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西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

新幹線の車掌所作観察、聞き取り

2007-12-11 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日、「野暮用」で東京に出張、13時から17時まで会議の予定がトントンはかどって16時前に終了、東京発18時過ぎの「ひかり」で帰る予定を変更して16時36分発「ひかり381号」で帰ることにした。新横浜、豊橋、名古屋以下各駅に止る岡山行きである。私の席は12号車7A席、新横浜を過ぎた頃、車掌が検札に来た。
で、車掌の所作を見ていると、各席で乗車券、特急券を見てから、手元のメモに鉛筆でチェックしている。きわめて手際よくやっている。そこで、私は、私の番になった時に立ち上がって「すみません、社会勉強なのですが、どういう風に鉛筆チェックしているんですか」と聞いて覗き込んで見た。そこには簡単な印で各座席欄にチェックが書き込まれていた。「これは車掌各人それぞれで工夫した印です」とその若い車掌は言う。見ると、京都は「=」印だった。へーと思った。今日の新幹線では一寸した社会勉強をした。
(写真は、検札チェック中の新幹線車掌)

年末の「兄弟会」で知多半島・内海へ

2007-12-03 | 生活描写と読書・観劇等の文化
11月30日から妻の兄弟夫婦で年一回行っている一泊二日の「兄弟会」に行った。妻は名古屋の出身で、兄が四人いたが、長兄が亡くなって三人になった。妻は末っ子で唯一の女性だ。義兄三人夫婦と我々二人で計八人の会合だった。

で、その「兄弟会」は、知多半島の突端・内海の会員制ホテルであった。温泉付ホテルで(フランス風名称の)オテル・デ・マロニエである。海岸に建っており窓から伊勢湾が見え、はるか向こうに三重県が見えている。昔、豊田高専に勤めた頃(1966年から1968年)に夏、海水浴に来たことを思い出した。内海は海水浴で有名な所だ。11月30日の夕食は、伊勢えび会席だった。酒も色々飲んだ。師走1日前だったが、私は前にも詠んだ次の「句」を披露した。

なごやかに 兄弟と飲む 師走酒    市路
(注:「なごやかに」に「和やかに」と「名古屋かに」との両意をもたせる)

で、会食での主な話題は、自分達の健康のこと、趣味やライフスタイルのこと、子供や孫達のことだった。この「兄弟会」が何時まで出来るか、も話題となった。現在70歳代夫婦二組、我々も含め60歳代夫婦二組だが、6年ほど経つと80歳代、70歳代に移行する。「少なくともそこまではやりたいね」となった。

11月30日からの泊り込みで行ったのだが、12月1日には帰りに美浜町美浜緑苑にある「杉本健吉美術館」に行った。名鉄の駅から歩いて10分位である。杉本健吉画伯は、2004年に99歳で亡くなったが、生前にこの美術館は出来ていた。その初代館長だった本多静雄さんは、何故か金沢絡みで知っている。杉本画伯は作家・吉川英二の「新・平家物語」(『週刊朝日』連載)の挿絵を描いたことで有名になった。
他にも懐かしい絵が多い。宇治平等院の雪景も数点あるが、視角がユニークだ、池の横から見ていて右手に鳳凰堂がチラッと見えている。曼荼羅絵もあり興味深々だった。

義歯はギシギシ

2007-11-27 | 生活描写と読書・観劇等の文化
健康の問題で、今、最も気になっているのは、義歯が本当にフィットしていないことだ。まあ「ギシギシ」言っている訳だ。上が殆ど義歯なのである。これが気になりだすと、食事の時は勿論、そうでない時も気になる。だから、外している時の方が多い。だと、急に人が来たり、話をしないといけない時は大いに困る。
今日も行く予定の今度の歯医者さんは何とかしてくれるのでは、と期待している。こういう年代となると、義歯以外でも、昔は気にならなかったことも急に気なって落ち着かないものである。
「落ちが付かない」と、落ち着かない、何て言っちゃって・・・。

過去の義歯ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/c62469c07f3a22efedb3ffd4bc044e20

Silent Baby(泣かない赤ちゃん)と紙おむつ

2007-11-16 | 生活描写と読書・観劇等の文化
泣いてこそ赤ちゃんだろう。お腹が空いた、おしっこをした、どこかが痛い等で「ぎゃあぎゃあ」泣くのが赤ちゃんだ。しかし、最近、泣かない赤ちゃんが増えているようだ。Silent Babyと言う。その原因の一つに紙おむつがある。最近の紙おむつは極めて「精巧に」出来ており、おしっこやうんちを綺麗に吸い取ってしまい、以前の布おむつのように赤ちゃんに「冷たい、気持ち悪い」思いをさせない。だから、赤ちゃんは「泣かず」におとなしくしているので紙おむつが大いに普及している訳だ。
しかし、良く考えると紙おむつの大量使用は「使い捨て」であり、森林資源の浪費にもつながっている。それに対して布おむつは洗って使えば何度でも使えるのだ。もう一度、布おむつルネッサンスは来ないだろうか。
(写真は、綿の布おむつ)

