生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2072 ・「安倍さまさま」の共産党――持ちつ持たれつの”自共対決”

2014-08-26 08:47:41 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2072(140826)をお届けします。

・「安倍さまさま」の共産党――持ちつ持たれつの”自共対決”

 共産党の党勢が急伸しているそうです。「5100人が新たに党員に加わった。『しんぶん赤旗』は1万2千部増えた」と、かくかくたる“戦果”が報告されました。今月8月3日に開かれた共産党の幹部会での報告です。

 世論調査での政党支持率でも、民主党に並ぶ勢いという結果が見られます。

 これは、安倍・自民党の暴走が余りにも酷く、「このままでは日本が危ない」と危機感を募らせる人が急増しているからです。「志位和夫・委員長は、安倍晋三の方に足を向けて寝られねえべ」と陰口をたたかれるほどです。

 安倍暴走車の前にたちはだかる野党が見あたらない。安倍政権の暴走に対する不満を充分に受け止めてくれる野党が見当たらない結果が、共産党を浮上させているといえます。

 この野党状況に対する最大の責任があるのは、言わずと知れた民主党ですよね。反動の極致とも言うべき安倍政権に対して、民主党は鋭い反撃を加えないどころか、自分が進むべき方向すら定かにできず、相変わらずもたもたと党内調整に手間取っています。

 その意味では共産党を利しているのは、自民党ばかりでなく民主党も大いに貢献しているわけです。自民、民主の二つの政党が共に共産党の党勢拡大に手を貸しているといわなければならない政治状況です。

 これは由々しきことです。この政治状況が固定化する可能性が強まっているからです。

 自民党にとっては、共産党が少数野党でとどまってくれている限り、安心です。むしろ、世論の不満を代弁してくれるいわゆる”ガス抜き”には、極めて都合がいい。

 共産党にしても、「オレは正しい」と、非妥協的正論を振り回していればいいのだから、万年野党は居心地がいい。

 そして国政選挙では、共産党が独自候補を立てて野党が分断されれば、小選挙区制の下では自民党にはもっけの幸いです。

 野党は、少数の政党が乱立し、勝手に「オレが、オレが」とごまめの争い。少数でも協力して「オリーブの木」を育てる気になればまだ展望は開けるのですが、その協力が……。

 かくして「安倍さまさま」の共産党がそこそこ勢いがあり、しかし政権は遠くて手が届かず、自民党の独走を許す役割を果たす。自共の奇妙な協力関係。

 こうした政治状況を許しているのも、最終的には私たち有権者です。有権者がきちんと声を上げないために、安倍政権は「オレたちがやることは、世論の支持を得ている」と広言する状態を許しています。

 今後もしばらく、自共の共闘政治が続くのでしょうか。

*お知らせ 

 私たち「生活フォーラム関西」は、生活の党の小沢一郎氏を大阪に招き、「小沢一郎が語る世界の中の日本と政権交代への道のり」をテーマに講演会を開きます。ぜひご参加のお申し込みをお願いします。要領は次の通りです。


 ・開催日時 : 913日(土)午後6時半から
 ・開催場所 : 北区区民センター(関西テレビ北隣り)

 ・アクセス : JR「天満駅」、地下鉄堺筋線「扇町駅」すぐ

 ・資料代 : 500
 ・申し込み先 : (メール) info@mei-getsu.com
                     Fax ) 06-6720-8051
        (Tel)     090-8467-8877(山岸)
  ・主 催 : 生活フォーラム関西
         (代表世話人・前衆院議員 渡辺義彦)



2071 ・誘拐された湯川遥菜という男は、政権側が使ってみた便利屋的偵察屋か

2014-08-25 09:59:56 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2071(140825)をお届けします。

・誘拐された湯川遥菜という男は、政権側が使ってみた便利屋的偵察屋か

 湯川遥菜という男に関するいぶかしいことの第一は、「自己責任」というそしりが出されないことです。

 イラクでボランティアの高遠菜穂子さんが拘束された1970年は、時の小泉政権の仕切り役、飯島勲という男が「自己責任論」を流布させるためにメディアに執拗に働きかけ、世論もそちらに流されたいきさつがありました。

