西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

DNAへの書き込み想像

2005-07-07 | 色々な仮説や疑問
人間の自然な態度、反応は、人間になるまでの長い生物史における「自然との対応」の中で決まってきていて、それらが、いわばDNAに書き込まれた(反映した)のでは、と考えてみると納得がいくことがある。前に、雨の日と晴れた日の気分について述べた。今日は、いくつか私の思う仮説を述べたい。人間が誰でも樹木等の緑を見たり、そういう環境にいて気分が良いのは、長い「猿時代」の森での生活によるのでは、と言うのは猿学者の河合雅夫さんの説である。私もこれに同意したい。だから、その延長で、「手すりはすべからく長らく猿時代から握ってきた枝のように木質系であるべきだ」と言うのは私の意見である。金属製は夏熱く、冬冷たく人間の肌に合わないと思う。人間が生きてのびていくうえで何の役にも立たない花をみて、惹きつけられるのは「虫時代」を無視できないのではないか。トカゲや蛇のような「可愛いい」爬虫類をみて思わずあとづさりするのは、長い爬虫類の「王」恐竜時代に人間の祖先の哺乳類は、長らく恐怖を覚え逃げ回っていたからではないか。又、どんな猛獣ーライオンや虎などーであっても赤ん坊は可愛いと思うのは、共生の思想が自然と組み込まれていて、多様な種は生かしていこうというDNAによるのではないか。だから赤ん坊の時に捨てられて狼に育てられたと言う「狼少年」の事例もあるのではないか。

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