毎日の通勤の感慨

2007-11-12 | 生活描写と読書・観劇等の文化
2年半以上前から、自宅ー歩行にて近鉄・高の原ー近鉄で京都へーJRに乗換えー高槻へー高槻駅北より市バスで勤務地(平安女学院大学・生活福祉学部)の往復で通勤している。ドア・ツウ・ドアで2時間弱かかる。それ以前の奈良女子大学通勤時は、歩行ー近鉄ー歩行で1時間以内で悠々行くことが出来た。時間帯も違っている。
現在は、いわゆる通勤ラッシュも日々体験している。若々しい高校生の乗り降りにも遭遇しているし、高齢者夫婦の旅姿も目撃している。

これらを目撃して、若いところにも高齢者のところにも「元気印」がいるんだな、まあこの2年半以上の通勤で色々と人生経験を得たな、と思った。

誕生日の電話

2007-11-04 | 生活描写と読書・観劇等の文化
昨日、11月3日は金沢にいる妹の誕生日で、私は何時も11月3日の朝に「誕生日おめでとう」と電話する。それで近況を色々と喋る。妹からは私の誕生日の6月26日(「露天風呂のの日)に同じく電話がかかってくる。
今年は、高校の同窓会があったので、金沢に行ったが、中々毎年のように行かなくなった。両親や祖父母がもういないためもある。最近は、墓参りについても、先祖の墓に供える「切子」を妹夫婦に頼んでいる。コミュニケーションは電話となっている。11月3日に電話すると間髪を入れずに受話器が上がる感じ、6月26日も同じことだ。還暦を越えた兄妹の会話である。

長尾 眞さんのライフスタイル

2007-11-01 | 生活描写と読書・観劇等の文化
小さい雑誌では岩波の『図書』と学士会の『学士会会報』が来ると結構熱心に見、読む。先だって来た『図書』に元京大総長の長尾 眞さん(現・国会図書館長)の小文が載っており興味を引いた。長尾さんは京大工学部の情報工学分野の教授から、京大総長になった人だ。『図書』によると、「15歳の頃に自分を無にすることの大切さを自覚」「質素に生きる」「お金を貯めるくらいならそれを使って知識や経験を蓄積」「文章を書くにも今も鉛筆で手書き」「微々たることですが夏はなるべく冷房せず、勤め先でも二十八度以下に冷やさないように気をつける」「出来るだけタクシーに乗らない」「もちろん車は持っていません」「公共交通機関を利用する」「時間があれば歩いてゆく」というように環境保全、地球温暖化防止からは模範的ライフスタイルだ。個々人でこういうライフスタイルを追求していきたいものだ。私も「鉛筆で手書き」以外は、やっている。皆さんはどうですか。

「50肩(60肩!)」の治療に針灸整骨院に行く

2007-10-25 | 生活描写と読書・観劇等の文化
6月頃に左肩が突如通称「50肩(実際は60肩!)」になって左腕が上がりにくくなった。病院の整形外科や近所の「整骨院」に通うが状況が改良せず、「針灸」もしてみようと最近開院の「針灸整骨院」に通いだした。
病院の整形外科でレントゲン写真も撮って診て貰ったが骨は折れていない、筋は切れていない。筋や肉が「硬く」なっていて強く動かすと痛い状況と分かった。
それで近所の「整骨院」で、通電とマッサージで何度か治療してみたが、状況が変らず、針灸をしてみようと思い出していた。妻が、最近(一ヶ月ほど前)開院の「・・・・針灸整骨院」を見つけて「一度行ってみたら・・」と言ったので、「では」と行ってみた。今日は2回目、電気通電、マッサージを丁寧にやってくれた後、「針灸してみますか?」と言われたので「生まれて初めてですが宜しく」とお願いした。ベッドに横を向いて寝て左肩等を出す。どういう状況か分からないので、手鏡で見せてもらった。肩に針が3本打たれており、針の頭に灸が燃えている。こういうのを「頭灸針(とうきゅうしん)」と言うようだ。まあ、患者は私一人なので、少し駄弁った。40歳前の男の先生、関西医療大学の出身、大阪で病院の「リハビリ室」勤務、「針灸院」経験の後、現地で開業、と言う。針灸の大学は昔は京都府の「明治針灸大学」のみだったが、「規制緩和」で大学、短大、専門学校がどんどん出来、卒業生もどんどん出て「飽和状態」とのことだ。ふと知り合いで現在、東洋医学を勉強しているh.さんが卒業後どうなるのだろう、と他人事ながら気になった。