 今回も、政権側にとってはやっかいな事案のはずですが、それにしては異様に静かです。菅官房長官の定例会見でも質問すら許さないようです。

 メディアへの対応はもっぱら、外務省まかせ。斉木昭隆という事務次官が一手に引き受けさせられ、外務省の玄関ロビーで記者のぶら下がりに応じて、お茶を濁しています。

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 菅官房長官は、湯川という男の扱いに頭を痛めているようです。湯川という人間が、安部信三・一派と考え方が極めて近いため、単に「軍事おたくのおっちょこちょい」とだけで済ませられない面がある。だから、「自己責任論」は抑えて、外務省があげて救出努力をする。テロ組織側と強力に交渉して救い出そうとする。

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 この救出作戦には、今後の安部政権の行動の布石が込められているという見方が増えつつあります。湯川と同じような考え方の人間は、武器を持って戦地に赴いてもよい、万一、拘束された時には、政府が全力を挙げて救出するという”前例”に仕立て上げようという布石です。

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 安部政権は、日本版NSAをつくり、世界の戦場の上方も積極的に集める方針です。そのための訓練をする必要があり、今後、湯川のような人間を数多く、危険地帯に送り込まなければならない。

 集団的自衛権を行使できるようにするということは、数多くの諜報活動を必要とすることであり、民間の「諜報会社」や「軍事おたく」を含め政府お抱えの”傭兵”が育成されることになるのでしょうか。



2071 ・誘拐された湯川遥菜という男は、政権側が使ってみた便利屋的偵察屋か

2014-08-25 09:59:56 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2071(140825)をお届けします。

・誘拐された湯川遥菜という男は、政権側が使ってみた便利屋的偵察屋か

 湯川遥菜という男に関するいぶかしいことの第一は、「自己責任」というそしりが出されないことです。

 イラクでボランティアの高遠菜穂子さんが拘束された1970年は、時の小泉政権の仕切り役、飯島勲という男が「自己責任論」を流布させるためにメディアに執拗に働きかけ、世論もそちらに流されたいきさつがありました。

 今回も、政権側にとってはやっかいな事案のはずですが、それにしては異様に静かです。菅官房長官の定例会見でも質問すら許さないようです。

 メディアへの対応はもっぱら、外務省まかせ。斉木昭隆という事務次官が一手に引き受けさせられ、外務省の玄関ロビーで記者のぶら下がりに応じて、お茶を濁しています。

c0315619_1610231 

 菅官房長官は、湯川という男の扱いに頭を痛めているようです。湯川という人間が、安部信三・一派と考え方が極めて近いため、単に「軍事おたくのおっちょこちょい」とだけで済ませられない面がある。だから、「自己責任論」は抑えて、外務省があげて救出努力をする。テロ組織側と強力に交渉して救い出そうとする。

c0315619_16103721

 この救出作戦には、今後の安部政権の行動の布石が込められているという見方が増えつつあります。湯川と同じような考え方の人間は、武器を持って戦地に赴いてもよい、万一、拘束された時には、政府が全力を挙げて救出するという”前例”に仕立て上げようという布石です。

c0315619_1611452

 安部政権は、日本版NSAをつくり、世界の戦場の上方も積極的に集める方針です。そのための訓練をする必要があり、今後、湯川のような人間を数多く、危険地帯に送り込まなければならない。

 集団的自衛権を行使できるようにするということは、数多くの諜報活動を必要とすることであり、民間の「諜報会社」や「軍事おたく」を含め政府お抱えの”傭兵”が育成されることになるのでしょうか。



2070 ・原発ゼロ1周年まであと23日――カウントダウン活動を広げよう

2014-08-24 08:03:43 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2070(140824)をお届けします。

・原発ゼロ1周年まであと23日――カウントダウン活動を広げよう

 「原発ゼロでここまでやってこれた」「これをずっと続けよう」と、原発ゼロ1年までカウントダウンをしている人たちがいることを、神奈川新聞が伝えていました。インターネット上に掲載された情報で教えてもらいました。

 昨年9月15日に関西電力の大飯4号が定期点検で運転停止したのを最後に、日本中の原発が全て止まりました。昨日8月23日まで342日間とまったままです。しかし、取り立てて何も不都合は起きっていません。

 原発ストップ1年達成まで、本日をいれてもあと23日。カウントダウン活動を全国に広げ、1年を達成した後も、さらなる「原発ゼロ2年」を目指してがんばりましょう。

 原発ムラの連中は、安倍という男を先頭に押し立てて、原発再稼働のためには何でもありです。安倍という男が、「日本の原発は世界一安全」とウソをつきました。首相の座に居座り続けるこのウソつき男が、東京オリンピック招致のスピーチで、「放射能は完全にブロックしている」とウソをついたことはよく知られています。

