路(2005年5月15日 芦生にて)
芦生ブナ 由良をつなぎて 若狭鯖   (推敲 2005年11月8日)

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