杉浦康平さんの話(続き)-多主体芸術と背後に背負う歴史ー

2007-10-24 | 生活描写と読書・観劇等の文化
昨日に続き、今朝も、ラジオ深夜便「心の時代」でグラフィックデザイナー・杉浦康平さんの話の「続き」を聞いて、私の考えと一寸共鳴するところがあった。杉浦さんは、ドイツの大学で客員教授をされた経験があり、そこでは学生の作品を「良いか、悪いか」で、つまり「YaかNein」(YesかNo)で評価しなければならなかったが、杉浦さんは「これはまあ余り良いとは言えないが、ここをこうするとぐっと良くなるのでは・・」等と、英語で言うと「or,and」を多発したので「Perhaps(恐らくこう)」の先生と呼ばれたようだ。これで、物事の白黒明白にする西洋社会と「あいまい」であるが良いところを見つけようとする日本の違いを自覚した、と言う。

ブータン、インドネシア等のアジアに出かけて、ヨーロッパの「私、私」というより「昔からの祖先霊」も背後に受けた「皆で、皆へ」という「多主体」の存在を感じたと言う。杉浦さんの言う「多主体」に「犬」も入っている。「犬地図」「犬の視点」も面白い。犬は家の中で風通しの最も良い所を探して寝そべっている、とのことだがそうだな、と思うと共に、寝転んだ時の視点、というと「天井のデザイン」が大事と前から思っている。寝室や病院の病室設計で特に重要だ。
又、多主体で、ということで言うと個々の住まいのデザインの堆積として町を見ることが重要だろう。

人は明るい目の前の光に惹かれるが、背後の影、そこには地球環境史、特に生物としての人間には「命のつながり」が堆積している、と言う。私が思っている「歴史とのつながり」だ。感銘をうけた。少し調べてみたい。

グラフィックデザイナー・杉浦康平さんの話を聞く

2007-10-23 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今朝のラジオ深夜便「心の時代」で、杉浦康平さん(東京芸大建築科卒のグラフィックデザイナー)の話を聞いた。今夜(明日の朝)にも「続き」があるようだが、今朝うつらうつら聞いていて印象に残ったことが二つある。
西洋では個性、個人を重んじるので、どんな絵画や他の芸術作品にも作者の署名が入る。ところが、杉浦さんは、アジアでは仏像など製作者が分からない場合が多いと言う。で、それは、杉浦さんの考えでは、アジアでは人間としての自分は長い先祖のお蔭でここにおり、長い人類の営みに僅かに「自分」を付け加えているに過ぎないから敢えて「自分」を作品に刻印しなくても良い、と考えているのでは、とのことだ。もう一つ、杉浦さん自身が、夜が真っ暗なアジア地域に出かけて分かったことに、目で見える外の世界の他に目を閉じた内部にも別の世界が広がっているということがある、と言う。二つとも中々含蓄があった。(昔、曼荼羅絵のことをテレビで聞いたのではないか。神戸芸工大の教授もしておられた)
(写真は、杉浦康平さん)

蒲団・毛布等の入れ替え

2007-10-21 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日の日曜日、妻は蒲団・毛布・シャツ等を夏物から冬物に切り替えていた。今晩から蒲団の上に毛布となるだろう。「温かーい」と思う。それらは大きな風呂敷にくるまれて押入れに入っていたのだが、そこから我々二人用に毛布2枚を取り出した。時期的に何時もより一寸「遅い」のかな。

もうボチボチOMソーラーも夏モード(お湯取りモード)から冬モード(床暖房モード)に切り替えだ。

今日の昼間は日照は温かいが、窓からの風は、やはり秋風だな、と思った。

良質な睡眠ークローズアップ現代よりーと自分

2007-10-17 | 生活描写と読書・観劇等の文化
夕べの「クローズアップ現代」(国谷裕子キャスター)で、若い(働く)女性の睡眠の質についてアレコレやっていた。どうも男性に比べると「悪い」(と女性は思っている)ようだ。どうしてだろう。奈良女の梁瀬度子先生(名誉教授)や久保博子先生(准教授)が大分前から「快適な睡眠環境」を求めて研究しておられるので一度聞いてみようかな。夕べは「ホルモンの違いもある」みたいなことも言っていた。