 ウソをついた上で、突破口として九州電力の川内原発(鹿児島)を再稼働させようと画策させています。原子力規制委員会の田中俊一・委員長は、「規制基準をクリアしたと認めた。安全と言ったわけではない」と無責任さです。

 原発の装置や機器類がいくら安全をめざしていても所詮、人間がやることです。必ずミスが起きます。その前に、地震列島の日本ではいつ想定外の大地震に見舞われるか分からない。にもかかわらず、いざ過酷事故が起きた場合の避難計画もまだ作成されていない。

 これほど多くの問題点が指摘されていても、しゃあしゃあと再稼働をめざす無神経さ。利益というカネのためには、人間の生命など無視。まさにカネの亡者が日本を牛耳ろうとしています。

 私たちは、自分の命は自分で守るほかない。そのためには、とりあえず原発の再稼働を止め続けることです。「日本のエネルギーはどうするのだ」という原発ムラからのキャンペーンには、「原発がなくても、現に1年やってきたではないか。原発ゼロ社会の実現こそ、これからの生きる道。命あってのものだね」と、覚悟を新たにしましょう。

 原発ゼロ社会の実現のためにも、最も邪魔になる安倍という男を政治の場から除去しましょう。

 


2069 ・籾井・NHK会長の辞任を同社退職者1370人が要求

2014-08-23 07:47:19 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2069(140823)をお届けします。

・籾井・NHK会長の辞任を同社退職者1370人が要求

 「NHK全国退職者有志」が8月21日、記者会見を開き、籾井勝人(もみい・かつと)会長の辞任あるいは罷免を求めました。NHK退職者の賛同者は1370人にのぼったそうです。

 この会見についてはあまり知られていないのではないでしょうか。しかし、大変意味があると思いますので、東京新聞が報じたところをネットにアップされたものから引用します。

 賛同者には専務理事や放送技術研究所所長、各地の放送局長を務めた元幹部などがいるそうです。元ディレクターの小中陽太郎さんは、「退職者は『恥ずかしい』という思いで共通している」。元プロデューサーの永田浩三さんは、「言論の自由のない現役職員の代わりに来た」と、NHKの現状を解説した、と報じました。

川村 肇さんの写真

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 退職者とはいえ、1300人を超える人が賛同したのだから、籾井会長にとっては大変なことでしょう。NHKは「一家意識」が強い組織であることを考慮すると、よほどのことでなければ「自分の親分」に弓を引くようなことはしない。

 その空気は、現役の中にもまん延していると想像できます。つまり、職員が忌避する人間がトップに居座っているわけです。こんな組織がいつまでも持つわけがありません。

 近い将来結論が出るのではないでしょうか。籾井という会長一派が勝つか、それとも職員の中にある良識派が籾井氏を追い出すか。もっとも、安倍という男の肝入りだから、粘りに粘って最後まで居座るでしょう。

 籾井という人間が自分の存在の正当性を示す証しとするのは、「受信料」の回復のはずです。受信料を拒否した視聴者のもとに、会長一派は「放送受信料払込用紙在沖」と表書きした支払い促進用紙を送りつけました。ボクのところにも、昨日8月22日に届きました。

 ボクは、もちろん不払いを継続します。籾井という男がNHKを去るまで、抗議の意思を込めて不払いを続けるつもりです。

 ボクは、本当は「みなさまのNHK」が必要だと思っています。自分たちが費用を負担してでも、良質の放送、言論機関を持つことは、私たちの民主主義を高めるうえで欠かせないツールだと思うのです。

 NHKはこれまで多くの問題を抱えながらも、かなり評価できる質を維持する努力がなされたといえそうです。

 もちろん、職員の不祥事が多発し、歴代会長の偏向も多々ありました。例えば、政治部記者時代に時の田中角栄首相と親交を結び、会長となってからは「自民党の代理店」とやゆされたシマゲジこと島桂次氏、政治部出身で人事権を武器に独裁して「エビジョンイル」とたてまつられた海老沢勝二氏など、枚挙にいとまがないことも事実です。

 しかし、今のモミモミ会長は、異次元の不適さを体現してきました。そうでなければ、過去にも政権寄りの会長が就任してきたけれど、いわば内部からこれほどの反抗はありませんでした。

 NHKが早く正常化され、ボクが受信料を払う気になれる体制になってほしいと思います。

 
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