西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

天草の洋(なだ)に泊(はく)す 頼 山陽

2012-02-01 | 生活・空間・芸術と俳句・川柳・短歌・詩
「雲耶(くもか) 山耶(やまか) 呉耶(ごか) 越(えつ)か

水天 髣髴(ほうふつ) 青(せい) 一髪(いっぱつ)

萬里(ばんり) 舟(ふね)を 泊(はく)す 天草の洋(なだ)

煙は 「ほうそう」(注:舟の窗(まど))に よこたわって 日 漸(ようや)く没す

瞥見(べっけん)す 大魚の 波間(はかん)に 跳(おど)るを

太白(たいはく注:金星、宵の明星)船に あたって 月似(つきよ)りも 明らかなり」


この詩を刻んだ石碑が、水俣の「湯の児温泉」の海岸べりにあったのではないか。
 水俣病が起こる以前は、この江戸時代の頼 山陽の詩にもあるように、不知火海、天草の洋は、名実とも、まことに美しかったと言えよう。

これを詩吟で練習を始めた。



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