さて、自分のことだが、高槻で朝9時半スタートの講義の日があり、現住所から出かけるのに2時間だから余裕を見て7時前に家を出る。逆算で6時前に起きるとして前夜は8時間睡眠なら22時には寝付かないといけない。しかし、最近は歳のせいか6時間睡眠で十分の感じ、それと昔は「バタンキュウ」だったが、最近は寝入りが悪くなっている。そこで1時間余の「モーツアルトCD」を小さくかけて23時頃に床に入ると深夜頃には寝ているようだ。時々6時間といわず4時間で(ナポレオンのように)目が覚めることもある。その時は「ラジオ深夜便 心の時代」をうつらうつら聞いている。

近鉄電車に乗る楽しみ(1)

2007-10-14 | 生活描写と読書・観劇等の文化
私は32歳の時に京都から奈良に転勤となった。以来、近鉄電車に通勤で34年間も乗っている。それ以前の学生時代からも時々乗っているので、それも入れると45年以上、近鉄に乗っていることになる。近鉄は、昔は「奈良電」と言っていた。

京都駅から近鉄に乗ると、色々なことがあった。(1)40年ほど前では車両の中で喫煙しても良かった。今は特急の1号車のみである。床に吸殻が散乱していた。隔世の感がある。(2)30年ほど前に、変な小父さんを目撃した。京都と奈良の間には桃山御陵など天皇陵が多いのだが、その小父さんは御陵の近くに来ると直立不動で御陵に向かい最敬礼していた。「へーこういう人も未だいるのだ」と思った。最近はそういう人は見ない。(3)ある時、京都から最後尾の車両に外人さんが多いと気付いた。改札口から一番近いのが最後尾車両なので初めての外人さんは、そこに乗る傾向があるのだろう。そのことが分かった後は、英会話を楽しみたいときは最後尾に乗って外人さんの様子によって話しかけたりした。京都と奈良の間には色々有名なものー桃山城、宇治川、おぐら池、木津川、平城ニュータウン、平城宮跡等ーがあるので説明しやすい。まあ、最近は億劫でやめている。(続く)

赤福餅の日持ち、アロマ工業の瞬間湯沸かし器中毒、JR等の改札機事故等

2007-10-12 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今朝のNHKTV6時のニュースを見たら、国民生活の安全・安心にかかわる三つの事項が並んでいた。●伊勢の赤福餅の日持ちに関する問題・・・赤福餅は、餅の上に漉し餡をまぶした菓子で伊勢名物、創業300年の「赤福」により製造、近鉄沿線の関西・東海地方で主に販売されている。今まで、製造当日を含め2日間を賞味期限としていたが、製造したものを何日か低温保存してから「2日間」の賞味期限をつけて売っていたことが判明して、JAS法違反で農林水産省が立ち入り検査と言う。●アロマ工業の瞬間湯沸かし器中毒問題・・・アロマ工業のガス瞬間湯沸かし器によるガス中毒で21人が亡くなった。社長以下当初から製品欠陥に気づきながら使用停止、回収に踏み切りが遅れて犠牲者が増えた。社長は責任を取って辞任したが、このたび書類送検。●JR東日本や地下鉄等で、東京内外で自動改札機にまとまって電源が入らない事故。一斉に起こっている理由がよく分らない。知りたいものだが・・。今後も何処かで一斉に起こる可能性があるとしたら危機管理上問題だろう。

ジパング倶楽部で金沢往復切符を買う

2007-10-11 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今度、私は金沢へ、出身高校(金沢大学附属高校)の創立60周年記念集会のために行く予定で、今日、ジパング倶楽部のチケットでJRの金沢往復切符(乗車券と特急券)を買った。9500円程である。3割引なので普通に買うと1万5000円ほどになろう。5千円ほど割引になっている。これは、こたえられない。金沢では、私学共済の「兼六荘」に泊まろうかな、と思っているが、私学共済の健康保険証提示で1泊朝食付きで5500円とのこと、まあこちらも安いが、ジパング倶楽部のおかげで宿泊1泊分浮いたことになる。
ジパング倶楽部は年間20回チケットが使えるが、未だ5回ほどしか使っていない。完全リタイアになったら月2回位、1回につき100km以上JRに乗ろうかな。もうすぐ「鉄道の日」(10月14日)を迎えるなーと思いつつ。
(写真は、今度乗る「サンダー・バード」号)

ジパング倶楽部とは、「 年間費3,670円(税込)でJR全線の運賃・料金が最大3割引。男性65歳以上、女性60歳以上で、ご夫婦のどちらかが65歳以上なら夫婦揃って入会できます。二人で入れば、年会費は6,120円(税込)とさらにおトク。」となっている。私の場合、65歳を越えたので夫婦二人で入っている。妻の方が良く利用しているようだ。